概要
当初から儲かるのか怪しく、根強い反対運動の中2009年6月に開業。
羽田と名古屋の中間点であり、大阪も含めた3大都市への移動は東海道新幹線が常識ということで、それら方面の路線は運航していない。
静岡県が補助金を出してるものの、利用者は静岡県民(特に北海道・九州への旅行者や出張者)とインバウンドにほぼ限定されており、開業時から就航していた日本航空は早々に撤退してしまった。現在では日航便はFDA(フジドリームエアラインズ)とのコードシェア便として残るのみである。
それでもアジア圏からのインバウンドブームにより利用客数が右肩上がり、同様に期待されていなかった茨城空港と並ぶ意外な健闘を見せた。
しかし、2020年にコロナウイルス流行により国際線が運行停止に追い込まれ、この勢いは失われた。
テレビアニメ『ゆるキャン△』の第二期で静岡県内が登場したため、放送に先立ちコラボを行った事がある。
アクセス
- 新静岡駅・静岡駅との高速バス(しずてつジャストライン、約50分、¥1000)
- 島田駅とのバス(しずてつジャストライン、約25分、¥500)
- 掛川駅とのFDA搭乗者専用バス(約35分、無料)
- 藤枝駅とのバス(しずてつジャストライン、約35分、片道¥500、往復¥800、15枚綴りの回数券¥5000)
- 渋谷マークシティとの高速バス(しずてつジャストライン、約4時間、¥3500)
アクセスの方法は上記バスか自動車に限定される。
空港としては交通のアクセスが悪く、特に鉄道が直結していない点は当初から問題視されていた。
静岡県は真下を通る東海道新幹線の新駅設置を要望しているが、JR東海からは無視されている。
仮に作っても、空港周辺に何もないため、数少ない空港利用者以外の利用が見込めず赤字となるのは明白で、そもそも商売敵に利便性を与えるメリットは何もないであろう。
就航路線
2018年現在では以下の空港との便が運航されている。
国内線
特に記載のないものは毎日1往復運航
- 札幌丘珠空港(フジドリームエアラインズ・日本航空、夏季のみ週2便)
- 新千歳空港(全日本空輸が毎日1往復、フジドリームエアラインズが夏季のみ週5便)
- 出雲空港(フジドリームエアラインズ・日本航空)
- 福岡空港(フジドリームエアラインズ・日本航空、4往復/日)
- 鹿児島空港(フジドリームエアラインズ・日本航空)
- 那覇空港(全日本空輸)
国際線
特に記載のないものは毎日1往復運航。
- 仁川国際空港(エアソウル・アシアナ航空、月・木・土曜運航)
- 台湾桃園国際空港(チャイナエアライン・KLMオランダ航空・日本航空、火・金曜運航)
- 上海浦東国際空港(中国東方航空・日本航空)
- 杭州蕭山国際空港(中国東方航空、水・日曜運航/北京首都航空、木・日曜運航)
- 寧波櫟社国際空港(中国東方航空、火・金曜運航)
- 武漢天河国際空港(中国東方航空、上海経由)
一時期は西安、大連、南京など中国国内の多数の都市との航路が運転されていたこともある。