概要
辻褄が合わない事。
由来は「どんな盾でも破る矛」と「どんな矛も通さない盾」を商人が同時に売っていたという物語で、それに疑問を感じた客が「その矛で盾を突いたらどうなるか」と質問したのである。
出典は韓非子。
元々は「古代の聖人による統治は否のつけどころの無いほどすばらしかった!」と主張する儒者に「否のつけどころの無いほどの統治だったはずなのに現在までそれが続いてないとか論理が破綻してるじゃねえか。古代の聖人を悪く言うわけじゃねえけど、それはお前の理想を古代の聖人に押し付けてるだけだろ」という事を上述の逸話で皮肉ったとされている。
近年では矛盾そのものをネタにしたり、一見辻褄が合わなくても別の視点から捉えると割と意味としては通じていたりするなど、派生ネタがちらほら見られる。
矛盾の例
『稀によくある』
『自衛隊は戦力ではありません』
『クレタ島の人はみんなうそつきだと言ったクレタ島民』
『自分で髭を剃れる人は床屋で髭剃りを頼むなと言った床屋さん』
『システムこそ継承してはいるがタイトルの由来となるゲームは実際には最初の章だけ』
『ジュウレンジャーなのに実際には戦士の数は6人、メカニックをカウントしても7体しかない』
『キュウレンジャーなのに10人目の戦士が登場』
『ナンバリングだけで15作、関連作品を含めると数えきれないほどある「最後の幻想」』
『魔法(物理)』