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エスタークの編集履歴

2021-11-07 04:30:25 バージョン

エスターク

えすたーく

エスターク(Esturk / Estark)とは『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するキャラクター。

CV池田秀一(ドラマCD版)/銀河万丈(ドラゴンクエストライバルズ


概要

DQ4』に初登場。

アッテムトの地下深く封印された地獄の帝王。また、登場するゲームによっては全てを支配する破壊と殺戮の邪神とも呼ばれている。

シリーズを通して何度も登場し、十分に存在感はあるが、エスタークが何の為に存在しているのかあまり知られておらず、復活の度にプレイヤーに倒されるある意味悲しいキャラクターでもある。


元々は古の時代の魔族の王であり、「進化の秘法」を作りだした張本人。それを自らに使用し、究極の生物へと進化を遂げた。

しかし、秘法が不完全であったためか代償として不老不死の力を得ると同時に記憶のほとんどを失い、破壊と睡眠を繰り返すのみの存在となってしまう。

そして、エスタークの力を危惧したマスタードラゴンと天空人との激闘に敗れ、居城である「エスターク神殿」諸共にアッテムトの地下深くへと封印された。

それから長い年月が経った『DQ4』の時代で、偶然にも金脈を掘っていたアッテムトの人間たちによって封印されていた神殿が発かれ、呼び起されてしまう。


DQ9によると

「何千年 何万年ものあいだ

 ねむりながら 進化した 地獄の帝王。

 いきつく先は いまだ みえない」

とまだまだ進化の途中らしい。


ボスキャラクターとして

復活直後の『DQ4』の際は、まだ覚醒しきっていない為に中途半端な実力であった。

と言っても、打撃で100前後のダメージを叩き出してくるため、スクルトで守備力を高めておかないと辛かったのは事実。他にも「凍える吹雪」による全体攻撃も強力。

また、設定に肖ったものか睡眠に耐性が無いため、ラリホー系の魔法が効く事がある。

ただし、眠っている際には「あやしい光」という耐性無視の全体攻撃が発動するため、かえって危険である。

戦闘BGM『邪悪なるもの』はシリーズ初の中ボスBGM。ラスボス以外で初めて通常戦闘とは違うBGMが用意された敵である。


DQ5』では、隠しボスとして再登場。

この際は本気の力を取り戻したのか、はたまた長い年月を掛けて更なる進化を遂げたのか、以前とは比較にならない程の実力を発揮。その強さはラスボスを上回る。

前作の高威力の打撃は健在であり、他にもメラゾーマイオナズン、灼熱の炎、輝く息など強力な呪文と特技を二回連続行動で駆使する。

ちなみに、低確率ながらラリホー系が効くのはお約束。二回行動のために目覚めてしまうサイクルは早いものの、眠っている間は前作のような全体攻撃は発動しない。

また、凍てつく波動でこちらに掛かっている補助呪文を打ち消した直後に、二回行動によって上記のブレス攻撃を仕掛けてくる等、なかなかの頭脳プレイを見せる事も。

リメイク以降では、一定ターン数以内で倒さないと入手出来ないアイテムや隠し要素が存在するため、より一層プレイヤーを苦しめると同時に十分な存在感を示した。

なお当時は4とは違う茶色の配色(4ではエスタークは青、デスピサロの初期形態は茶色)と「何も思い出せない」という台詞(進化の秘法の副作用かデスピサロも記憶を完全に失っている)、そして生息フロアが火山(4の最終決戦の場であるデスマウンテンは火山)ということもあり、ファンの中には「正体は記憶を失い自分をエスタークと思い込んでしまったデスピサロではないか」といった考察もあった。

現在ではモンスターズで茶色でしか登場していないことや、リメイク4の6章(一応パラレルとする向きもあるが)でピサロが元の姿に戻って勇者たちと協力していることもあり、この考察はほぼ否定されていると考えてよいだろう。


その後のナンバリングタイトルの『DQ9』、2015年度にリメイクされた3DS版『DQ8』、外伝作品である『ドラゴンクエストモンスターズシリーズ』や『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』などにも登場している。


3DS版『DQ8』ではクリア後のダンジョン「追憶の回廊」の最深部に登場。HPは脅威の25600と同作の他ボスはおろか『DQ9』のレベル99の大魔王をも上回る。攻撃力も桁外れで、普通の攻撃で400以上のダメージをくらい、過去作でも使っていたメラゾーマ、イオナズン、灼熱の炎は前座の追憶のドルマゲス同様大幅に威力が上がった特殊仕様になっている。簡単に言えば、最早メラガイアーイオグランデ、煉獄火炎の間違いじゃないかというレベル。

