ドラゴン・ゾディアーツ
どらごんぞでぃあーつ
「打倒・仮面ライダー!そそるぜぇ」
スーツアクター:藤井祐伍
詳細
我望光明による粛清の危機に恐怖した速水公平が恨み重なるフォーゼ&メテオの抹殺及びメテオの正体を暴くことを目的として送り込んだ龍座の下級ゾディアーツ。
剛腕によって投げつける鉄球を武器とする。
また金属質の身体は鉄壁の防御力を持ち、並大抵の物理攻撃は効かず(但し自らの鉄球を跳ね返された時は効いていた)、電気や熱などの防御無視攻撃であっても逆にエネルギーを溜めて両腕から跳ね返してしまうなど、戦闘力の高さはホロスコープスにも劣らない(ヴァルゴ・ゾディアーツは「現時点でホロスコープス級だ」と称賛し、速水は新たなホロスコープス候補としても期待していた)。
平成ライダーではお約束の「とにかく固い」「パワー重視」の剛力系統の怪人であるが、フォーゼではこのドラゴンで初登場となる。
外見
身長237㎝、体重229㎏と滅茶苦茶重い。
銀一色の身体に龍座の黄色いコア(星座の原型を縮めたような形状)がある。
名前の意図は両腕が赤い龍の頭部になっている所と鱗が見られる程度で、鱗状の身体は猛禽類のようにも見える。また能力や顔の外見は、龍というより亀に近い。
余談
第19-20話が放送された2012年は辰年である。但し公式によると、狙ったものではないらしい。
正体発覚まで言葉を発さない事が多いゾディアーツでは珍しくよくしゃべる。
主人公ライダーの中間フォームの強さを表す為に一般怪人であるが強大な戦闘力を持つのは、『w』のアームズ・ドーパントや『オーズ』のライオンクラゲヤミーにも見られる。
正体と最期
※第20話以降のネタバレを含む為、閲覧には注意
スイッチャーは、他人に対して常に高圧的な態度をとる陸上部部長・野本仁。
大文字先輩とも面識が在る模様。
その為、やたらと陸上競技の単語を口にする癖がある。
鉄球による攻撃もスイッチャーが陸上競技を得意としている事でゾディアーツの力が進化したものと見られる。
ただし、スイッチを手にした動機は明かされていない。
19話の時点では正体を明かさなかったが、速水がヴァルゴとの会話でドラゴンを「彼」と言っていたのでこの時点で正体がわかった視聴者も多かったのではないだろうか。
戦闘中に新アイテム・NSマグフォンを紛失したフォーゼとメテオの同時リミットブレイクも凌いで撤退。その後、後輩の江川留美を問い詰めている(自分ではなく賢吾のアドバイスで彼女の記録が伸びた為)所を咎めた隼をメテオと思い込んでラストワンになったスイッチで変身。
ライダー2人を圧倒するも、エレキスイッチを借りたメテオと戦っている間に仮面ライダー部が発見したNSマグフォンを賢吾が調整し、フォーゼはマグネットステイツに変身。
砲撃(何故か効いていた)と磁力による鉄球跳ね返しで追い詰められ、最期はリミットブレイク・ライダー超電磁ボンバーを受けて身体をグシャグシャに潰され倒された(スイッチも切られて消滅)。
我望と速水の会話によると病院送りになったようである。
その後無事に退院して25話で再登場。以前より性格が丸くなっていた。
同話ではドラゴンが再登場し、天高を襲撃するが、これはプロムを潰そうとするコーマ・ゾディアーツの分身であった。
能力は同じだが元がコーマの髪の毛の為、以前は通じたマグネットステイツによる攻撃は効かなかった。それでもマグネットキャノンを直接ぶつける事で撃破したが、残った髪の毛はコーマの元に戻った。
その他
スイッチャーの名前の由来は恐らく放送当時中日ドラゴンズの外野手だった野本圭選手もしくは仮面ライダー第13話の登場人物・野本健(ショッカー怪人・トカゲロンの人間態)から採られたと思われる。ちなみに、とかげ座という星座も実在するが、爬虫類勢はすでにカメレオンが登場しているため、登場せず…
ボールを武器にする(投げるか、蹴るかの違いはあるが)というのもトカゲロンのオマージュ。
余談だが後輩の江川留美の名前も初代仮面ライダーのヒロイン・緑川ルリ子が由来。両腕の手甲は『ロードス島戦記』に登場するシューティングスターのオマージュ。
また、偶然だろうが声と人間態を演じた俳優の名前は「安藤龍」である。
それと、色や背中が若干クロコダイルオルフェノクに似ている。
もしかしたら裏モチーフだったりするかもしれない。デザイナーの麻宮氏曰くドラゴンオルフェノクにも似ているらしい。
また、てんびん座の弟子が龍座、というところにこれを思い出す人もいただろう。
なお『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』では蓮華座武神鎧武が量産した人造怪人として登場。最後はビーストハイパーのシューティングミラージュで爆死した。