オレは死なない!!
たとえこの肉体は滅んでも!
オレの意志を継ぐ者が必ず立ち上がり!!
そして…お前たち人造人間を倒す!!!!
概要
未来悟飯とは、人造人間によって破壊された未来の世界(本来の歴史)に生きる、孫悟空の息子・孫悟飯(青年期)を指す。
漫画『ドラゴンボール』の番外編「TRUNKS THE STORY─たった一人の戦士─」、アニメでは『ドラゴンボールZ』スペシャル「絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス」に登場。
作中での年齢は22~23歳。
修行を受ける前に悟空が病死したためピッコロに師事するが、そのピッコロも10歳の頃に戦死してしまう。未来トランクスの師匠にあたる。
外見
髪型は、少年時代(とくにピッコロとの修行時代)を彷彿とさせる特徴的な前髪のハネを残したショートヘア。顔には左目付近、額から頬にかけて切り傷がある。また、後述の経緯から作中左腕を失い隻腕となっており、Pixivでも隻腕の姿で描かれることが多い。
本編の悟飯と比べるとワイルドな外見であり、一人称も「オレ」を使うようになっている。
背中には白○に「飯」のマークが入っている。インナーは長めの半袖。
略歴
- 7歳、父・悟空を心臓病で亡くす。
- 10歳、人造人間17号・18号との戦いで、ベジータ、ピッコロといった仲間がみな殺され、同時にドラゴンボールも消滅。
- 以降、ベジータの遺児トランクスに稽古をつけながら、人造人間に反抗を続ける。この間に超サイヤ人に覚醒。
- 22歳、人造人間との戦いで左腕を失う。最後の仙豆をトランクスに使う。
- 23歳、人造人間に単身戦いを挑み死亡。人造人間に対抗できる戦士はトランクスただ一人となる。
漫画原作では登場時点で既に隻腕となっており、超サイヤ人になったトランクスを超化せずに右腕1本だけで軽く捌ける程強かった。 トランクスの潜在能力を見抜き、やがて人造人間を倒せる力をつけると信じていた。
アニメ版では人造人間との戦闘時に左腕を失い、最後の仙豆を負傷したトランクスに使った後に隻腕となるが、この時点ではまだトランクスが超サイヤ人に覚醒していない。
最後の希望であるトランクスを今失うわけにはいかないと、トランクスを気絶させたうえで破壊と殺戮を繰り返す人造人間達の元へ向かい、戦いの後に命を落とす。
アニメ版ではこの悟飯の死がきっかけとなり、トランクスが超サイヤ人に覚醒する。
その後、悟飯の見込み通りトランクスは人造人間を圧倒する力を得て、過去の世界から帰還する。
なお、この時代の悟飯は「精神と時の部屋」で修行しておらず、潜在能力の片鱗が目覚めることもなかった(原作で悟空がそのことに触れている)。
初登場時の未来トランクスが、地球に帰ってきたばかりの悟空と手合わせをする直前、超サイヤ人化した悟空を見て「驚いたな、超サイヤ人になった僕とそっくりだ」と言っている事からすると、未来トランクスが自分以外の超サイヤ人を見たのはこの時が初めてであり、つまり未来悟飯は超サイヤ人に覚醒していなかった、というのが人造人間編序盤掲載当時の設定であったと思われる。
ゲームにて
ゲームでは『ドラゴンボールZ真武道会2』『ドラゴンボールZ Sparking!METEOR』『ドラゴンボールレイジングブラスト2』『ドラゴンボールヒーローズ』『ドラゴンボールゼノバース2』『ドラゴンボールZ KAKAROT』の6作に登場。
CEROの関係で、両腕がある状態で参戦。 しかし、基本的には右腕だけで戦い、かめはめ波といった両手を使う技を右手だけで繰り出す工夫がされている(真武道会2ではある経緯から両腕をフル利用したモーションになっている)。ただし、KAKAROTに限り原作同様左手が無い姿で登場している。
また、本編の歴史とは異なり、こちらの未来では悟空の指導をほとんど受けられなかったため、魔貫光殺砲、激烈魔閃、爆魔障壁など、技の多くはピッコロの流派がベースとなっている。
こちらの未来では弟が生まれず、ビーデルとも出会わないため、悟天やビーデル、チビトランクスと対戦すると泣けるやりとりが見られる一方、人造人間を生み出した元凶ドクター・ゲロとの対戦時には激しい怒りを露にする。また、「レイジングブラスト2」以降のゲームではヤムチャやクリリン、ベジータといったZ戦士達とのやり取りも見ることが出来る。(スパーキングメテオでは悟空以外のZ戦士との会話イベントが起こらなかった。)
なお、グレートサイヤマンを見ても特に動揺することなく別の未来の自分と判断している。
人造人間やセル掃討後の未来を舞台にしているゲーム『真武道会2』では、未来悟飯を生き返らせるイベントがある。死後の悟飯は、天国にいるにもかかわらず、自責の念に苛まれ、延々と人造人間の幻影と戦い続けていた…。なお、生き返った際、生前に失った左腕も同時に取り戻している。
