概要
CV:津村まこと
淀橋小学校5年生の少年。従来のシリーズの主人公に見られた「熱血」さは持たない、やや気弱で泣き虫な性格。一方で穏やかな優しさを持った男の子。
歴代のデジモンシリーズの主人公では珍しく一人称が「俺」ではなく「僕」で、2016年10月1日開始(テレビ東京放送)の「デジモンユニバースアプリモンスターズ」まで、約15年も唯一を保っていた。
また、『アドベンチャー』~『セイバーズ』までの主人公の中で、唯一の一人っ子でもあった。
パートナーデジモンはギルモン。
実家は「松田ベーカリー」というパン屋を営んでおり、よく手伝いをさせられているせいか、パンの焼き方なども心得ている。なお、当初はゴーグルを装着していなかったが、テイマーとなってからは常時身に付けるようになる。
デジモンが大好きで、「自分の考えたデジモン」としてギルモンを落書きのように自身でデザインし、必殺技など詳細なイメージを膨らませていく。そしてデジノームによってそれは現実のものとなった。ただ、誕生したてのギルモンはほとんど赤ん坊のような状態であったため、育成や住処の確保など大いに手を焼かされることになる。
序盤は前述のような性格から頼りない態度が目立ったが、多くのデジモンとの出会いや幾多の戦いを経て一人の人間として、またテイマーとして、自らが生み出したギルモンと共に、彼自身も大きく成長していく。
赤色のデジヴァイス(アーク)を所有していたが、物語中盤、激しい負の感情からギルモンをメギドラモンへと暗黒進化に導いた際に粉々に砕け散った。その後、真の究極体であるデュークモンへの進化を遂げた際、新たに金色のデジヴァイスを手にしている。
同じクラスのヒロカズ、ケンタとはよくデジモンのカードゲームで遊ぶなど、特に仲の良い友人関係。
同じくクラスメートのジュリには密かに好意を寄せており、終盤にかけてはデ・リーパーによる侵略阻止はもちろんのこと、彼女の救出を重大な目的として奮闘することになる。
Blu-ray BOXの初回生産限定特典ドラマCD「Days-情報と非日常-」では、2018年にはレナモン共々行方不明になっており、2003年の松田啓人が2018年に召喚された。
また、「デジモンアドベンチャー」とデジモンアドベンチャー02が放送されている世界観である為、当然ながら太一や大輔の事を知っていて、『デジモンクロスウォーズ』やPSP版『デジモンアドベンチャー』では反応を見せていた。なお、後者ではうっかりギルモンが「タカトの部屋にあった人形と同じだ」と漏らした為に怪しまれるが、なんとかその場を取り繕う事に成功する(タカト達から見たアドベンチャー世界がフィクションでも太一達にとってはアドベンチャー世界こそが彼らの生きている現実であり、余計な混乱を避けたかったのだろう。)
年齢設定について
放送終了後(2002年9月)に発売された『SF Japan』vol.05(2002年夏号)に掲載された小中千昭(シリーズ構成)による設定によれば『デジモンテイマーズ』の時代設定はリアルタイムでの放送年と同じ2001年で、舞台設定は東京・西新宿周辺である。この設定は2018年に発売された本作のBlu-ray BOXに初回限定特典として付属した新作ドラマCD『デジモンテイマーズ2018「Days-情報と非日常-」』でも継承されており、同作中で「2018年には啓人たちは28歳」と明言されている(年老いた山木満雄が「2003年の中学生〈設定では13歳・中学1年生〉の啓人君に…」と発言している=「啓人たちが小学5年生の時期に起こったテイマーズの物語は2001年の出来事である」と明言されている)。
つまり、啓人たちは前作『デジモンアドベンチャー02』(時代設定は2002年)に登場した(同作劇中設定では2002年時点で小学6年生の)井ノ上京と同い年・1990年度生まれ(誕生日は1990年4月2日~1991年4月1日)ということになるが、前年に放送された『02』の(先代)主人公・本宮大輔(1991年度生まれ・2002年時点で小学5年生)より1歳年上という逆転現象が生じることになる。
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バトルスピリッツ…【デジモン ~決めろ!カードスラッシュ~】の赤のネクサスとして参戦。
アニメ・デジモンシリーズの歴代主人公
八神太一(無印)>本宮大輔(02)>松田啓人(テイマーズ)>神原拓也(フロンティア)>大門大(セイバーズ)>工藤タイキ(クロスウォーズ1期・2期)>明石タギル(クロスウォーズ3期)>新海ハル(アプモン)