図鑑データ
「秋月型防空駆逐艦「涼月」です。皆さんを……皆さんをいつまでもお護りできるよう、私……頑張ります。よろしくお願いします!」
概要
旧日本海軍の秋月型駆逐艦の3番艦である「涼月」をモデルとした艦娘。2017年度秋季イベント「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)」において、11月19日解放のE-4海域突破報酬として実装された。実装は東京ビッグサイトで開催された第肆回「艦これ」観艦式にて予告されており、この時点でデザインのみならず絵師とCVも公表されていた。
尚、モデルとなった駆逐艦涼月は終戦後、福岡県若松市(現北九州市若松区)において姉妹艦の冬月および桃型駆逐艦の柳と共に防波堤として利用されており、現在でも(コンクリートの護岸に完全に覆われてしまっているものの)撤去されずに残っているため、艦これ初の「船体が海没していない状態で国内に丸ごと現存する日本艦をモチーフとした艦娘」となる。今も彼女は日本を護り続けているのだ。
2017年10月30日から運営アイコンが順次「水着姿の秋月」→「水着姿の照月」→「水着姿の初月」と変化していったが、それぞれのアイコンに見切れる形で「水着姿の涼月」も映っているのが確認できた。どうやら2018年のカレンダーの書き下ろしイラストの様だが、なによりも4人揃っている1枚絵と言う事に秋月型の姉妹仲の良さと「涼月の圧倒的な胸部装甲」に話題が集まるなど、実装前の時点から既に涼月の人気は上がる一方だった。
例によって名前の似ている駆逐艦娘と間違えて解体などしないよう注意を。
容姿
セミロングの銀髪に青灰色の瞳が特徴。初月の黒インナーに対して、こちらは指先まで覆う白インナーを着用している。また秋月型制服の上からもう1枚上着を羽織っているのが確認できる。
駆逐艦娘の中でも大人びてる秋月型の中にあっても特に頭身が高く、彼女の方が秋月よりもお姉さんに見えてしまう提督もいるようだ。
ペンネントには姉妹と同じ「第六十一駆逐隊」と書かれているが「改」になるとペンネントの色は「白」になり史実通り「第四十一駆逐隊」に変わる。初霜改二や霞改二乙や朝霜改のように坊ノ岬沖組スタイル(鉢巻片足ニーソ)には変わらない。こちらは改二での変化に期待である。
中破すると盛大に服の前面が破け、腕や下半身の白インナーも吹飛び、背を向けて座りこんでしまう。これは2回の艦首断裂や坊ノ岬沖海戦時のダメージを表したものと思われる。
下着は良く見ると黒いものを履いているのが確認できるが、上は白インナーのみだったのか南半球が丸見えとなっている。
胸部装甲は潮や浜風級には届かないものの、実装済みの姉妹の中では首位を狙いうるボリューム。艦尾も肉付き・形ともに良好で、姉妹の中でひときわけしからん身体をしている。どうやら3番艦もスケベボディだったらしい。
帯同している長10cm砲ちゃんの目は星十字になっている所謂目がしいたけ状態。中破時は目が×印になり猫口になる。
性格
第肆回「艦これ」観艦式でイラストが先行公開されており、そのクールな外見と直ぐ下の妹である初月との兼ね合いから、クールな性格かと思われていたが、意外にも御淑やかで常に提督や艦隊の皆を「護る」と誓う健気な性格であった。
その落ち着いた雰囲気と声帯の妖精さんの声質も相まって秋月よりも長女らしく見える提督もちらほら。実際に彼女は秋月型全12隻中最も長命な艦でその影響なのかもしれない。
そんな「秋月」の事は「秋月姉さん」と呼び慕っているいる様子。
妹である「初月」や「冬月」の事は「お初さん」・「お冬さん」と古風な言い回しを使う。妹達の事を全員この様に呼んでいるとしたら、「春月」や「花月」は可愛らしいが「新月(にいつき)」は「おにいさん」となってしまわないだろうか?まして「霜月」なんか「おし・・・。
実装済みの姉妹で唯一「照月」の事には言及しないが史実で対面した事が無いからだろうか?それを言ったら史実で同じ駆逐隊にいた「若月」に触れないのも変だが・・・
