データ
進化
スナヘビ→サダイジャ(Lv36)
概要
スナヘビの進化形。首を覆う大きな砂袋とバネ状に巻いた塒により、まるで大きなコロネパンのようなシルエットをしている。
名前の由来は砂(さ)+大蛇とされている。決してダサイジャではない。
主に砂漠地帯に生息し、体に砂を貯める砂袋を持つ。この砂袋は頭部を守る役目があるほか、100kgもの砂を凝縮して蓄えることができる。しかも分厚く優れた伸縮性があり、アイアントの牙すら通さないほど丈夫。
戦闘になると、大きな鼻の穴から鋭い砂利交じりの危険な砂を激しく噴射して攻撃し、相手を最悪裂傷に陥れる。前述のバネのような塒の巻き方は、砂を効率よく発射する為のものであり、スプリングアクションで勢いを付けて遠くの敵に飛ばすという狙いもあるのだろう。
砂が溜まっている間は強気ではあるが、砂袋が空になったり、砂が無い地域ではメイン武装を無くすに等しいらしく、急に弱気になってしまう。元来の表情が気怠げという事もあり、戦いは好んでしなさそうなタイプなのかもしれない。
ヘビ系ポケモンの例に洩れず、タマゴグループが陸上の他にドラゴンも含まれている為か、ドラゴンジムリーダーであるキバナの手持ちにも入っている。
モチーフはアナコンダと思われる(英語名が"Sandaconda"なのでそこから確認が取れる)が、キョダイマックスした姿や砂漠に住むという性質からサイドワインダーなどの要素もあると思われる。
ヘビなだけにアイアントの巣を襲うという生態には違和感を覚える人も多かっただろうが、実は蟻の巣に侵入するヘビは実在し、テキサスホソメクラヘビという種がそれに該当。乾燥帯に生息し、化学物質を放って蟻を回避するという習性を持ったヘビである。
キョダイマックス
タイプ | じめん |
---|---|
高さ | 22.0m~ |
重さ | ???.?kg |
すなへびポケモン・サダイジャがキョダイマックスした姿。
鼻の穴がより膨らんで大砲の様になった上、体も更に長くなって逆方向にとぐろを巻いた姿になる。その姿は巨大な竜巻そのもので、体の周りで回る砂の量はなんと100万トンだという。さながら砂嵐を纏ったベイブレードのようでもある。
その体を高速回転させることにより、纏った鋭利な砂の回転速度をさらにアップさせ、高層ビルすら粉々にするほどにまで破壊力を高める。こんなのに人間がぶつかろうものなら、痛いどころか身体が吹き飛ぶ事請け合いである。
専用のキョダイマックス技はじめんタイプの技が変化する「キョダイサジン」。
ダメージに加え、相手をすなじごくに捕らえ拘束しつつスリップダメージを与える追加効果があるので、がんじょうやきあいのタスキ等によってHPを1だけ残して耐えてくる相手でも倒し切る事が可能。
ゲームにおける性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 |
---|---|---|---|---|---|---|
72 | 107 | 125 | 65 | 70 | 71 | 510 |
防御がかなり高く特攻は低め、攻撃がやや高めで総合的な能力値は高め。
サダイジャ系統の固有特性の「すなはき」は攻撃でダメージを受けた時にすなあらしを発生させる特性。接触・非接触に関わらず発動できる。
同じすなあらしを発生させる特性の「すなおこし」とは違い、攻撃を受けた後に発動し、何度でも発動するという特徴がある。相手がいくら天候を変化させようとも、攻撃さえ食らえば簡単にすなあらしに塗り替えられるため、天候の上書き合戦には滅法強い。
発動タイミングが攻撃でダメージを受けた後なので、ダイマックス技の追加効果による天候変化も、発動直後にすなあらしで塗り潰せる。
その他の特性は「だっぴ」と「すながくれ(隠れ特性)」で、それぞれ自身の覚える強力な積み技の「とぐろをまく」や「ちいさくなる」との相性が良い。
また、先述の2つの積み技以外にも、有用な変化技「へびにらみ」・「てっぺき」・「ステルスロック」等を覚え、特にへびにらみは自身の71という少し遅いくらいの素早さを大きく補う事が可能。具体的には、ドラパルトやアギルダーといったかなり早い相手であっても努力値の振り方次第で先手を奪う事が出来るようになる。他に、てっぺきは自身の高い防御を生かしたボディプレス戦法のお供に、ステルスロックは汎用的な削り技として役立つ。但しステルスロックに関しては、同じくじめんタイプで、ステルスロックとの相性が良いあくびを覚えるカバルドンやマッギョがいるので、彼らには一歩劣る事になってしまうのだが。
攻撃技も、タイプ一致では高火力安定技「じしん」を始めとして、相手のダイマックスを枯らすのに有用な「あなをほる」や急所狙いの「ドリルライナー」等を覚え、サブウェポンではひこうタイプやむしタイプには通りが悪いじめん技と相性の良いいわ技の「ストーンエッジ」や「いわなだれ」、先述の自身の高い防御を生かせる「ボディプレス」等も覚える。
他にも割と様々なタイプの攻撃技を覚えるが、優秀な変化技を覚える故に攻撃技の枠が狭くなりがちな上に、多くのタイプに抜群を取れるじめんタイプなので、使われる事は少ないかもしれない。