また、固有特技として上記を上回るダメージを叩き出すギラ系の呪文系全体攻撃「剣を突き立てる」や、バトルロードで登場した際に使っていたバギ系の呪文系全体攻撃「地獄の竜巻」も使ってくる。スピンオフ作品の特技がナンバリングタイトルに輸入された珍しいケースである。当然ながら、こちらのダメージも400近くとバカにならない火力。


何よりも特徴的なのは、ひとりに対し1000以上のダメージを与える専用の特技「必殺の一撃」を使ってくる。最大HPが999のドラクエでは、文字通りの一撃必殺という恐ろしい技である。一応、「大防御」の特技や被ダメージを軽減するスーパーハイテンション状態+防御で生き残れる可能性もあるが、そもそも「誰にどのタイミングで」放ってくるのかはほぼ不規則なため、狙って行なうのは至難。

まともに戦うと全員がレベル99でも苦戦する強さだが、ラリホー系が効きやすいという弱点がある。ラリホー(またはラリホーマ)が使えるゼシカかゲルダがうまく先手を取れれば、ほぼ無傷で勝つことも可能だが、すばやさがメタルキングを上回るくらい非常に高いため先手を取りづらい上、失敗すると1ターンで壊滅的状況に陥る危険がある。

初回撃破時にはエスタークの力の一部という「ていおうのうでわ」というアイテムを貰える。効果は「与えるダメージが2倍になる」というすさまじい効果で、これがあると低ターン撃破も可能になる。2回目以降15ターン以内で撃破すると、ステータスアップの各種木の実の内でランダムで一種類、10個貰える。


都市伝説

SFC版の『DQ5』において、「エスタークが仲間になる」という内容の有名な都市伝説

隠しダンジョンでエスタークを倒した後に、彼が消滅間際に倒すまでに掛かったターン数を教えてくれる事が起因している。

実際は特に意味は無かったのだが、当時はこの事と今作から導入された「モンスターを仲間にする」というシステムと相俟って、「一定ターン数以内で倒せばエスタークが仲間になる」という噂が瞬く間に広まる事となった。


この噂は当時の製作者側も認知しており、後のナンバリングタイトルの『DQ6』では、この都市伝説を違った形で実現させている。


さらにこれを受けたのかDQMJ2では10ターン以内に倒すと本当に仲間になってしまう。この件もあり、テリーのワンダーランド3Dでは魔王戦が廃止となる中、エスタークとだけは引き続き闘うことができ、こちらでも仲間にできてしまう。

さらにさらにイルとルカの不思議なふしぎな鍵でも同様の条件で仲間にする事が可能となっている。但しこの作品では、倒すと希少なかつ有益な消耗品を必ず落とす事から、敢えて仲間にならないよう10ターン以上かけて幾度と無くサンドバッグにされまくっていた。この問題は後のアップデートで解消されている。


3DS版の『DQ8』においては倒しても仲間にはならないが、上述通りアイテムを貰える。また、恒例で倒すまでに掛かったターン数を教えてくれるのだが、一定数毎でエスタークの台詞が変化する。「弱すぎる」と酷評したり好敵手と認めたり、最速撃破ではなんと勇者として称えてくれる。その後はダンジョンから外へとワープで送ってくれるなど、本当に善なのか悪なのか分からないお方である。……でも「我を滅ぼしに来たのか」の問いに「いいえ」と答えると、今回は「用も無いのに我を起こすな!(※要約)」と逆上して結局は戦う羽目になる理不尽さを見せるのだが。そんな、ひどい……。

また、相変わらず「自分が善か悪か分からない」と記憶を失っているが、撃破後の会話では「地獄の帝王である我を~」と言う事がある。戦っている最中に記憶が少し戻ったのだろうか? まさか寝起きでボケてただけ(ry

ちなみに都市伝説を意識しているのか、戦闘後に仲間と会話するとモリー「何故仲間になってくれない」と言う。


リメイク以降の『DQ5』では、上記の隠し要素解禁とは別の条件を満たす事で、エスターク本人ではなくプチタークという名前の彼の息子が仲間になる。

エスなんたら親子

プチタークは「自分はエスタークの息子」と自称しているが、肝心のエスターク本人は記憶が曖昧になっているために、真偽は不明である。

また、“密かな楽しみ”として専用のすごろく場を所有しているという意外な一面が明らかになった。



………だがその割にはドラクエとコラボしたすごろくゲーム、いただきストリート(いたスト)シリーズには一切登場していない。


グゴゴ……なんということだ……


姿

大きな双角のの様なものを被り、三つ目である。マントの様なものを着用し筋骨隆々な身体つきに黄金の大きな二振りの剣を使用して戦う。

初登場の際は不完全な覚醒であった為か、青い配色をしている(近年は一部のゲームや一番くじなどのグッズでこちらの色も採用されるケースも)。なお、前述の兜とマントは装備品ではなく肉体の一部という説もある。

エスターク(青)