「護る」という言葉の他に「戻ります」「帰ります」という言葉をよく口にするが、坊ノ岬沖海戦の際に通信が出来なくなり、捜索をしていた冬月を初め多くの仲間に心配をかけた為だと思われる。
放置ボイスや時報で菜園を作り、そこでカボチャや芋等を栽培している事が判明するが、之は史実で佐世保に帰投後、乗員が「農耕隊」と「漁労隊」に分かれて自給自足の生活をおくっていた影響だと思われる。
朝食はこの育てたカボチャの煮っころがしとカボチャのお味噌汁に麦飯。昼はふかし芋にお茶。夕飯はカボチャの煮っころがしにゴボウのお味噌汁に芋の炒め物。深夜は芋を使ったお茶菓子を振舞ってくれる。昼のふかし芋は後で初月にも振舞っている。秋月達の食生活も質素だったが輪をかけて質素で、とうとう牛缶もなくなり、タンパク源は0である。「漁労隊」の記憶や経験は引き継げなかったようだ・・・。萩風とは気があいそうだが・・・、
時報中で阿賀野や第十戦隊が登場するが、阿賀野が十戦隊所属だと言う事に触れる艦娘は始めてである。
時報中頻繁に「冬月」が登場するが、涼月が様子を見に行ってるのではなく、冬月の方から頻繁に様子を見に来ているようで、坊ノ岬沖からの帰投の際に見失い、連絡が取れずに一昼夜も待ち続けたのが余程こたえてる様だ。お陰で冬月にシスコン疑惑も出始めている。今は絶対に離れ離れにならない場所で一緒に日本を護ってくれているのだけど。
しかし未実装の冬月の名を呼ぶ為、いきなりいない艦の名を呼ぶ病を煩ってしまっている状態に。早期の実装を願うばかりである。
性能
- 無印時
火力:47、雷装:46、対空:102、耐久:21、装甲:29、運(初期値):27、装備スロット:3
初期装備:10cm高角砲+高射装置・13号対空電探・25mm三連装機銃
- 改(Lv55で改造可能)
火力:56、雷装:52、対空:116、耐久:38、装甲:55、運(初期値):37、装備スロット:3
初期装備:10cm高角砲+高射装置・13号対空電探改・25mm三連装機銃
初期からスロットが3つとも開放されているのも姉妹艦と共通。改で目を引くのが耐久の高さで、姉妹達の37を超え全駆逐艦最高値を更新。又運も高いが之は三度にわたり轟沈してもおかしくない損傷を受けながらも沈む事無く終戦を迎えたからだと思われるが、稼動状態では無かった為幸運艦には及ばなかった。なお改に改造可能になるレベルが現時点で駆逐艦最高のLv55で之は神風型のLv50を超え夕立の改二改造が可能なレベルである。
余談
- 涼月の竣工日は1942年12月29日で直ぐ下の妹である初月(こちらは舞鶴海軍工廠生まれ)と同日である。同じ関係にあるのが榛名&霧島や村雨&夕立等が上げられる。それを受けてなのか姉2人と違い両名とも色違いのインナーを着用し、制服や髪型を見比べると意図したように対比しているのが見て取れる。しずま氏から明言がない為憶測の域を出ないが、そういった点を意識してデザインしたのではないかと思えてならない。
- 涼月のイラストを見てみると右手がネームプレート(?)の上にあるためこう見えるとの声も・・・
おわかりいただけただろうか(下のリンクはwikiページに飛びます)
http://wikiwiki.jp/kancolle/?%CE%C3%B7%EE
関連タグ
秋月型:秋月(艦隊これくしょん)、照月(艦隊これくしょん)、初月(艦隊これくしょん)
第六十一駆逐隊:最初の所属駆逐隊。史実では残念ながら全艦健在で揃うことはかなわなかった。
第四十一駆逐隊:坊ノ岬沖海戦時の所属駆逐隊。海戦時は妹の冬月と2隻のみ駆逐隊だった。終戦後雪風(艦隊これくしょん)も所属していた。
坊ノ岬沖組:姉妹艦の冬月(艦これ未実装)と共に出撃し、満身創痍ながらも佐世保へ帰投した。
あきづき型護衛艦(海上自衛隊):同型の3番艦が、涼月の名を継ぎ2代目「すずつき」(DD-117)を名乗る。初代と同じく三菱重工長崎造船所生まれ。
防空埋護姫:第四海域「スリガオ海峡沖」の後半戦力ゲージの旗艦にしてレイテ沖海戦(前篇)のラスボス。