曖昧さ回避
2020年12月29日にランカー装備として実装された「装備としての飛龍(四式重爆 飛龍)」については四式重爆撃機の記事を参照のこと。
図鑑データ
「航空母艦、飛龍です。
空母戦ならおまかせ!どんな苦境でも戦えます!」
よしっ!概要、出撃します!
飛龍とはDMM.comより配信中のブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する正規空母の1隻である。
どんな苦境に陥っても、最後の一艦になっても戦い抜く艦娘。
資料によっては蒼龍型だったり飛龍型だったりでまちまちだが、位置的には中型空母にあたる。
打たれ弱く、正規空母としては搭載数が少ないが、その分コストパフォーマンスは良いため「コストは抑えたいけれど軽空母だと力不足で不安」という提督にはもってこいの艦娘。また、赤城や加賀、蒼龍と比べると回避の値が高く、運の値も空母の中では瑞鶴に次いでトップクラスである。ミッドウェー海戦での活躍を評価されての事だろうか。
改二にすると火力や装甲、搭載数など大きく能力値が上昇し、育成する価値は十分ある。
よしっ、容姿、頼んだわよ!
外見は、橙色の着物と緑の袴姿で和弓を持ったショートヘアの女性。
髪型は当初は右側で結んでいるのか不明だったが、しばふ氏のツイートによりただの癖っ毛であることが判明した。飛行甲板の位置は加賀と同じく左肩。
袴は蒼龍同様にミニスカート仕立てであり、その美脚を惜しげもなく晒すポーズをとっていることから、pixivではふとももを強調したイラストが多く見受けられる。
また、童顔の割にはスタイルが良く、しっかり者の一面もあれば、どこか子供っぽく抜けていてちょろい部分もあり、M寄りの提督とS寄りの提督の両面から人気がある。
飛龍改二
2014年6月6日、改二が実装された、正規空母としては初の改二実装艦。
鉢巻姿が何とも凛々しい。
追加ボイス実装
長らく追加ボイスの実装がなかったものの、2016年8月31日の夏イベント明けにて改二母港・ケッコンカッコカリ後の母港・補給・改装・時報と、一挙に更新された。
またそれによって、飛龍のより細かな人物性も垣間見ることができるようにもなった。
どぉよ!ね、性格……見ててくれた?
彼女の性格を一言で言い表すのであれば、多聞丸LOVE。
母港での会話やMVP時など、何かと付けて彼の名を呼ぶ。
ちなみに多聞丸とは、大日本帝国海軍の軍人山口多聞提督その人の事である。
飛龍の元ネタでもある大日本帝国海軍の空母飛龍を指揮してミッドウェー海戦を戦い、最期は彼女と運命を共にした事から、プレイヤーの大先輩と言えるかもしれない。
ただし、あまりにも多聞丸LOVEすぎるためか、人妻扱いされたり、山口提督が当時それなりに年配かつ既婚者(戦地から数百ものラブレターを送るほどの愛妻家)であることから、どう見ても親子の歳の差ということでファザコン扱いされることも多い。
山口提督に対する感情の解釈はともかく、他の男性を一途に想う姿に忸怩たる思いを抱く提督も多い。
が、逆に「だからこそ俺色に染めたい」「彼女の中で、多聞丸に並ぶほど大きな存在になりたい」という提督もまた存在する。
そんな提督達の想いはケッコンカッコカリにて報われることとなる。
提督以外の大事な存在を想うあまり、提督の想いを受け入れられない艦娘さえいる中で、彼女は提督の想いに応え、「好きだな、その笑顔」と好意を語ってくれる。
(元)人妻として解釈するなら気持ちの整理がついた、娘として解釈するなら提督の存在が山口提督に負けないくらいに大きくなった、といったところだろうか。
なお、後者の解釈の場合、このような事態もありえる・・・
ちなみにゲーム中での台詞の多さから、二次創作では飛龍が「多聞丸」という名前の犬(又は猫)を飼っているとするケースがある。
また、彼女の台詞は史実を元にしたものが多い。興味があったら調べてみるのも良いだろう。
そして2014/6/6、提督達待望の改二実装となった。
正規空母の中では一番乗りという栄誉である。
→飛龍改二
2016/8/31の追加ボイス実装で、いろいろと彼女の人となりを見ることができるようになった。
基本的な性格は従来通り、明るく活発。相棒の蒼龍と比べると、より勇ましさや堅実さが強く出ている。
同時に山口多聞提督からの影響と思しき所が各所にあり、なんと食いしん坊赤城に勝るとも劣らない大食いであることが判明している。元ネタが言わずもがな、山口提督の大食漢伝説から。詳しくは当該項目にあるのでそちらをどうぞ。
のちにArk Royalが実装された際、Ark Royal側の時報で飛龍が彼女を間宮食堂に誘っているのだが、誘われたArk Royalが呆気にとられるほどの健啖ぶりを見せている。
食事時以外はアクティブに動きまわっており、「よく動き、よく食べる」タイプであるようだ。また、夕食後には太ることを気にする乙女な一面も見られる。その割に「運動するからこのぐらいは問題ない」とArk Royalの時報で語っているので、食べるのも動くのも好きらしい。