西の都が破壊されタイムマシンを防衛できなかったルートにおいては、最後の手段として占いババの力によってパイクーハンと共に1日だけ復活しダーブラ打倒に手を貸す。このルートでは幻影と戦い続けている描写は特にない。
『真武道会2』に限り超サイヤ人2、老界王神の潜在能力解放(アルティメット化)と言った現代悟飯と同等の変身形態を習得できる。
そして2013年6月、ドラゴンボールヒーローズ第9弾で、超サイヤ人3になった未来悟飯が登場することが告知され、後に実装された(下のイラストとは異なり、ゲーム作品ではほぼ全て左手はある)。もはやなんでもありである。なお、このカードはアビリティ(絶望への反抗【ラウンド終了時に自分チームのHPが敵チームより少ないと自分の戦闘力5000アップ】)、バースト(シールドブレイク【敵のダメージ軽減効果50%ダウン】)共に非常に使いやすく、人気が高いと思われる。
ちなみに、ヒーローズにおいては「真武道会2」で登場した超サイヤ人2・老界王神の潜在能力解放は実装されておらず、ゴッドミッション9弾までの時点でカードの種類も他の戦士たちよりもかなり少なめの13種類のみ。更に通常状態で描かれたカードがたった1枚(しかもイベント配布限定カード)であり、それ以外は超サイヤ人か超サイヤ人3の状態で描かれたカードしかない。
『ゼノバース2』ではストーリーにおいては宣伝PVにも登場するなど重要な人物として扱いを受けている。その気になれば歴史改変できる立場にいたトランクスは、人造人間との戦いに向かう悟飯を止めようとする。だが主人公によって制止され、悟飯は「未来から来たトランクス」がここにいることの意味を悟り、いずれトランクスがたくましく成長することを確信して人造人間に挑む。
エンディング後の隠しシナリオでは、トランクスの想いが悟飯を助けに行くという別の歴史を生んでいたことが判明。トランクスは悟飯と共に未来の人造人間たちを倒し、この時代にて生きることを決意する。なお、このバトルでは未来悟飯を操作することになる。
このシナリオをクリアすると悟飯がコントン都に現れ、主人公の師匠になってくれる(彼もまた別の歴史の未来悟飯であり、ここに迷い込んでしまった)。
また悟天と戦わせると「キミは誰だい?」と反応する。逆に悟天からは「兄ちゃんだけど少し違う」と疑問に思われる。
「∞の歴史編」では、あるルートを選ぶとその歴史の悟空と再会する。この時、悟飯は「この歴史に来てよかった」と感極まっていた。そして、悟空を殺そうとする人造人間13号を倒すために共闘する。更に黒幕が連れてきた「別の歴史の未来トランクス」と戦うこととなる。お互いに別々の歴史を生きた存在だが再会できたことを喜び、それでも一回の戦士として相見える。そして未来悟飯は、世界を救うための試練として立ちふさがったトランクスを破り勝利した。
さらに、新たなDLC『炎と破壊神編』のエクストラミッションに登場。
増殖したジャネンバに隙を突かれたトランクスを救け、戦闘に参加した。さらには次元の壁を突き破って助けに現れた父悟空と再会(世界が違うとはいえこの再会は感動的なモノだろう)。
ブルーになった悟空と共にジャネンバを圧倒、親子かめはめ波でジャネンバたちを蹴散らした。
『スーパードラゴンボールヒーローズ ワールドミッション』では、未来編のエクストラシナリオに登場。
未来トランクス(超サイヤ人覚醒前)と共に登場し、人造人間17号と18号を見つけるなり敵意を剥き出しに襲い掛かる。しかしビートたちからこの17号と18号が善人であることを教えられ、更には真の敵がゴクウブラックであることを教えられる。自分たちの知る人造人間とは違うと理解してくれたものの「人造人間と共闘なんて悪い冗談だ」と先入観は捨てきれない様子。
ゴクウブラックとの戦いでは「ザマスという人物が父親の体を奪った」「すでに父親は殺されている」ことを聞き、激しい怒りによって超サイヤ人3へと変身。父の体を取り戻すべくゴクウブラックと死闘を繰り広げる。それでもまだゴクウブラックの方に分があったため、奥の手としてトランクスとフュージョンを行い、ゴハンクスへと変身。父の仇討ちを果たした。
直後、今度は本物の悟空が登場。悟飯は久しぶりの再会に喜んだのもつかの間、「父さんのようにはいかなかった」と己の不甲斐なさを詫びた。しかし悟空からは「お前がトランクスを守らなかったらオラは心臓病で死んでいた」と手放しの称賛を受けた。
『ドッカンバトル』
ドラゴンボールZドッカンバトルでは6体の未来悟飯が実装されている。
イベント産の未来悟飯はゲームで唯一のノーマル状態の悟飯だが、SRということで最前線には程遠い。
ガシャ産の超技属性の未来悟飯も存在しており、ドッカン覚醒によりSSRからURへとなることができる。実装された当初はフェス限定キャラクターよりも強いとまで言われていたが、インフレが進んでしまった今では弱いキャラとなってしまっている。
天下一武道会の報酬キャラだった未来悟飯もATK無限上昇や『人造人間』カテゴリの敵がいればATKがあがるパッシブスキルを持っているものの地力が足りないため、評価は高くない。
