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飯綱落としの編集履歴

2021-10-19 10:48:21 バージョン

飯綱落とし

いづなおとし

白土三平の漫画『カムイ外伝』に登場する架空の忍術。というか、体術。

概要

白土三平劇画カムイ外伝』でカムイが編み出した、変移抜刀霞斬りと並ぶ必殺の忍術

空中で敵の胴体を背後から抱きかかえて拘束し、逆さまに落下して敵の脳天を地面に叩きつける技。このを喰らった者は大半が即死し、カムイが手加減したので生き残った者も打ち所が悪かったせいか記憶を喪失しおバカになってしまった。

パイルドライバーと違い、敵と自分のの向きが全く同じであり、自分より小柄な相手に使う場合は位置に気を付けなければならない。

地上戦でしか使えない変移抜刀霞斬りが通用しない敵に対抗するため習得した、という経緯から、基本的に高所からの落下で相手の脳天を砕く又は首をへし折る空中戦向けの技であるものの、それを見越して平地で戦う事で技を封じようとした相手に対しては変則的な組み付き方とその勢いを利用して立木に脳天を叩きつけるという応用技も使っている。


"飯綱落とし"は「飯綱を落とす技」ではなく、「飯綱のように相手を落とす技」。

新技を編み出そうとしていたカムイはある日、飯綱(イイズナ)が山鳥(ヤマドリ)を狩ろうとしているのを目撃する。食らい付かれた山鳥はそのまま飛び上がるが、空中で力尽きて墜落する。このままでは共倒れと思われたが……

飯綱は山鳥に食い付いたまま空中で体勢を立て直し、山鳥の体を緩衝材とすることで怪我をせずに済んだのだ

カムイはこれにヒントを得て、掴んだ相手を高所から地面に叩きつけ自らの緩衝材とする技「飯綱落とし」を発案した。


他作品での「飯綱落とし」

現在では『忍者の投げ技』の代表格として認知され、多くの後続作に影響を与えている。


※飯綱落としは空対空の状況で使う技だが、これら後輩の技のせいか「地上で相手を掴んでから自分で相手ごと飛び上がって落とす技」と誤解されることもある。


余談

  • この技を破ろうと多くの刺客たちが苦心し、遂には技そのものをコピーしたものまで登場。しかしカムイも万一に備えて返し技を編み出しており、使った刺客は返し技の餌食となった。
  • 作中では読心術を身につけた刺客に技を読まれ、変わり身の術で破られた事がある。ただし、技を決める事が出来なかっただけで返し技を受けたわけではない。
  • テイルズオブシリーズでは、敵の頭上から斬りかかる技になっている。主な使用者は藤林すずジェイ
  • 戦姫絶唱シンフォギア」の風鳴弦十郎は。家屋の屋根の上から飯綱落としを食らってもしばらく動けなかっただけで後遺症もなく平然と復活したが、なんの特殊能力もないただの人間である。

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