概要
過去に発売されたミニ四駆モデルを最新鋭の技術を使って改良したハイエンドモデルの事。
オリジナル(当時)が税抜き600円だったのに対し、こちらは税抜き1000~1100円で展開される。
かつては手頃なオリジナル、ガチ勢・見た目重視用のプレミアムという棲み分けが出来ていたのだが、2015年の価格改定によりオリジナルの方も780円まで値上がりし値段の差が狭まってしまったため、現在ではよほどのことがない限りはプレミアムの方を買う方が推奨される。
オリジナルになったマシンの中には事実上の絶版となっているナンバリングもあるため、現在ではプレミアムだけが原価で入手可能というケースもある(リバティーエンペラーなど)。
シューティングスターやバーニング・サンのようにプレミアムの概念が登場する前にMSシャーシ用にリメイクされたモデルがあるためプレミアム化を見送られたものや、プロトエンペラーのようにプレミアム化されて初めて一般販売になったという例もある。
またオリジナルのシャーシの規格でないとボディが載せられず、後述のスーパー2、AR、FM-Aの規格が使用できないマシンもプレミアム化は見送られる傾向が強い(スピンアックス、ネオトライダガーZMC、ブーメラン10など)。
かつてはその構造上ボディの強度に大いに問題のあったリアルミニ四駆のカテゴリーのマシンやフロントモーターのようなマイナーな駆動を持つマシンはそれだけでプレミアム化を見送られていたが、2016年にリアルミニ四駆のボディを走行モデル用に大胆に金型を改修したり、2017年に21年ぶりの最新鋭のFMシャーシFM-Aが誕生したりしたことでこれらのマシンのプレミアム化にも積極的になっている。
プレミアムは基本的には一般販売だが、人気が控えめな作品原作のマシンやマイナーチェンジ版マシンはミニ四駆特別企画(数量限定モデル)にされやすい(「○○スペシャル」など元から限定品として売るために作られた特別モデル除く)。幸いその手のマシンが即座に売り切れることは稀ではあるものの、リバティーエンペラー(一次出荷時)のように限定品でも即座に完売するマシンも存在するので見つけ次第早めに確保しておいたほうが良い。
オリジナルとの違い
まずシャーシを最新鋭の同規格のものに変更。スーパー1専用のマシンはスーパー2に、スーパーTZ専用はARに、スーパーFM専用はFM-Aに載せ替えられて販売される。かつては別売りだった超速ギヤも当然このシリーズではデフォルトで付属している。
基本的にこの3つのシャーシがメインだが、例外としてスーパードラゴン、サンダードラゴン、セイントドラゴン、ファイヤードラゴンの4台はVSシャーシへ載せ替えられてプレミアム化されている。
ボディの素材もABS樹脂製の剛性の強いものに変更される。基本金型はオリジナルそのままだが、規格に応じてプレミアム用に修正が加えられることもある。
そしてステッカーも紙製のものから、メタリック調のホイルシールのものとなった。シールで再現されるマシンの模様も原作準拠の細かいデザインに変えられる事が多い。ほとんどのモデルがオリジナルよりもシール補完可能な箇所が追加されており、ボディの部分塗装をする必要がほぼなくなっている。
ちなみに第二次ミニ四駆ブーム世代には馴染みのないノーマルモーターもデフォルトで付属している(この世代に発売されたミニ四駆はモーターが別売である)。そのため、「(ノーマル)モーターいらないからその分の値段を安くしてくれ」と思う世代も少なからずいたりする。
またプレミアム版の多くはシャーシ本体やAパーツに通常とは異なる色の樹脂で成形されたものを使用しているため、そのマシンに興味がなくてもパーツ取りのためだけにプレミアムが買われることもしばしば。
プレミアム一覧
※VSシャーシ…VS スーパー2シャーシ…S2 ARシャーシ…AR FM-Aシャーシ…FMA
一般販売
スーパードラゴン VS
サンダードラゴン VS
セイントドラゴン VS
ファイヤードラゴン VS
マグナムセイバー S2
ソニックセイバー S2
トライダガーX S2
ビクトリーマグナム S2
バンガードソニック S2
ビークスパイダー S2
ブロッケンギガント FMA
レイスティンガー S2
サイクロンマグナム AR
ハリケーンソニック AR
スピンコブラ S2
プロトセイバーEVO AR
シャイニングスコーピオン S2
ディオスパーダ AR
ベルクカイザー S2
ガンブラスターXTO FMA
ビートマグナム AR
バスターソニック AR
数量限定発売
プロトエンペラーZX S2
リバティーエンペラーブラックスペシャル S2
ビッグ・バン・ゴースト S2
アストロブーメラン クリヤーブラックスペシャル S2
ファイターマグナムVFX S2
ブラックセイバー S2