超体属性のフェス限定産未来悟飯はリーダースキルに『未来編』カテゴリのキャラクターを強化するスキルを持っている。また、ターン経過により相手の攻撃ダメージをカットするというパッシブスキルを持っているが、実装当初は短期決戦向けのイベントしかなく、カテゴリリーダーフェス限では最弱とまで言われていた。しかし、新たに熱闘悟空伝という長期戦向けのイベントが実装され、そのイベントではとても強固な壁役となるため、評価が大きく上がった。これにより最弱という評価はほとんどなくなった。が、必殺技モーションが微妙なことやフェス限定キャラクターともあろうものがこれぐらいしか適正イベントないなど、フェス限定キャラクターとしてはどうなんだという声も聞こえる。
そして2019年10月、フェス限定産の超知属性の未来悟飯が実装すると発表された。ノーマル→超サイヤ人への変身が可能で、大きな期待がされている。
また、イベント産の黒髪未来悟飯も超サイヤ人未来悟飯へとドッカン覚醒することも明らかとなった。
聖龍祭で実装した未来悟飯は「LR」キャラであり、少年期の頃の未来トランクスと共に戦うバトルカードである。青気玉以外の気玉を青気玉に変換しつつ、自身は気玉を多く取ればDEF58%UP、ATK58%UP、確定必殺追撃、被ダメージカットに会心率8%UPと自身の能力を底上げすることができる。必殺演出には「ドラゴンボールZ燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」のトランクス(未来)と孫悟飯によるダブル魔閃光をオマージュしたものがある。
3ターン経過後、自身のHPが58%以下の時アクティブスキルが発動可能。交代する。
未来悟飯がトランクスを不意をついて気絶させる演出となる。
※「トランクス、君は最後の希望だ」
交代後は未来悟飯単体となる。気玉を8つ以上取得により確定必殺追撃、HPが58%以下の時相手の必殺技を見極めることができ、交代時はATK258%UP、DEF0%UPと防御がない紙装甲なキャラクターとなる。一見交代前より無茶苦茶弱いような印象を受けることになるが、交代後は自身が倒されることに意味があり、この未来悟飯が攻撃を受け倒された場合、復活スキルが発動する。復活スキルは前述の名台詞が入り、一度だけHPが85%回復しバトル中永続でDEF58%UP、被ダメージ58%カットとなる。復活が発動することにより、未来悟飯は完成するキャラとなっている。また必殺演出はドラゴンボールZ KAKAROTを元につくられており、最期の戦いのムービーシーンの魔閃光や、最期の抵抗として描かれたかめはめ波を参考につくられた演出がある。
※なお後者は『ドッカンバトル』ではかめはめ波ではなく、「爆力魔閃」という別の技であるが。
また、聖龍祭開催に伴い超体属性のフェス限定未来悟飯が極限Z覚醒した。
持ち味であった耐久性能を更に跳ね上げ(初手から被ダメージ37%カット、最大で被ダメージ58%カットとなる。覚醒前は初手被ダメージ10%カット、最大で50%カット)、ATK値もステータスの上昇や倍率がATK100%からATK158%になったことにより300万~450万を軽く出してくるキャラとなった。極限後は名称に「トランクス」(GTや幼年期は除く)がついたキャラクターがバトルメンバーにいると更にATKとDEFが120%UP、中確率会心とより守りが強固なものとなる。
『ドラゴンボールレジェンズ』
2021/1/20~2021/2/19、善の21号と隻腕の未来悟飯が実装。
戦闘不能の味方がいると属性相性不利を無効化し特殊アーツを次にドローする能力を持ち、
特殊アーツは与ダメージアップや状態異常、能力低下の発生を無効になる。
また、混血サイヤ人タグ初の踏ん張り性能を持ち、敵のアーツカード封印等の優れた性能を持ったキャラクターである。
究極技アーツは最期の戦闘を再現。
またLegendaryFinishは17号・18号との気功波の押し付け合いの再現となっている。
※最もその押し付け合いで決着がつく演出で、17号と18号との死闘に勝ったというIF演出だが。
『ドラゴンボールZ KAKAROT』
DLCである『絶望の未来編』にて参戦。
内容は「絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス」とほぼ同じだが、一部新規ストーリーやセリフが追加された。
追加ストーリーの中では亀仙流の教えである「よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む」という言葉をトランクスに語って聞かせるというシーンも見られる。
また、アニメの方では最後の戦いで17号と18号の攻撃を受けて死亡しているが、今作では最後の最後ギリギリまで二人の攻撃をかめはめ波で押し返そうとすると言った今まで以上に運命へ抗おうとする姿が描かれた。