その後『DQ5』以降は体色は茶色の様なもの、大剣は銀色の配色に統一された。

また、進化の秘宝を使って間もないデスピサロ第一形態も茶色の体色である。


漫画作品『ドラゴンクエストⅣ外伝 地獄の迷宮』では非常に珍しい、目がしっかりと開いた完全起床状態のエスタークまで披露された。


モンスターズにおけるエスターク

初代から登場。CHを除いて皆勤。

初期ではデスピサロを親とした配合が中心となっていたが、近作ではタイタニスを軸とした配合が中心となっている。

もっとも、上記の条件で仲間に出来る上、近作では「めぐり合いの扉(鍵)」と言う便利なものがあるので、わざわざ配合で作る理由は無いのだが。


全作を通して育成しづらく、能力もかなりクセの強い上級者向けモンスター。

DQMJ2以降は3枠のギガボディ持ちなのだが、DQMJ2では見た目と違って攻撃力は3枠最低だったり、DQMJ2Pでは攻撃力が大幅強化されたと思ったら今度は素早さが酷い事になったりと、結構能力のブレが激しい。

ちなみに原作再現で眠りを無効に出来ない。最近のエスタークは眠ってても攻撃できるが。


但し上記のイベントの事もあり、モンスターズシリーズではかなり優遇されている。

※この先ネタバレ注意!














グランエスターク

「イルルカ3D」では強化形態とも言えるグランエスタークが登場している。

但しエスターク本人が完全進化したわけではなく、狭間の闇に対抗する為に製造された大魔神像(魔物が作ったが為に見た目がそのまんまエスターク)の真の姿、と言う位置づけとなっている。つまり別個の存在。

どちらかと言うとスーパーロボット然とした外見になっており、非常に格好良い。

配合条件はエスタークと聖竜ミラクレア


「ジョーカー3」では、シナリオ完全クリア後に登場。

『地獄の遺伝子』と呼ばれるアイテムを全て集めた後、ある場所でかつて破壊された装置のうち残された機能を使う事で何とブレイクモンスター「凶エスターク」として登場する。

しかし他のブレイクモンスターとは異なり、肉体はマ素による侵食を受けているが精神の方は今までの作品と何ら変わりがない。

今回も短いターン数で撃破する事で仲間になる。

また、通常のエスタークもこの凶エスタークと神獣のjokerとの配合によって誕生させる事ができる。

神獣の力でマデュライトを浄化しろと言うことなのだろう。

じゃ無かったらまさかjokerと浄化を掛けているのだろうか……


「ジョーカー3プロフェッショナル」では、凶エスタークのポジションがグランエスタークへ変更。

エスタークそのものはディスク報酬で受け取ることも可能。

配合で作成することもできるが、素材が初期で受け取るモンスターであるプチターク(受け取らなかった場合は他国マスターからスカウトなどが必要)を筆頭に、デスピサロ、ギガデーモン、ヘルバトラーとスカウトも作成も困難なモンスターが要求される。

なお凶エスタークは今回は逆にエスタークと凶おおみみずの配合で入手。

さらに今回はJOKERを配合してもエスタークには戻らない(無印と違ってJOKERがストーリー上で重要な立ち位置になった為でもある)。

凶おおみみずは勝ち抜きバトル100勝という少々めんどくさい入手方法なので、無印を持っている場合はそちらで凶エスタークを入手した後に引っ越しアプリで持ってくると楽。


前回は浄化されたのに今度は汚染されるという面白いことになっている。

またグランエスタークが前述の方法でしか入手できないようになっているため、イルルカと違ってミラクレアと配合してもグランエスタークは作成できない。


星のドラゴンクエスト

主に幻のカギや期間限定イベント等で登場する。

更に、上記の凶エスタークの色違いモンスターとして覚醒帝王というボスモンスターが存在している。


登場する作品


余談

大ボスポジションのモンスターではあるが、殆どの作品に於いて寝起きで腕試しを促す姿ばかりであり、遥か昔の時代に世界征服を目論んだ巨悪という設定もあまり無い。その為見た目とは裏腹に多くのプレイヤーからは悪役というイメージはあまり持たれない。その上最近のモンスターズシリーズでは優遇されている事が多いので尚更だろう。


ライバルズにおいて演じる銀河万丈氏は、過去にTVアニメ「ダイの大冒険」(1991年版)にてクロコダインを、ドラマCD版にてハーゴンシドードラゴンクエストヒーローズにてディルク王を演じていた。


CDシアター版で演じた池田秀一氏は、ピサロも演じている。


関連タグ

ドラクエDQ4DQ5魔王系プチターク

災厄の王

…Xに登場するエスタークに似た姿のボス


へんじがないただのしかばねのようだ

…FC版DQ4では、フィールド上のドット絵は普通の大きさだったが、

リメイク版ではポリゴン化されたため他のキャラと比べてかなりデカい。

たぶんシリーズ最大の「ただのしかばね」

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