Z語
ぜっとご
概要
『ウルトラマンZ』の主役戦士・ウルトラマンゼットが使う独特すぎる日本語。
常体、敬体が崩壊し、主人公との会話を中心にタメ語や丁寧語が入り交じった独特な口調で話す。
特に主人公ナツカワ・ハルキとの最初の対面でその口調が大暴れする様は、田口清隆監督の「明るく楽しいウルトラマン」をありありと体現している。また、脚本とシリーズ構成を担当した吹原幸太氏はコメディタッチな脚本に定評があったため、氏の影響も受けていると思われる。
「ウルトラショック」「ウルトラいけず」等、彼特有の喋り方に「ウルトラ○○」というものもある。
ちなみにその意味は大体「とっても」の様に強調するときに用いる。
尚、決め台詞も放送前にファンを戸惑わせた「ご唱和ください我の名を!」な件といい、其の独特性は歴代随一とされ、その中毒性の高さも相まって第1話放送直後から注目を集めた。
ただ、話の流れや文脈次第では言い回しが目立たない場合もあり、第4話以降の前半期はぶっ飛んだ言葉は少なくなっていた。Z語に毒されたせいで逆に物足りなさを感じる、もっと喋ってほしいという視聴者の要望も聞かれたほど。
その後、特別編で久方ぶりにZ語が連発された他、後半期でも要所でZ語が使われていた。非常にシリアスな局面における長い台詞のとき、Z語が連発されやすい。
名言or迷言
第1話
- 『私はウルトラマンゼット。申し訳ないがお前は死んだ。ついでにどうやら、私もウルトラやばいみたい』
- 『手を組まないか?私もお前の力が必要なのでございます。…………言葉通じてる?』
- 『えっえっマジ?まいりましたなぁ…地球の言葉はウルトラ難しいぜ』
- 『さあ、そのウルトラゼットライザーのトリガーを押します』※
- 『スリットにセットしちゃいなさい』
- 『おぉ、ウルトラ勘がいいな!』
- 『ウルトラ気合入れていくぞ!ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーーーット!』
- 『トリガー、トリガー最後に押すの!そこそこ!(小声)』※
- 『あの怪獣から散らばったメダルを回収してくれ。あれはこの宇宙を救う希望なんだ。お頼み申し上げます!』
※本来トリガー(=引き金)とは押すのではなく引くものなのだが、ウルトラゼットライザーのトリガーは押すタイプの構造になっているので、その点では別に間違ってない。
第2話
- 『ちゃんとギリギリまで頑張って、俺たちの気持ちがグッと出来上がってからじゃないと、ウルトラマンにはなれないんでございますよ』
- 『俺の言葉遣い、ここまで変なとこありまへん?』
- 『えっ、ちょ、ちょっ…頭(ず)が、頭が低っ…』※1
- 『全然見えてない。誰も気付かなかった。…そもそも目立ってない!』※2
- 『このままじゃヤバみを感じます!』
- 『ウルトラヒットォ‼︎』
※1 正しくは「腰が低い」。
※2 ゼットホルダーは地球人には見えないように出来ているという発言に訝しむハルキに対して。思いっ切り視認していた人がいたけど。
第3話
- 『ウルトラ馬鹿力だな、こいつ!』
- 『俺たちみんなの兄さんみたいな、ウルトラ凄い人だ』※1
- 『あれがあればゴモラの馬鹿力に対抗できるはずでございますよ、ハルキ!』
- 『よし、こういう時は気合いとボディランゲージだ!』※2
※1 初代ウルトラマンに対する説明。
※2 肉体言語とでも言いたかったんだろうか。
第4話
- 『ウルトラ熱っちぃ!』
第5話
- 『ウルトラやばい闇の波動を感じたぞ!』
- 『コイツの使い方はわかる、わかっちゃいます!』※
- 『おい、お~い、なんでもかんでもオレに訊くなよォ!』
- 『ウルトラムカつく野郎だなぁ!』
※ゼットランスアローを手にして。
第6話
第7話
- 『ウルトラ緊急事態だ。お前の身体を借りるぞ』
- 『しかしパワーの消耗がウルトラ激しいから、この姿で活動できるのは地球時間で50秒』
- 『やっぱ、この状態でのバトルはウルトラきつい』
- 『よっしゃー、ウルトラやってやるゼェ!』
- 『ウルトラ決めますかぁ!』
第8話
- 『(ウルトラゼットライザーを)失くすなんてウルトラひどいじゃないか、ハルキぃ!』
第9話
- 『この使い方は確か……えーっと……』※1
- 『ウルトラ面目ない。えーっと……えーっと……うお!?』※1
- 『ウルトラナイスな情報だ!』
- 『ダメだぁ!どうしよー!』※2
※1 すぐ後ろにキングジョーがいるにも拘わらず考え事。
※2 ウルトラ情けなさすぎる声で発言。
特別編『特空機シークレットファイル』
