「貴様もブロンズ像になれ!」
データ
別名: | 地獄星人 |
---|---|
身長: | 60メートル |
体重: | 6万5千トン |
出身地: | ヒッポリト星 |
概要
CV:大友龍三郎
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場する宇宙人。かつてウルトラマンエースを苦しめたヒッポリト星人の同族。
謎の黒い影法師の配下として、ウルトラマンの居ない並行世界で侵略の陣頭指揮をとっている。通常のヒッポリト星人よりも頭身が上がって体型はシャープになり、俊敏性が増している。初代では一本しかなかった尻尾も3本に増えている。
身体は全体的に青っぽく、瞳も丸かった初代とは異なりイカのような横長で、常に笑っているような顔になっている。
二の腕の突起も初代よりもやや大きい。
武器も初代と違い、胸の発光体(初代は腹にあった)から放つブレストクラッシャー、鼻(?)から撃つヒッポリト・ファイヤーボムである。
また、空中を高速で飛行する能力も持つ(初代も飛行できたかは不明)。
活躍
手始めに横浜港にキングゲスラを出撃させるが、ウルトラマンメビウスもこの世界に来ていた為に撃退される。邪魔なメビウスを排除するために今度は横浜市にキングパンドンを放ち、これも倒されたがメビウスを消耗させる事には成功し、戦闘後に油断していたメビウスをヒッポリトカプセルに閉じ込め、ブロンズ像にして一度は倒すことに成功する。
その後はキングシルバゴンとキングゴルドラスの二大怪獣と共に街を破壊していたが、ウルトラマンティガの登場でこれと交戦。三体掛かりで戦いを優位に進め、ティガもヒッポリトカプセルに捕獲してブロンズ像にしようとしたが、ウルトラマンダイナとウルトラマンガイアに妨害され三対三となる。ティガと激しい空中戦を行うがゼペリオン光線で叩き落とされ、ヒッポリト・ファイヤーボムもダイナとガイアに全て弾き返された挙句、再度ゼペリオン光線を受け倒された。
その後、ギガキマイラの胴体となった。
のちの展開
映画『ウルトラ銀河伝説』では配下の4大怪獣共々ウルトラマンベリアルに復活させられ、ウルトラ戦士を迎え撃つ。しかし乱入してきたウルトラマンゼロのゼロスラッガーを受け木端微塵に吹き飛ばされた。
また、『ウルトラゼロファイト』に登場する「ヒッポリト星人地獄のジャタール」は、ヒッポリト星人を名乗ってはいるものの種族は明らかにスーパーヒッポリト星人である(これは、予算や時間の都合などで着ぐるみを新造することができなかったという事情もあると思われる)。
そのため『ロストヒーローズ2』では、名も無きスーパーヒッポリト星人がキング怪獣を率いると同時に邪魔なミラーナイトとグレンファイヤーをブロンズ化させていた。
さらに、「大怪獣ラッシュ」に登場するヒッポリト星人のハンターの一部はスーパーヒッポリトの特徴を持っている者もいる。
これらの点を踏まえると、「スーパーヒッポリト星人は(ムキムキのガッツ星人や小顔なバット星人などと同じく)ヒッポリト星人の新しいデザインとして扱われるようになった」と言えるのかもしれない。
余談
作中では常に「このヒッポリト星人が~」と名乗っており、スーパーは付けていない。
体表は虫のサナギが固い殻を破ろうとしている姿をイメージしている。また、当初は発光体が初代と同様、腹に存在していたが、夜のシーンで光らせたいという要望に応じ、メカを仕込みやすい位置とのことで胸に移動させた。
マナーCMでは携帯電話を劇場で使用していた為、ウルトラ兄弟に説教を食らっていた。このCM内ではティガから「スーパーヒッポリト星人」とフルネームで呼ばれている。
彼が引き連れてきた怪獣のうち、後のシリーズではキングゲスラやキングシルバゴンは自然発生した怪獣、キングパンドンはスパークドールズとして登場しているが、一番考えられるのは改造個体が他の宇宙で定着したか(他の宇宙人が改造した個体の可能性も)、あるいは映画で登場したキング怪獣は大型種や亜種を改造した存在だからなのかもしれない。