また訓練も苛烈であることを理想としているスパルタ気質な辺り、“人殺し多聞丸”の異名をとった鬼教官としての山口提督の影響が強く出ている。
戦友である蒼龍とはプライベートでも親しいらしく何度も言及されている。この他、巻雲と風雲のかつて護衛艦だった夕雲型二人や、ばったり出くわした伊良湖との絡みもある。特に蒼龍との仲は彼女を「もう一人の自分自身」のようだと語るなど戦友以上の深い結びつきを感じているようだ。
なお放置ボイスにて、雲龍型の設計図を熟読して提督を放置しているという逆転現象が発生する。
また19:00の時報ボイスで提督の料理が大和ホテル並みという一流料理人レベルであることが判明した。提督の料理スキルはどこまで行くのか……
レア艦
しかし、彼女に会うためには人並みならぬ根気と、運が必要となる。
彼女のレアリティは島風や雪風と同じく「ホロ背景」と呼ばれているもの。初期から正規空母でホロ背景なのは、彼女と赤城、瑞鶴のみで、他は金背景となっている。
のちに雲龍型や海外艦の空母娘など、ドロップ限定の艦娘を除いて通常建造が可能な正規空母としては、最高ランクに位置している。
敵艦隊前線泊地殴り込みから始めた古参提督にとっても、翔鶴型姉妹をイベント海域最奥で粘ってお迎え出来た一方、飛龍は全然来る気配がないなんてことはザラだった。
ドロップ出来る海域は2-3、3-1、3-3、4-1、4-2、5-2、5-3のボスと3-4の全域で、比較的難易度の高いマップばかりである。
建造する場合(大型艦建造含む)も、大量の資材を投じなければならず、かつリアルラックが試される。
それでも追い求める人が多いのは、彼女と赤城、加賀、蒼龍の、ミッドウェー海戦に臨んだ正規空母4隻、南雲機動部隊を編成する任務があるためである。
運が良ければ、1期であれば2-3で潜水艦娘のみの潜水艦隊で資源を回収しつつ空母や輸送船を沈める任務をこなす、所謂「オリョールクルージング」の中で、偶然ボスからドロップ出来たが、2期からの海域の変更に伴いこの方法は基本的に行えなくなった。現状周回難易度が低い「3-1」、「4-2」が有力。
それでも相当なリアルラックが試されるのだが。
その他
ちなみに『慢心、ダメ、絶対』タグの元ネタは、図鑑内の彼女の台詞「慢心はダメ、ゼッタイ」から来ている。
南雲機動部隊は史実の緒戦で連戦連勝を重ねていた事もあってかその心に油断や慢心を生み、結果としてそれが無惨な最期を迎えた原因となった事もあり、二度と同じ過ちを繰り返さない為に赤城共々自らを戒めているのだろう。
アニメにおける飛龍はモブで登場するも、実際に喋ったのは終盤に差し掛かってから。11話と最終話で少しメインを張るも、史実とは違い赤城らが被弾すると同時のタイミングで早々に被弾し、隻眼ヲ級に反撃出来ずに終わった。
劇場版ではソロモン海域攻略のため、蒼龍と龍驤を主軸とする機動部隊としてショートランド泊地へ。同海域へ進行していた敵機動部隊を発見するや、同泊地司令部の回答を待つ間もなく攻撃に回るなど口より先に手が出るタイプの模様。(指揮官代理曰く「彼女らしい。」とのこと。)
史実
→ 飛龍へ
余談
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公両津勘吉の祖父である両津勘兵衛は太平洋戦争時にはこの『飛龍』の艦載機整備員の任についており、ミッドウェー海戦敗北で日本軍の敗北を悟ったというエピソードがある。勘兵衛は戦後、海軍から身を引いていたということで空母を実際に見たことがなく、米軍のミニッツ級空母を目の当たりにしたときにはあまりの巨大さに圧倒された。
徹底的に叩きます!関連イラストも念入りにねっ!
pixivでは
前述の通り、史実の海戦では多聞丸こと山口多聞と運命を共にしたため、彼との絡みを描いた作品が見られる。このような作品には艦娘×実在提督のタグが付与される。
名前繋がりからか、こういう発想をしている作品もいくつかみられる。
赤レンガから、提督に関連タグがあるみたい
- 艦隊これくしょん
- 艦娘
- 空母娘
- 慢心、ダメ、絶対
- 赤城 加賀 蒼龍 ――南雲機動部隊の同僚。
- 巻雲 ――航行不能になった飛龍を雷撃処分した駆逐艦。
- 伊168 ――飛龍が差し違えた空母ヨークタウンに止めを刺した。
- ミッドウェー海戦 ――太平洋戦争における日本軍の事実上の分水嶺。そして、飛龍が仲間達全てを失った運命の戦い。
- 山口多聞、加来止男、友永丈市 ――飛龍に乗艦して指揮を執った機動部隊司令官と艦長、飛行隊長。友永は敵艦ヨークタウンに特攻して果て、司令官の山口、艦長の加来は轟沈した時、2人もまた彼女と運命を共にした。
- 激おこ多聞丸 「多聞丸に怒られますよ?」
- 多聞丸さんこの人です
- 童顔
- 翔鶴型 ――後に南雲機動部隊に配属される後輩達。
- 雲龍型 公式4コマの雲龍曰く「私の母のような存在」