- 英語で五角形のこと。→五角形
- アメリカ国防総省。もしくは国防総省の庁舎(上空からみると五角形の形になっている)。
- 日本のヴィジュアル系ロックバンド。
- ゆでたまごの漫画『キン肉マン』および『キン肉マンⅡ世』に登場する超人。本項で解説。
概要
CV:戸谷公次(第21回超人オリンピック)、田中秀幸(夢の超人タッグ編および超人大全集)
テリーマン・スペシャルマンと同じくアメリカ合衆国を代表する正義超人。
曲者ぞろいの超人の中では温厚で純粋な性格の持ち主。
超人強度は70万とさほど高い数字ではないが、背中の翼を使って自由自在に宙を舞う空中殺法も得意としている。また、限定的ながら時間・空間を操る「クロノスチェンジ」という、使い方によっては全超人の中でもチートレベルの能力の持ち主でもある。
因みに、各大会でアメリカ代表として参戦こそするものの、彼もまたキン肉マンと同様に別の星からやってきた宇宙超人である。従兄弟の関係であるブラックホールとは、正義と悪魔の垣根を越えてタッグチーム『四次元殺法コンビ』を結成している。タッグ戦ではパートナーのブラックホールの能力「四次元交差」と相俟って極めてトリッキーな戦いをみせる。
『キン肉マンⅡ世』では、ヘラクレスファクトリー教官に就任。第22回超人オリンピックにて万太郎vsケビンマスクの決勝戦の立会人の一人を務めた。
得意技は「スペースファルコン」「スペースシャトル」「ストップ・ザ・タイム」等。
その名前や宇宙関連の技名など、由来は前述のアメリカ国防総省とされる。
容姿
ほぼ白一色の身体に顔には星(五芒星)のマーク、背中に翼という極めてシンプルな外見をしている。顔面の星は、前述の「クロノスチェンジ」のトリガーとなっており、その星を手動で回転させることで時間を停止させたり、空間を自在に操ることが出来る。忘れられがちだが首筋から角のような突起が生えており(劇中でも度々書き忘れられる)、腕に赤いラインが存在する場合としない場合が存在する。一部のデザインでは、ブラックホールと同じ赤いレスリングパンツを穿いていることも。
なお、顔は星が描かれているのみで目・口・鼻・耳といった顔の器官は不明瞭である。そのため表情すらもわからないが、年齢については初登場時点で17歳とのこと。また、作中世界では女性ファンが多くモテるらしい。
タッグパートナーのブラックホールと並んだ際の白と黒による対照的なカラーリングと統一感のあるシルエットなどから根強いファンが存在する。
活躍
第21回超人オリンピック
この大会が初登場。超人オリンピック ザ・ビッグファイトにアメリカ代表選手として出場。同じくアメリカ代表のテリーマンが予選で脱落したのを他所に無事予選を突破し決勝トーナメントに進出。組み合わせ抽選ではAブロックのシード権を得た。
(なお、アニメ版ではこの抽選会の際、人間大砲で空を舞って入場するパフォーマンスを見せた。)
トーナメント本戦では、ティーパックマンを破り勝ち上がってきたソ連代表のウォーズマンと対戦。その際ウォーズマンに健闘の握手を求めるが、受けてもらえなかった。
「米・ソの超人大戦」と称されたこの試合ではペンタゴンが空中殺法で闘いを優位に進め、フライング・ソーセージでとどめに入るが、突如飛び上がったウォーズマンにより翼を千切られ、顔面をベアークローで引き裂かれ敗北。何とか一命は取り留めたが、その後ウォーズマンの残虐行為を許す超人オリンピックに失望したらしく、「荷物をまとめて退散」と言っていた。
なお、千切られた翼は後にキン肉マンの入場用コスチュームとして廃品利用されている。
悪魔超人襲来編
7人の悪魔超人編では、キン肉マン対ブラックホール戦を観客席でスペシャルマンたちと観戦。キン肉マンの試合を見守り、「できれば代わってやりたい」と語っている。なお、このときはブラックホールとの血縁関係が設定されていなかったのか、特に彼に対する言及はなかった。
黄金のマスク編では、他の正義超人たち共々後楽園球場で超人体力測定を受けていたが、悪魔六騎士に黄金のマスクが強奪されたことによりパワーを失い、生命維持装置に入った。
夢の超人タッグ編
従兄弟であるブラックホールとタッグを組んで四次元殺法コンビを結成。
正義超人委員会から宇宙超人タッグ・トーナメント出場の推薦を受ける。作中では描かれていないが、銀河系超人タッグタイトルをスカイマン&カレクック組から奪取している。
トーナメントでは1回戦でマッスル・ブラザーズ(キン肉マン&キン肉マングレート組)と対戦。当初、タッグ戦に不慣れで諍いをみせていたキン肉マンたちに勝機を見出し、ブラックホールの4次元殺法と自身のクロノス・チェンジで攻め立て翻弄するも、仕掛けを見破ったキン肉マンと、四次元から脱出したキン肉マングレートに形勢を逆転され、最後は彼らの初のツープラトン「マッスルドッキング」を受け敗退。
キン肉星王位争奪編
一時的に死亡しており王位争奪戦一回戦の時点では超人墓場で浮遊していたが、決勝時に復活。ネプチューンマンのメッセージに感動し全世界の正義超人と合流。
キン肉マンの応援に大阪城に駆けつけ、瀕死のキン肉マンにエールを送った。
完璧超人始祖編
2011年からWeb連載で再開された新シリーズでは、正義・悪魔・完璧超人による三つ巴の戦いが展開される。ペンタゴン自身はそんなことは露知らず、別の惑星でバカンスしていたらしいが、ブラックホールが完璧超人ジャック・チーとの戦いで窮地に陥った際、「光さえも吸い込む至高のブラックホール」によって彼の生み出した異空間へ吸い込まれ、そこで初めて地球の現状と相棒の危機を知ることとなる。
ブラックホールの内部である異空間から彼の精神に直接声をかけ、正義・悪魔というイデオロギーにとらわれることなくエールを送りつつ「勝つためには手段を選ばないのが悪魔」というブラックホール自身の言葉から、彼に一つの奇策を提案する。
再びジャック・チーと向かい合ったブラックホールは「四次元エレメント交差」なる能力を発動。顔の穴からブラックホールの身体が裏返るようにして変形し、ペンタゴンの姿へと変貌する。…当然これはペンタゴン本人であるのだが、観客たちからはまさにブラックホールがペンタゴンに変身したように写った。
上手く入れ替わりに成功したペンタゴンは、相棒の受けた借りを返さんとばかりに得意技のオンパレードで一気呵成に攻め立て、さらに「クロノスチェンジ」でジャック・チーの「フォーセットクラッシャー」を返してみせる。最後は空中でブラックホールの必殺技「フォーディメンションキル」の体勢に極めたところで再び彼に主導権を譲り、相棒の勝利に多大な貢献を果たした。試合の直後、ブラックホールの頭上の空から白い羽根がヒラリと落ち、人知れず飛び去ったことを察したのか、ブラックは天高く指を掲げる姿を見せた。