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F-22の編集履歴

2020-05-13 17:48:31 バージョン

F-22

えふにじゅうに

ロッキード・マーチン社が開発し、アメリカ空軍がF-15戦闘機の後継機として採用したステルス戦闘機。 愛称はラプター。

猛禽類を意味するラプターの愛称を持つ。


概要

Su-27等に対抗しうるF-15の後継機を開発する先進戦術戦闘機計画ATF(Advanced Tactical Fighter)計画においてノースロップ・グラマン社のYF-23とのトライアルに勝利したロッキード・マーチン社のYF-22をベースに開発された機体。

開発コンセプトは「ソ連上空における航空優勢の確保」。

空対空ミサイルをステルス性や電波妨害で無効化し、誤魔化しの利かない対空砲は高高度飛行と高速巡行でぶっちぎり、奥深くへと侵入してミグやフランカーを叩き落して爆撃機の露払いを務める、というもの。

特徴は「先制発見」「先制攻撃」「先制撃墜」にあるとされ、とにかく相手より早くを大切にしている。

極めて高いステルス性・高性能レーダーの搭載・揚力変更ノズル・大推力エンジン搭載・スーパークルーズ・高高度での高い旋回能力を持ち、元々空戦能力が高かったF-15を凌ぐ空戦能力を獲得した「ぼくのかんがえたさいきょうせんとうき」を地で行く機体。


弱点はその途方もない運用コスト(従来機に比べ機体価格も高いが維持費がべらぼうに高い)と、空対空性能に特化しているために汎用性に乏しい(一応誘導爆弾を搭載して爆撃もできるが)事である。ステルス性を高めるべく特殊塗料を使っていたり、キャノピー部分に金を蒸着コーティングしている為、維持費がかかるのは仕方がないのだろう。


本来は750機が配備される予定だったが機体定数削減やアメリカ連邦議会の反対で同盟国向けの輸出もできず、機体単価はどんどん上昇し1機当たり300億円とも言われている。

あまりの価格高騰で187機で打ち切られてしまった。


その為、F-22の天敵は仮想敵国としているロシアSu-27でもPAK-FAでもなく、アメリカ合衆国連邦議会とさえ言われている。



ステルス性を維持すべくミサイルや爆弾等の兵器は機体内部のウェポンベイに格納されるが、ステルス性が必要とされない場合は翼下にパイロンを取り付け、増槽やミサイルを携行可能。

平時のフェリー飛行などではレーダーに映らないと逆に危ないので、レーダー用のリフレクタや増槽のようにレーダーに映りやすくする装備を搭載して飛行する。


登場当初の模擬空戦は連戦連勝。F-15、F-16F/A-18等の米軍主力機をフルボッコにし、数少ない旧式機の勝利は、規則破りで空域に侵入しての不意打ち(EA-18G)や、山のようなハンデを積み重ねたうえでBVR禁止のドッグファイト(T-38、EF2000)など。

仮想敵飛行隊アグレッサーの隊長ですら「対抗する術はない」と言うほど。


あまりに空戦に強過ぎるという事で、ロッキード・マーティンは"Air Dominance Fighter"=航空支配戦闘機を自称した。


しかし、冷戦下、ソ連に対抗するため最強の制空戦闘機として開発されたはいいものの、出来上がった頃には冷戦も終わってゲリラテロリスト相手の非対称戦の時代となり、性能に見合う相手がいなくなってしまったという、ある意味悲しい運命を背負ってしまった戦闘機でもある。海軍仕様の空母搭載型ラプターも計画されていたようだが、諸事情あって中止、暫定爆撃プラットフォームとして考案されていた戦闘爆撃機型のFB-22も現在は実質開発中止状態となっており、そもそもF-22自体もオバマ政権で生産停止を余儀なくされるなど、扱いは結構不憫。


長らく実戦を経験する事は無かったが、2014年9月、シリアでようやく最初の実戦に投入された。しかし、その任務はF-22の花形である制空戦闘ではなく、誘導爆弾による対地攻撃だった。


pixivにおいて

pixiv上では、そんなF-22の強さを印象付ける事になったゲームソフト、『エースコンバット04』に関連したイラストを多く見る事ができる。

同じくグリフィス1やアンタレス、ビショップもこの機体でパッケージを飾るが、pixivであまり見られないのは単機で一個飛行隊に匹敵する作戦遂行能力を持つといったインパクトが無いからだろうか。


日本では

航空自衛隊の次期主力戦闘機として最大の候補であったが、先述のアメリカ議会の反対により計画はボツになってしまった。(後に次期主力戦闘機はF-35に決定)

現在は普天間基地嘉手納基地など日本国内の米軍基地に時々姿を見せることがある。



創作物では

変型までこなす他、らぷたんという名前で擬人化もされている。


初代『エースコンバット』の白地に赤青のフェニックス塗装の機体は原型機であるYF-22である。また、『エースコンバット3 エレクトロスフィア』では本機をベースにしたF-22C ラプターIIという架空機が登場し、ゼネラルリソースのエースパイロットであるアビサル・ディジョンの専用機まで存在する。


実家であるアメリカでは、ハリウッド映画でアル中社長と空中衝突したり、例の愚か者の子孫にスキャンされたり、未来の世界で本機を差し置いてA-10が生き残ってたり、KAIJUに握り潰される出オチ担当になったり。


関連イラスト

出撃準備AC04-10th .2

こっちのエースはやつらより速い!陽炎



関連タグ

飛行機 航空機 軍用機 戦闘機 第5世代ジェット戦闘機

ステルス ラプター

メビウス1 スタースクリーム

スピード・オブ・ヒート - ジュリー・ジルー作曲の吹奏楽曲。F-22がモチーフとなっている。

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