概要
『ビーストウォーズ』序盤で地上に落下した、ビースト戦士のプロトフォームがホワイトタイガーをスキャンして誕生した戦士。
落下した場所の関係で、寒さに強く極地偵察員を務める。隠密(ステルス)機能を持ち、相手に察知されず行動する事ができる。
ビーストとしての性質が強く出た結果、エネルゴンへの適応力が強く、普段は外の自然の中で生活していた。
侍の様な言葉使いで話し、語尾は「~ござる」。自然を愛し、ロボットモードで戦うより、ビーストモードで野山を駆け巡る暮らしに安らぎを感じている。
その為、基地に留まらず単独行動が好きで、よく思い出話をする。無印18話で本人いわく「基地は性に合わない」。
また、故郷であるセイバートロン星に帰れるかもしれなくなった時は自然が残っているのかを気にしていた。
同じサイバトロン戦士であるエアラザーとは戦いの中で絆を深め、兄弟のような仲になっていく…のだが、話が進むにつれて描写が恋人のようになっていき、BLのような関係になってしまった。これは元となった海外版でのエアラザーが女性という設定の名残である。
続編『メタルス』では、自然の中で暮す習慣のためにメタルス化(状態変化の一つ)が起きなかった。その序盤でエアラザーと共に行方不明となる。その後しばらくして正真正銘一つになって帰ってきた。詳しくは下記のタイガーファルコンを参照。
チータスには「ござるおじさん」と呼ばれているが気にしていない。スコルポスを氷付けにした時に「若者よ、口のききかたに気をつけるべし」と言っているシーンがあるのでむしろ自分は年上だと思っているのかもしれない。(ちなみに直前にスコルポスから「お父さん」と呼ばれた)。
ただ、年齢やタイガトロンの誕生経緯を考慮すると、タイガトロンはチータスやスコルポスよりかなり年下なのだが…。
漫画版メタルス
今木商事氏による漫画版では何故か記憶喪失になっており、アニメ版だと普通に銃を使っていたが今回の武器は刀。
虎模様のマント常備。この記憶喪失が原因でタランスに利用される、結果的に恋仲だったエアラザーを死なせてしまう、死のうとしても死ねなかったなど、悲惨な目に遭っている。
また下記のタイガーファルコンの誕生経緯についてもアニメ版と全く異なっている。
タイガーファルコン
『メタルス』の終盤で太古の地球を管理していたエイリアンが、誘拐していたタイガトロンとエアラザーのボディを合体させた戦士。ほとんどタイガトロンの人格が反映されている。
原題での名前はタイガーホーク(Tigerhawk)。なお本来、ホーク(hawk)とは鷹という意味だが、隼を含む猛禽類の総称を表す言葉でもある。
メタルス2でありながらも、フューザー戦士と同様に虎とハヤブサが混合したビースト戦士でもある。
竜巻や雷といった自然の力を自由に操り、恐ろしいほどの強さを誇る。おそらく全ビースト戦士の中で最強。
初登場時はデストロンの基地を破壊し、単身でデストロン戦士を全滅させ、ドラゴンメガトロンをも破り、圧倒的な強さを見せつけた。
当初はエイリアンが操り、メガトロンを始末しようとしたが、タランスに捕らえられてしまう。
後に体を追いかけてきたタイガトロンとエアラザーのスパークが乗り移りサイバトロン戦士として復帰。
2人の愛が1つになった瞬間である。
漫画ではエアラザーの占める領域が強く、顔もほぼエアラザー。4本の剣でエレメンタルパワーを操り、ドラゴンメガトロンが繰り出す不死身の兵士たちを全滅させた。
口癖は「〜ござるでしょう」。一度だけエアラザーの口癖、「ハイヤー」を使ったことがある。
その後はコンボイ達と一緒に行動、最期はメガトロンが操る戦艦に単身立ち向かい、砲撃を受け戦死。たった3話の出番であった。
この出番の少なさには本人も驚愕している。
「えっ・・・、これで終わり・・・」
リミックスでは
出番を増やすために復活して出演。
やっぱり出番が少ないことを気にしていた。しかしここでも出番が少ない。
ものまね合戦でも出番がなく絶句していた(因みにシルバーボルトも出番がないが、触れられていない)。
EDでも出番の少なさを気にしており、視聴者から忘れられないようにとアピールしている。
レジェンズ
イラストに描かれている「眼鏡とネクタイを付けた小動物」が彼である。本作では歴代の『トランスフォーマー』シリーズが全て劇中劇扱いなので、設定上はアニメや漫画とは別人である。
美少女キャラが大好きな典型的萌えオタク。TFの玩具は『バイナルテックアスタリスク』、『キスぷれ』、『GT』を集めていた(いずれも美少女フィギュアが付属)。
『ビーストウォーズ』の話が出来る人(本作では劇中劇)を職場で探していたラットルに、自分なら語れると近づいた。
しかし口を開けば上の3作を挙げたので、ラットルが改めて話が出来るか問うと、「とある女の子ロボの胸部パーツを外したら、ブラジャーみたいな造形で興奮した」などと浮かれる始末。ラットルは怒り心頭かと思いきや、ツッコミをいれつつ「でもちょっと嬉しい」とまんざらでもない様子であった。
「LG11 クロミア」と「LG19 スプラング」では彼が主役で、ウーマンサイバトロンをはじめ歴代女性キャラクターが集結する絵は圧巻の一言。
「LG57 オクトーン」では三度スポットが当たり、オクトーンとは美少女好きで意気投合しており「かわい子ちゃんのビデオ計画会議」などという、いかがわしい会話を始めるほど。
なお、ウィンドブレードの居候先で、彼女からお兄ちゃんと呼ばれている。