概要
あだ名は「まーくん」「まさお」など。
概要
2005年に2年生エースとして夏の甲子園を席巻し、駒大苫小牧連覇の原動力となる。2006年の3年夏、3連覇のかかった甲子園の決勝では、早稲田実業の斎藤佑樹と投げ合って、延長15回引き分けの死闘を演じ、再試合で敗れ涙を飲んだ。その年のドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスに入団する。
当時、2年連続圧倒的最下位で、戦力不足だった楽天で1年目から11勝を挙げるなど大活躍し、新人王を獲得。2008年の北京五輪、2009年のWBCなどの国際試合でも快投した他、2009年の楽天2位進出に大きく貢献した。
主なタイトルは新人王しかなかったが、2011年、19勝を挙げ最多勝(ホールトンと同数)、最優秀防御率など奪三振以外の先発投手主要タイトルを総なめにし、この年の沢村賞を受賞。名実ともに日本を代表する投手になった。
この年に限らず、勝ち運には非常に恵まれており、田中の投げる試合では序盤に失点しても、打線が奮起したり、意外な逆転劇が起こったりする事が多いため、野村克也監督(当時)は、「マー君、神の子、不思議な子」と評していた。
2013年8月16日、それまで稲尾和久(元西鉄ライオンズ)が保持していたシーズン跨ぎでの20連勝を打ち破り、21連勝の金字塔を打ち立てた。
さらに9月6日、対北海道日本ハムファイターズ戦にて、同じく稲尾の持つシーズン20連勝に並ぶと、9月13日のオリックス・バファローズ戦でシーズン21連勝および連続25連勝を達成し、カール・ハッベル(ジャイアンツ)が1936~1937年にかけて記録した24連勝の記録を76年ぶりに更新する世界新記録を樹立。最終的に24勝0敗で史上4人目の規定投球回数に達しての無敗投手となり、史上初の無敗での最多勝投手となった。
11月2日、読売ジャイアンツとの日本シリーズ第6戦で連勝はストップしたが、最終的に記録は30連勝まで伸びていた。なお日本プロ野球のレギュラーシーズンの記録としては現在も継続中の扱いであり、将来、日本球界に復帰して勝利すれば29連勝目となる。
この大活躍は楽天に、チーム創設9年目にしての初優勝及び初日本一の栄冠をもたらした。
2014年1月23日、アメリカの大リーグの名門:ニューヨーク・ヤンキースへの移籍を発表。
ヤンキースの先発ローテーション投手として活躍し、2019年シーズンまで6年連続2桁勝利を達成した。
MLBでの通算成績は78勝46敗だった。
2020年シーズン終了後、COVID-19の影響でヤンキースを始めとするMLBの各球団との契約交渉が難航していたが、2021年1月28日に古巣の楽天への復帰が発表された。
復帰初登板は3月27日の日ハム戦の予定だったがふくらはぎの故障で登録抹消。4月17日の日ハム戦までズレこんだ。結果はホームラン2発を含む5回3失点、打線も上沢の前に沈黙し1得点のみと敗戦。レギュラーシーズンの連勝記録も止まってしまった。
人物像
- 大のアイドルファン。その熱狂ぶりに一部のファンからは(親しみをこめて)「ドルオタ」の愛称を付けられている。そしてファンが高じて、本物のアイドル・里田まいを嫁にした。
- ヤンキース移籍後も、入場時にももいろクローバーZの曲を使用していたりする。
- またアイドル以外にもガキの使いファンでもあり、2009年及び2010年の大晦日SPに出演している。ちょっとは仕事選べ。
- 『ポケモンSM』のCMに“たんぱんこぞうのマー君”役で出演したことがある(手持ちはトゲデマル)。「もう ストーリーは クリアしたって? じゃあ オレの そだてたこいつと しょうぶしようぜ!」
関連タグ
- 野球
- 投手
- 東北楽天ゴールデンイーグルス
- ニューヨーク・ヤンキース
- 野村克也
- 里田まい
- 八月のシンデレラナイン 彼が考案したキャラクターのアメリア・サンダースが登場。
- 実況パワフルプロ野球 本編シリーズでは選手及びOB選手として登場しているがパワプロアプリに彼が考案したシナリオの北雪高校が登場(サクセススペシャルでは2020年3月に実装)。また、本人もイベキャラとして実装された。