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惑星O-50の編集履歴

2021-07-02 14:08:50 バージョン

惑星O-50

わくせいおーふぃふてぃー

「惑星O-50」とはウルトラシリーズに出てくる惑星の名前である。

概要

ウルトラマンオーブ』第23話、および外伝作品『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』にて存在が語られた惑星。

M78星雲U40と異なり、分厚い雲と岩場ばかりの僻地のような星となっている。といってもそれ以外何もないわけではなく、人は住んでおりきちんとした国家や政府も存在する。


宇宙の秘境であるその星には「戦士の頂」と呼ばれる摩天楼のような山があり、その頂上には戦士の力を授ける「オーブの光」が存在する。

近くの宙域には「スターゲート」が存在し、そこを潜ることによって並行宇宙への移動を可能としている。

しかし戦士の頂へたどり着く事はかなり難しく、中には途中でリタイアする者もいると言う。そのためかフーマはレアな観光名所と形容している。


オーブ以降の作品において

ウルトラマンR/Bにて

第19話にてロッソとブル、そしてグルジオが惑星O-50から与えられた力だということが判明した。

つまりオーブとルーブ(そしてグルジオ)は力の起源が同一ということになる。


超全集に掲載された小説『蒼い瞳の少女は灰色と名乗った』にてO-50の「戦士の頂」に到達したロッソ、ブル、グリージョに、それぞれ「火」「水」「魔」のクリスタルとルーブジャイロを渡したことが明かされている。


数々のミッションを与え成長していった彼らに(ルーブジャイロを持っている事情もあって)ルーゴサイト討伐の任務を与えるが……。


ウルトラマンタイガにて

新たな戦士:ウルトラマンフーマが登場した。


尚、ボイスドラマによると、戦士の頂が宇宙人連合の襲撃を受け破壊されそうになったもののタイガたちの応戦で阻止された、という出来事があったらしく、これがタイガ・タイタスとフーマとの初対面だった模様。


なお、フーマはその惑星の生まれなのだが……


ウルトラギャラクシーファイト

ウルトラマンオーブが久しぶりにこの星に帰還。しかしその直後にエックスダークネスジードダークネスが出現し、戦士の頂の麓で戦闘となる。

エックスダークネスとジードダークネスによってオーブは光のエネルギーを奪われてしまうが、ウルトラマンビクトリーの乱入によって完全に奪われる前にオーブは光の国へと撤退した。


「大いなる陰謀」ではフーマが久々に帰還し修行することになり、さらにゼロの指令でグリージョが初めてO-50に降り立っていた(彼女には殺風景と評されていた)。


ウルトラマンZにて

本編中では触れられることはなかったが、超全集収録の小説「ジャの道は蛇」でO-50宇宙が舞台となった。

元星間連盟の戦士サジタリを認めるが、彼女自身の心の歪みにより授けた力はグルジオに変貌した。


この事からO-50関連作品としては地味に3年連続となった。


DARKNESSHEELS_THE_LIVEにて

ダークネスヒールズを題材にした舞台作品『DARKNESSHEELS THE LIVE』ではO-50にも国や政府があることが発覚。

さらには惑星テリオの人間によって復活したダークザギ、およびもともと因縁のあったジャグラーがこの星に襲来する。


O-50を取り巻く過酷な世界

作中の行動から、わりとスパルタという意見もあるが、それもそのはず。

惑星O-50は存在する宇宙からして世紀末状態な世界なのである


怪獣を操るギャングが蔓延るだけでなく、長引く戦乱によって発生した多くの戦災孤児たちを洗脳教育で私兵に仕立てあげたり人身売買したりして私腹を肥やす悪人たちが横行。それどころか、治安維持を行っている星間連盟ですら強権を振りかざして弱者を踏みにじり、そのためなら討伐対象であるギャングさえも裏で利用する有様で、『善人は生きていけない世界』とも形容されている。


それはO-50も例外ではなく、原住民には山賊など悪事を働く者がいる上、戦士の頂にたどり着けない者が多いのは、選ばれたいという欲に駆られるあまり目指す者同士で妨害・潰し合いが多発している(星間連盟ですら、重役の子息が挑戦を邪魔されたというだけで邪魔者を罠に嵌めて抹殺しようとしている)事が一番の理由だと『タイガ』のボイスドラマにて語られている。そのような事をしなかったガイとジャグラーは(力を手にするのはジャグラーだろうと誰もが思っていたとはいえ)むしろ例外な方だったのである。


一方、これほど過酷な環境であるにも関わらず『ウルトラギャラクシーファイト』にてガイ(オーブ)は「命の洗濯か…やっぱりここが一番落ち着くな」と語っている。彼がなぜこのような発言をしたのかは不明だが、彼としては"ウルトラマンに覚醒した第二の故郷"と言う思いがあったのだろうか。単に彼が図太いだけの可能性も考えられるが、O-50のブラックっぷりにドン引きしていた視聴者にとって、ガイの発言は意外なものだった為、驚きの声が多く上がった。

また、O-50で生まれ育ち、辛い体験をしたフーマも何気に故郷自慢をしていたりする。

そうした点を踏まえると、ウルトラマンとしての力と使命を授かった場所として彼らにも何かしらの思い入れがあるのかもしれない。


『DARKNESS HEELS THE LIVE』ではO-50の内政も明らかになっており、すべての住人が「光」の属性を持つ犯罪がない惑星で治安もいいのだがその実態は実力が何よりも重視される是正する事のできない程の超格差社会。治安の方も近年では、戦士の頂の挑戦者が増え荒れ始めている。

加えてO-50政府も「光の輪直々に選ばれた」と言う選民思想に傾倒しつつあり、ほかの惑星からの侵略者が地上で民を襲っていても、"より崇高なもの"の護りを固める為に平気で見捨てている。

もちろん中にはこの状況に疑問を抱き、一石を投じようとする者も存在する。また劇中では状況を見かねた惑星テリオが『正義の名』の元に住人を根絶すべく、光の力を宿すグレコ将軍率いる部隊を差し向けている。

しかし、テリオの目的は光の輪の調査と研究であり、戦争は大義名分に過ぎなかった。


O-50世界の恐ろしさを引き立てている要因と言えるのは暗黒宇宙大皇帝数万年にわたって宇宙を支配した宇宙人旧支配者悪に堕ちたウルトラ戦士狡猾な異次元人暗黒破壊神とその眷属である相互理解不能な宇宙生物闇の支配者と言った悪の大ボスらしい存在が明確に設定されておらず、上述のようにただただリアルな理由で荒廃と腐敗が進んでいる事にあると言える。もしかしたら、ある意味で抑止力のような存在である彼らがいない「明確な善悪が存在しない」世界がいかなるものか、その最悪のシナリオを描いたものとも言えるかもしれない。


余談

O-50という名称は、ウルトラマンオーブがウルトラシリーズ50周年記念作品だったことにちなんだものと思われる。


関連タグ

ウルトラマンオーブ THE_ORIGIN_SAGA ウルトラマンオーブTHE_CHRONICLE

ウルトラマンR/B ウルトラマンタイガ


とっても!ラッキーマン:ヒーローが存在する前の宇宙はO-50がある宇宙と同様弱肉強食が当たり前の悲惨な世界だった作品。


DJサガラ仮面ライダー鎧武における黒幕の一人。彼もまた一つのシステムでかつ決められたルールに従って行動しており、それによって幸せや不幸を招き入れる。完全なシステムではなく時々人間のような意思を見せる点も同じ。

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