- 『よう、みんな!ウルトラマンゼットでございます!』
- 『温かく見守っていただければウルトラうれしゅうございます!』
- 『それでは早速、いつものやつ行ってみましょう!』※1
- 『凛々しい顔をしてると思いませんか!?』※2
- 『助けてくれて、誠にありがたかったぜ』
- 『地球人の努力には、本当頭が下がる思いです!』
- 『今度は味方同士で戦うみたいだけど、どうしてかわかりますか?』
- 『ゼロ師匠のお仲間にも頼れるロボットがいるんでございますよ!』
- 『セブンガーといい、ロボットは拳を発射するもんなんだな』※3
- 『いや〜!宇宙にはいろんなお仲間がいらっしゃるぜ』
- 『みんな、これからも温かいご声援よろしくお願いします!』
※1 ここからOPに繋がる。
※2 キリッとしたセブンガーの表情を見て。ボイスドラマで「変な顔」と言っていたときから評価を改めたと言える。
※3 ダブルジャンナックルを見て。だいたいこの人のせい。
第13話
- 『これまでイイ感じでやれてたのになんでなんだ』
- 『あぁぁ…ウルトラもやもやするぅ!』
- 『おかげさまで分かったよ、ハルキの悩み。一つになってるのに分からないこともあるもんです』
- 『難しい問題です。だから、オレも考えるよ、一緒に。ウルトラマンにとっても大事なことだと思うんです』
第16話
- 『ホロボロスがお休みになりますぅ!』
- 『コイツ、ウルトラ凶暴だぞ!』
第17話
- 『この前のヤツよりウルトラ斬れ味がいいぞ、こっちもキレキレでいくかァ、ハルキ!』
- 『汚いですぞ、バロッサ星人!』
- 『ウルトラ卑怯だぞ、正々堂々と戦え!』
- 『なんてヤツでしょう…』※
※ 自由奔放なベリアロクに対して。
第19話
- 『ハルキ、パネェのいっちゃいますぞォ!』
特別編2『つなぐ師弟』
- 『1/3人前だったオレも、健やかに成長してきたんじゃないかと思う今日この頃です』
- 『とんでもない力のベリアルメダルだったけど、ハルキと協力してようやく変身することができました』
- 『悪意はないみたいだが、頑固なヤツでございますよ』
- 『ベリアロクは、このデスシウムスラッシュの他にも強力な技を持っている頼もしいヤツなんですよ』
- 『感謝、感激、雨あられでした!』
- 『別の地球で戦ってた時にゼロ師匠と協力していたらしいので、オレの兄弟子と言っても過言ではないんですなァ』
- 『思い出しても興奮してきます!』
- 『異次元人ヤプールの残留エネルギーが実体化したと言われています』
- 『エース兄さんはかつて別の地球でヤプールの野望を防ぐために活躍されていました』
- 『エース兄さんのエネルギーホールには、パワーを貯めて光線にする能力がある。なんとオレのウルトラホールにも同じ能力があったのです』
- 『エース兄さんの姿は平和のため諦めずに戦い抜く強い意志を、ハルキとの日々は絆の大切さをオレに教えてくれました』
第22話
- 『50秒もいらない!ウルトラ速攻、お前を倒す!』
第24話
- 『色々と、巻き込んじまって済まなかったな。あ、こういうとき、地球ではなんて言うんだ…?えーっと、ウルトラさみしい気持ちでいっぱいでございます…』
第25話
- 『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーーーット!』※
- 『ヨッシャぁ!ウルトラあばれるぞ、ハルキッ!!』
- 『もちろんでございますよ、ハルキぃッ!!』
- 『これが最後だ、ハルキ! ウルトラ気合入れていくぞォッ!!』
※毎回言っている台詞だが、最終回だけあってハルキだけでなく、ヨウコやストレイジの面々(配信では視聴者も含めて)も唱和した。
ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀
- ウルトラ強えぇ…
ウルトラマンクロニクルZヒーローズオデッセイ
17話予告
- 『ウルトラかっ飛ばすぜ!!』
- これまで未登場だったゼットだったがこの予告で満がを持してゼット登場。この予告がゼットの似た声の人気カードゲームアニメ主人公の口癖のノリでゼットがゼロに乗っ取られると思われたが…
18話予告
- ゼロ『ウルトラ見てくれよな!!』
- z『師匠!?』
- まさかのゼロがZ語を乗っ取るというオチを披露。そもそもゼロは『ウルトラマン列伝』を始め総集編番組のナビゲーターとして人々に伝えた経験何回かがありさらに他の要員としても様々な先輩たちがいた為(前回の予告での台詞のためか)ゼットにン熱血指導ゥ!な人のようにゼットにクロニクルの厳しさを見せてくれたようである。