主な内容
時価10万円相当の金貨と交換した矢を的に放つダーツコーナー。
的には自動車(後述)・ゲスト希望の景品・たわしの文字が書かれており、矢が刺さったところの景品がもらえる。矢が的から外れた場合は「ハズレ」もしくは「大ハズレ」扱いとなり何ももらえず、矢が刺さった場所にゲストの名前が書かれる。的は回転しているうえ、ど真ん中には大きく「たわし」が書かれているためタイミングと位置を狙って投げなければいけない。
ゲストが逆グランドスラムになってしまっても視聴者プレゼントがあるため必ず1投する。
ゲスト希望の景品は購入価格上限20万円~30万円とされており、「商品券20万円分」などの場合もあった。
「パジェロ!パジェロ!」のコールでお馴染みだが、実は「ムーブ」時代はパジェロどころか三菱車ですらないダイハツ車だった(初期はラガー、後にロッキーR4。視聴者プレゼントの車はオプティ)。またコールもなくティンパニーのロールだけだった。
パジェロになったのは「ムーブ」時代末期の1993年4月からである。また「Ⅱ」の初期はパジェロとFTOの2択だった。
視聴者プレゼントの車は最初期はミラージュ、後にパジェロミニ、パジェロジュニア、RVR、パジェロイオなど小型のSUVが採用されていた。コールはパジェロミニは「パジェロ・ミニ!」、RVRは「RVR!」、他のパジェロ系列は単に「パジェロ!」だった。
ちなみにゲストが三菱以外の自動車メーカーに関係のある団体に所属するスポーツ選手だった場合は他の賞品に差し替えられることもあった。
2004年6月に三菱リコール隠し問題が発覚して以降、2006年9月までは以下のように変遷していた。
2004年6月放送分:「パジェロ!」コールを「クルマ!」コールに差し替える。
2004年6月28日放送分~同年10月放送分:ラスベガス10日間の旅。視聴者プレゼントは「全部(ゲスト希望の景品全部)」。
2004年11月以降:ランドローバー・フリーランダー。コールも「フリーランダー!」に差し替えられた。
2006年10月以降はパジェロが戻ってきて「パジェロ!」コールも復活したが、視聴者プレゼントは全部のままだった。
2010年4月からレギュラー放送終了まではトヨタ・パッソに変更され、コールは「パピプペパッソ!」に差し替えられた。視聴者プレゼントもパッソになっていた。
ただし放送終盤の2011年3月は東日本大震災の影響によりコーナーの放送がカットされており、「パピプペパッソ!」コールが行われたのは3月7日放送分が最後となった。
特番シリーズでは最上位景品が旅行に変更されたため、コールも旅行の行先に変更されている。
自動車/スペシャル賞品の獲得後は的の自動車/スペシャル賞品ゾーンが「ラッキーゾーン」に差し替えられ、当たるとゲストの任意の賞品を獲得できる。2008年11月から自動車がダーツの矢1本につき1台獲得というルールに変更されたため「ラッキーゾーン」は事実上消滅した。
コーナー冒頭で支配人が「持って帰っても結構です」と触れているが、実際に金貨を持ち帰ったゲストは高田純次などわずかである。
ただしチーム対抗ルールの特番などでは勝利したチームのみがビッグチャレンジの挑戦権を得られるため、敗退したチームは金貨を強制的に持ち帰ることになっていた。
金貨を持ち帰ったゲストが再来園時に金貨を持ち込み、その金貨をダーツの矢と交換したこともある。
復活特番では敗退したチームの当たりゾーンもあり、当たると敗退したチームの希望商品が与えられる。
2024年8月放送『それSnowManにやらせて下さい×東京フレンドパーク 復活SP』では「敗退チーム」という枠が与えられ、ここに当たると敗退したチームが勝利チームの希望商品を1つ手に入れることができる。レギュラー放送時代もチーム対抗戦特番で「ラッキーゾーン」の代わりに「敗退チーム」枠が設けられたことがあった。
プレミアムダーツ
『それSnowManにやらせて下さい×東京フレンドパーク 復活SP』で追加された新ルール。
金貨5枚と引き換えに各当たりゾーンが拡大、中心の「たわし」が「全部」に置き換えられ、敗退チーム枠も削除される。
中心の「全部」は「たわし」より一回り小さくなっているが、入手率は大幅に向上する。
余談
視聴者プレゼントは「ムーブ」時代の初期に番組宛に届いたお便りがきっかけで始まり、当初は支配人がたわしのない専用の的に投げていた。「ムーブ」第9回からゲストと同じ的(自動車のみオプティ)にゲストの誰かひとりが投げるようになった。
視聴者プレゼントにおける「大ハズレ」の扱いは大きく変遷しており、最初期はダーツを投げたゲストが手に入れた景品をひとつ視聴者にプレゼントするよう支配人が促していたが、とあるゲストが視聴者に向かって暴言を吐いたことから取りやめになり、当たるまでやり直すようになった。
『Ⅱ』ではお詫びとしてゲストがサインを書いて送るようになった。
1996年4月から視聴者プレゼントの大当たりを発表する際に、石塚英彦がハイパーホッケーの着ぐるみやゲストにちなんだダジャレを披露するのが恒例となった。番組で瞬間最高視聴率を何度も記録した隠れた人気コーナーだったが、次第にネタ切れしたのか同じダジャレを使い回すようになってしまったことから2009年度をもって終了した。