概要
学校(おもに中学・高校)において、校内の風紀を守るために組織された生徒による委員会活動のひとつ。
もしくはそれに属する生徒のこと。まれに部活動に分類されることも。
ちなみに「風紀」とは社会生活の秩序を保つ規則のこと。
現実の風紀委員
業務内容は主に校則違反の取り締りや、服装規定の順守、まれに校内清掃やボランティア活動等の一部活動の進行を担当することも。
要するに、「学校全体に「しゃんとしなさい」と呼びかける」人たちのこと。
現在では「生活委員会」という名称が一般的。
創作の風紀委員
生真面目で融通の利かないお固い性格のエリート集団であることが多い。
また、その権限を悪用して横暴に振る舞い、権力と名誉に溺れて慢心し、「風紀を取り締まるためなら暴力と暴言も許される」と過信するなど、自分には甘い輩もいる。
ラブコメ作品などでは校内恋愛を厳しく取り締まる目の上のタンコブ的な存在だったり、バトル物の作品では戦闘組織として描かれることが多い。そして「エリートの集まり≒精鋭部隊」という解釈からか無駄に強い。特に風紀委員長の優遇っぷりは異常。
・・・が、さんざん強い強い言われておきながら主人公にあっさり負けたりと、かませ犬だったりすることもあるので注意。
不真面目な主人公が様々な思惑やひょんなことから(お固い)委員会に転がり込む作品も見られる。
また、風紀委員が不真面目な主人公に好意を寄せてしまい、自分の感情と風紀委員としての立場との板挟みになり、素直になれなくてツンデレになってしまうこともしばしばある。
その一方、自ら風紀を乱しまくる、まったくもって本末転倒な風紀委員もいる。
また、職務に当たっては有能だが、自他共に認める変態もいる。
作品によっては生徒会と繋がりがある(生徒会が上司で、風紀委員が部下)ケースもある。
成人向け方面ではむっつりスケベ率が高く、生徒から没収したアダルトグッズに手を出したり着服したりして、その現場を主人公に押さえられて脅されたり、口留めという口実でコトに及んだ結果、快楽堕ちになるパターンが半ばお約束となっている。
該当キャラクター
漫画
犬塚紫乃、山田織筆、東郷・マチルダ・竜子、牙々丸恵(ねじまきカギュー)
古手川唯、ナナ・アスタ・デビルーク(ToLOVEる)※後者はダークネス以降。
三隅倫、猿渡真都(おくさまが生徒会長!)※三隅倫は風紀委員長
峰岸あやの(らき☆すた)※設定のみ。委員としての活動描写はない。
ゲーム
源頼光(水着)(Fate/GrandOrder)-「影の風紀委員長」を名乗っている。
氷室静乃(ようこそ!恋ヶ崎女学園へ)※この作品での風紀委員は『社会における警察』に等しい存在であり、『問題を起こした生徒を停学処分にする執行権』を持っている。
風紀委員…なのか?
その他
エルザ・スカーレット(FAIRYTAIL)-あだ名が「ギルドの風紀委員」。
関連タグ
生徒会:作品によっては繋がりがある場合もある。