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ショッカー女戦闘員の編集履歴

2021-05-11 00:14:58 バージョン

ショッカー女戦闘員

しょっかーおんなせんとういん

特撮テレビ番組『仮面ライダー』に登場した戦闘員の一種。

概要

仮面ライダー』の諸悪の根源たる秘密結社「ショッカー」の最下層の戦闘員の女性達。

物語の冒頭で本郷猛を攫い、ショッカーの下に連れてきたのは(蜘蛛男の指揮下ではあったものの)彼女達であり、彼が仮面ライダーになる直接のきっかけを作った。


また、この女戦闘員は50年もの歴史を誇る仮面ライダーシリーズで最初に登場した女性キャラクターにして、最初に登場した戦闘員でもある。


旧1号編」と呼ばれるホラーテイストであった序盤の1話と3話にしか登場せず(第1話に10人、第3話に4人のみ登場)、その後ショッカーはゲルショッカーに乗っ取られ、殆どが物理的にクビ切りに遭ってしまったため、彼女達も同様に始末された可能性が高い。

メタ的に言ってしまえば、彼女達の早期のリストラ(?)は『仮面ライダー』の番組制作における試行錯誤の一環だったのかもしれない(下記の恰好が子どもには刺激が強すぎたのだろうか?)。しかし、たった2話のみの登場ながら、異様な存在感とセクシャルな出立ちから今も隠れた人気も持つ。


容姿

全身タイツ姿で有名な男戦闘員とは異なり、黒レオタード網タイツ、赤のネッカチーフ&腰布を巻いた衣装が特徴。靴は蜘蛛男隊がロングブーツ、さそり男隊は室内だったからかパンプスを履いていた(ただし、階段のシーンでは安全のためか靴を脱いでいる)。

旧1号編の「ベレー帽戦闘員」と同様に顔にペイントが施されている。怪人によって模様が異なり、蜘蛛男隊は赤塗り、さそり男隊は目元が青で鼻下が赤というものだった。

なお余談であるが、第10話に登場したショッカーの女性幹部(大幹部ではなく現場指揮官)の綾小路律子教授もこの衣装が制服扱いだった。


第8話に登場した蜂女配下の戦闘員達の多くは見た目は男と変わらないが女性のような奇声を発しており、蜂女にさらわれた囚人の中には女性も多くいたことから女戦闘員の可能性もある。もっとも旧1号編の戦闘員は「イーッ!」とは言わずに、上司の怪人ごとに違った奇声をあげるので、男性が蜂女と同じ声帯を持たされてるだけかも知れない。


活躍

第1話冒頭にてモトクロスの練習を行っていた本郷猛をバイクで追い回し、別動隊と挟撃。本郷は巧みなジャンプでこれを躱すも、別動隊は本隊をすり抜けてクラッシュを躱し、本隊も転進して逃走。怪しんだ本郷は彼女たちを追跡し、まんまと蜘蛛男の罠に嵌ってしまい、結果として彼の拉致および改造人間化を成功させた。

『仮面ライダー第1話における女戦闘員のイメージ』

第3話では看護師に化けて本郷猛を病院で拉致しようとしたが、あっさり見抜かれそのまま逃げられてしまった。


戦闘力

ショッカー戦闘員の多くは人造人間もしくは改造手術を受けたサイボーグであり、「洗脳された単なる一般人」ではないのだが、こと彼女たちに関しては資料が少なすぎるため全くもって不明。戦闘力に関しても、戦闘描写自体が存在しないため検証のしようがなく、おそらくは戦闘は男性に任せ、彼女達は諜報などの裏方に回っていたと思われる。

今の所戦闘シーンのある女戦闘員は後述する『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の面々くらいである(本人によれば「ショッカー相手に常人が渡り合えるわけがない」らしく、同作に登場する男戦闘員チンピラの腕を容易くへし折ったりしている)。


余談

レオタードに網タイツというフェティッシュな服装に魅了されるファンも多く、闇堕ち要素を組み合わせた二次創作も少なくない。


仮面ライダーV3』のデストロンと『仮面ライダーアマゾン』の秘密結社ゲドンには女戦闘員が登場するが、『V3』第49話でデストロンの戦闘員にされそうになった女性を演じた北原和美女史は『アマゾン』第13話で赤ジューシャ・名古屋美里(偽名)役で出演している。


『V3』第41話に女戦闘員が何人か登場しているが、これは初代ライダー第3話のリメイクでもあるため。


仮面ライダーオーズ』第26話では鴻上ファウンデーションの自主製作映画『仮面ライダーオーズ対ショッカー』にて泉比奈が戦闘員役で出演を果たした。ただし、男性戦闘員と同じコスチュームであった。

続く第27話ではイカジャガーヤミーの「仲間を増やしたい」という欲望からハリセンボンの二人にそっくりな戦闘員ヤミーが登場している(本エピソードは仮面ライダーシリーズ1000話記念作品であり、他にも「千」にちなんだゲストが登場している)。


映画『スーパーヒーロー大戦GP』にはショッカーの黒骨タイツをモデルにしたチアガールのような姿のレースクイーンが登場している。


仮面ノリダー』でもパロディされており、彼女達のパロディは結構多い。


ユカリスさん

漫画『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』ではサブヒロインのユカリス他、アイドルグループに化けた女戦闘員など何人かが登場している。作中での発言によればショッカー戦闘員は市井の人々に化けて既にかなりの数が潜伏しているらしい。

中でも好色な蝙蝠男に仕える女戦闘員たちは、バッドウイルスの摂取により身体能力が向上しており、並みの戦闘員であれば瞬殺するほどの強さを有する。「愛」によるショッカーへの反抗心が目覚めた「はぐれ戦闘員」を始末する任務を仰せつかっており、主人公である東島とも交戦した。

何気に明確に女戦闘員が倒される描写があるのは本作が初だったりする。


関連イラスト

怪人さそり男ハロウィンでこんな人がお菓子を配っていたら


関連項目

仮面ライダー ショッカー ショッカー戦闘員

悪女 敵女 女ザコ 女戦闘員

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