概要
全宇宙に4つしか存在しないと言われる伝説の秘宝。
大きな勾玉の形をしており、それぞれオレンジ、青、白地に赤と青と黄色とピンクのストライプ、そして混然一体となったキラメイジャーの5つの色と、4種類のカラーリングが有る。
クリスタリア宝路は、最愛の妹であるマブシーナにかけられたヌマージョの「大いなる闇の呪い」を解く為、この4つのカナエマストーンを捜しており、宝探しに現を抜かしてマブシーナの事を顧みない態度を取るようになったのも、それが起因している。
そして、2つ目のカナエマストーン・リバーシアを手に入れた事でその力が間接的な要因で呪いを解くことに成功。3つ目のカナエマストーン・エネルギアは新幹部の登場を受けて戦力の強化に使われた。最後の1つがどのような形で必要になるのかは不明。
宝路がいつも持っているノートにはその在処が書かれている模様で現在詳しく分析している。
4つ揃えば究極の願いを叶えるとされるが、ストーン単体でもそれぞれの属性に応じた形で願いを叶えることが可能。
一度願いを叶えた後は黒く変色して輝きを失ってしまうが、しばらく保存していれば再び輝きを取り戻す。
尚、このカナエマストーンを知っているものは極限られているようで、魔進ショベローは知っていたようだがクリスタリア王家であるマブシーナとガルザはその存在を知らなかった模様。尚、オラディンはその存在を知っていたのかは不明。
宝路がこの石を探していたのはマブシーナにかけられたヌマージョの呪いを解くためだったのだが、魔進ザビューンの力で解かれているため当面の目的は果たされ、その後、宝路は「壊滅したクリスタリアの再興」のために残りの捜索を再開している。
一方のヨドンヘイム側は情報がないことから積極的に探そうとはせず、ヨドンナが四つ目のイリュージョアを奪取し作戦に利用した程度であったが、キラメイレッドが少年期の記憶を取り戻したロードガルザに4つ揃える効果を教えたことでヨドン皇帝にその意義を知られ、「全宇宙をヨドンヘイムにする」野望を叶えんとする皇帝の地球襲来を招くこととなった。
キラメイジャーは為朝の発案からカナエマストーンを逆にヨドン皇帝迎撃に使用、エネルギアとリバーシアは失敗に終わるも、イリュージョアとデストリアの力で見事に皇帝を撃破、「クリスタリア復興」の願いが果たされた。そして役目を終えた4つのカナエマストーンは、再び何処かへ散り散りに飛び去って行くのだった。
一覧
カナエマストーン・デストリア
エピソード17で確認された、『破壊』の力を司るカナエマストーン。カラーはオレンジ。
邪面師モグラタタキ邪面が自身の作戦『もぐらたたき地獄作戦』展開する為に潜伏した洋館にあった柱時計の装飾として設置され、邪面獣ハンマーバスラ撃破後に無事に回収される。
どんな物も破壊する力を持ち、ガルザの策謀によって邪悪シルバーと化した宝路を救う為に、体内の邪悪モンストーンを破壊する為にレッドが初めて使用、宝路と邪悪モンストーンを分離させると同時に粉々にした。
エピソードFINALにてキラメイレッドのスパークリングフェニックスをデストリア越しに当てることで、一矢に破壊効果を付加しヨドン皇帝の撃破に成功した。
カナエマストーン・リバーシア
エピソード21で確認された、『時間逆行』の力を司るカナエマストーン。カラーは白地に赤・青・黄・ピンクのストライプ。なんとなく次の戦隊を彷彿させる色合いをしている。
時間神社の地面の中に埋められていたが、邪面師ツリザオ邪面が宝路が掘り当てる前にそれを発見し、彼の手に納められていた。
使用した者の過去の記憶にある世界に繋がる特殊なワームホールを生成し、20分の間なら自由に行き来可能にする力を持っており、ツリザオ邪面はそれを悪用して過去の時間の人間を釣り上げる『地獄フィッシング作戦』を展開していた。
時雨/キラメイブルーが奪取に成功し、マブシーナに発現したヌマージョの呪いを解けるアクアキラメイストーンを解放するため、過去に戻ってヌマージョの毒液を手に入れるべくキラメイジャーが使用した。
その後博多南によって、専用のアダプタに接続することで任意の対象の体を過去の状態に戻す(あくまで体だけで、記憶などは逆行しない)ニューアイテムが開発され、エピソード44でヨドン皇帝を10日前=ヨドンナの状態に戻すべく超特急で完成され使用された。
カナエマストーン・エネルギア
エピソード25で確認された、『強力化』の力を司るカナエマストーン。カラーは青。
充留が幼少期から通っていた神社の裏手にある森の地中に埋まっていた。
放つエネルギーが土地に浸透し、その結果周辺一帯が本物のパワースポットになっており、神社に伝わる不死鳥伝説もそれが由来になっていると言われている。
使用した者に凄まじいパワーを授け、戦闘能力を飛躍的に上昇させる力を持つが、並大抵の者は限界を超える急激なエネルギーの膨張に耐えきれず、数時間も持たずに肉体が自壊するというリスクがある。
宝路があっさり掘り出したが、最後の一つの捜索中に出てきたモンストーンと戦う中でも手に持ったままだったため、うっかりモンストーンに取り込ませてしまう一大事が起きたが、苦心の末にギガントドリラーで倒した後、新たな強化アイテムを創造する願いに使われた。
エピソード44でヨドン皇帝を石板に封印すべく、魔進オラディンの力を増幅するために使われた。
カナエマストーン・イリュージョア
エピソード38で確認された、『魔性』の力を司るカナエマストーン。カラーは渾然一体となったキラメイジャーの色。とある荒野にある三日月型の石の中に埋まっていた。
このカナエマストーンに近づいた者の深層心理の記憶を引き出して幻覚を見せる作用をもち、それを見つけた宝路はかつてオラディンに無効試合にされた、ガルザとのグラジュエルの幻覚に魅入られてしまっていた。
ガルザの攻撃で石が破壊された際に充瑠が回収したが、シルバーとガルザのグラジュエルが終わった直後にヨドン皇帝から指令を受けたヨドンナによって強奪されてヨドンヘイムの手に渡り、ハリガネ邪面による「人間の邪面獣化」作戦に利用された。
その後、エピソード44でヨドン皇帝がカナエマストーン奪取のため出撃するにあたり作戦本部に置いて行かれたところをクランチュラに盗み出され、充瑠によってクランチュラとともに回収され地球に持ち帰られた。その後充瑠のアイディアによって、皇帝がキラメイジンとギガントドリラーを倒した幻覚を見せることで、その屍を喰らうべく自ら邪面を外させることに成功した。
余談
カナエマストーンの存在が明確になって以降のオープニングでは4つのカナエマストーンとマブシーナのカットが追加されている。
関連タグ
キラメイストーン:共に戦う戦友の石。
モンストーン:宝路的にはハズレの石。
カナエソウル・終わりの手裏剣:願い事を叶える力を持つ存在。前者は敵味方問わず悪用の危険性から永遠に封印する方向で解決している。
ゴーストアイコン:全て集めると願いを叶えてくれるアイテム繋がり。こちらも兄が妹を救う為に集めていた。因みに当の妹を演じられたのは、キラメイピンクこと大治小夜役の工藤美桜氏である。
ドラゴンボール:恐らく元ネタ。全て揃えると願いを叶えられる点が共通している。