邪面獣
じゃめんじゅう
クランチュラ「闇エナジーが満ちた! 行け、邪面獣!」
概要
邪面師と同様に邪面の制作に精通しているクランチュラが作成を担当。
名前は「邪面(モチーフになった地球のモノの名称のカタカナ)+闇獣の名前」で統一されている。
ヨドンヘイムには今までの戦隊怪人の大半が持っている、巨大化する手段が存在しない為、邪面獣が今作の巨大戦を担う。
元々はヨドンヘイムに生息する「闇獣」と呼ばれる、地球の水棲生物と似た特徴を持つ凶暴な巨大生物で、クランチュラが邪な力を宿す仮面・「邪面」を被らせる事で闇獣を操っている。
共通して、作戦を担当している邪面師の邪面のモチーフと紐づいた、地球文化のものの邪面を装着している(但し、デジカメと雲=クラウドコンピューティング、リセットボタンと発射ボタン等と、色々と強引な組み合わせもあり、クランチュラのセンスが如何に独創的である事が窺える)。
邪面師が集めた闇エナジーが最高まで満ちる事で作り出される、地球とヨドンヘイムを繋ぐゲートから、地球をより汚し尽くす為に送り込まれるが、状況によっては邪面師に任せずに邪面獣単体で送り込まれる場合もある。
また、邪面師と邪面獣は基本的にワンセットとして扱われるが、あくまで「邪面のモチーフが共通している」だけで、邪面獣自体は対となる邪面師に忠実というわけではないため、中には邪面獣の攻撃や戦闘に巻き込まれ、最悪命を落とす邪面師も少なくない。
作戦によっては地球上で育てる目的で、幼体の状態で最初から送り込む事も可能であるが、その場合は完全に育ち切るまでの間、普段は気付かれない場所や擬態させる等して、隠しておく必要がある模様。
また、邪面獣によってはベチャットを生み出す事も可能。
邪面獣一覧
邪面獣の素体である闇獣の種類によって現状、6つのタイプに分類される。
登場した邪面獣については各闇獣のページを参照。
余談
劇中では「闇獣」と言う名称以外に、怪獣や巨獣、モンスターとも呼ばれていて、邪面獣と化す以前の素体の呼称が定まっていない。
ちなみに、作中にて現時点で素顔が判明しているのはリガニーとバスラのみである。
闇獣自体のモチーフは地球に生息する水棲生物であるが、ヨドンヘイム全体のイメージである、「汚い」・「精神衛生上、好ましくない」事に関連した生物が選出されていると思われる(同様の例が『超人バロム・1』に登場したドルゲ魔人等にも言える)。
その他にも、環境破壊・生態系破壊に関連付けられる特定外来生物の可能性もある(ザリガニとブラックバスは在来種を、ジャンボタニシは水田の稲穂を食い荒らしている。但し、タガメは魚の養殖業に被害を与える反面、自身も被害者である)が、モチーフの生物は敵モチーフの例が少ない生物が多い。
カラーリングも全体的に泥等に塗れたかの様な、鮮やかでは無い淀んだ色合いが共通する。
等身大怪人と巨大怪人が別の存在と言うケースは何度かあったが、生命体なのは意外にも今回が初。
同様のケースは悪魔ロボット、コング、メカジャイガン、怪重機、敵メガゾードがあるが何れもロボットである。
特に素体の敵メガゾードと闇獣は、等身大怪人とモチーフを共通した個体がセットで登場する、同じ素体が幾度も流用されている点が一致する。