「ご依頼、承りました。タマモヴィッチ・コヤンスカヤ、誠心誠意、皆様の為に働かせていただきます♡」
プロフィール
申告真名 | タマモヴィッチ・コヤンスカヤ |
---|---|
クラス | アサシン/アルターエゴ |
性別 | 女性 |
身長 | 168cm |
体重 | 55kg |
出典 | Fate/Grand Order |
地域 | ロシア |
属性 | 秩序・悪・獣 |
好きなもの | 人間の自業自得(霊基第1~2)、理解のある信者、潰しがいのある敵要塞(第3以降) |
嫌いなもの | 不良債権と手堅い人生(霊基第1~2) |
Ilust | ワダアルコ |
CV | 斎藤千和 |
概要
『Fate/GrandOrder』の6周年記念に期間限定で実装されたアサシンのサーヴァント。
コヤンスカヤ及びアサ狐の正式実装時の名義で、ついに実装されたアンチキショウな女狐。だが2部6章のエピローグを控えた状況でまさかのフライング実装。
FGOフェス2021に出演していた島﨑信長氏と同じく「お前かーーい!?」と叫んだマスターも数多くいただろう。
名前に関しては光落ちとでも言うつもりなのだろうか。その他の可能性としては、かつての凶行と同じ可能性もあり得る。
出典がCCCではなくFGOだったり、地域がSE.RA.PHではなくロシアであったりと、同じく玉藻の前のアルターエゴであるタマモキャットと比較すると差異がある。
これに関しては本人の言葉を借りるとするなら「未来でのお楽しみ」ということだろう。
8月3日に早速pixivisionにて特集が組まれた。
人物
西暦2017年に頭角を現すや否や、わずか一ヶ月で世界有数の民間軍事会社となったNFFサービスの最高経営責任者にして実力・実績ナンバーワンのエージェント。
『自由奔放な野性』をポリシーとし、妖艶に人間を手玉に取る魅惑の美女。
基本的に人間嫌いであり、『弱者から搾取する事で世の苦しみを忘れて生を謳歌する』、そんな社会構造を作っておきながら愛だ夢だと綺麗事を宣う人間の在り方に軽蔑を隠さない。
人間の行い全てを汚らしい、と評するが、汚いから嫌いというワケでもない。汚いからこそ楽しいものもある。そう娯楽、遊戯、経営である。
「人類の皆さまを掃討するだけ、であれば他の方にもできるしょう?
私は愛玩の悪から生まれたもの。
そう簡単に“罪の清算”をしてお帰りいただくほど恨みは浅くありませんので♡」
このように、何事でも愉しむ性格の為、人類への攻撃もまわりくどいものになる。
同時に「怪物(すなわちコヤンスカヤ自身)を打倒する人間」に対しある種の期待を抱いているようで、それらの根幹となるものを失った「異聞帯の人類」に対する評価はことのほか辛辣。
自ら手を汚して標的を殺すなど人間と同レベルの愚行と考えており、実力行使は極力やろうとしないが、殺さない程度の加虐や、魔獣等をけしかける等の嫌がらせには積極的であり、時には多少仕事を疎かにしてでも行おうとする。
一方で、性格の毒気の部分は精神的な強みであることを自覚しているらしく、己が窮地で悪事どころではない状況が続いた時は意気消沈する場面も見られた。
また、玉藻の良妻属性、キャットのメイド属性同様、今のビジネスウーマンとしての在り方自体は強く気に入っている様で、契約上での嘘だけは(人間とは違って)つかないとも語っており、受けた借りを仇で返す真似は絶対にしない。
これは野生に生きる者としてのプライドの高さ故で、1.5部の間、人間社会で企業経営コンサルタントとして活動し、成功していたのはこの律儀さによるものだろう。
そのためか敵対している前提が崩れることこそ無いものの、第三章以降ではカルデアと一時的に共闘する場面がいくつか見られる。
ペペロンチーノからは「邪悪だけど純粋でかわいい」と評されており、多少衰えているとはいえ真偽を見抜ける妖精眼を持つムリアンからも「精神が美しい」と言われている。これはコヤンスカヤの「人間に対する敵対者」であろうとする、ある意味ひたむきな姿勢を評したものと思われる。
マスターへの態度は幸福の絶頂へと導き、その後挫折によって絶望する姿を見る為に、「表面的な欲望を叶え、本質的な希望を踏みにじる」スタンスで接してくる。しかもそれを何度も味わう為に奮起させ無限ループに陥らせるのがコヤンスカヤのタチの悪さを象徴している。
霊基第1~第2はスパイ風の衣裳やバニーを意識した姿となり、内面こそ今までのコヤンスカヤと大差ないが、霊基第3に至ると我々がよく知る玉藻のキャラに近づいた言動をとる様になる。
その本質は人間嫌いではあるが、人間を滅ぼすのではなく「図に乗った人類を分からせる」「人間による迫害に対しての報復」である。
色々と人類を分からせる方法を考えたが、最終的に「愛玩していた側に管理されて退化していく事がもっとも屈辱的かつ倒錯的では?」と至り、人類を支配するに相応しい『兵器の女神』として進化する道をチョイスした。
『コヤンスカヤ』の正体はツングースカ隕石を契機とする自然霊の集合体であり、外側は九尾の狐をモデルにしているが、その中核は兎。スキルや霊基再臨の兎要素はここからきていると思われる。
能力
クラススキル「単独顕現」と「単独行動」によって異界を含むあらゆる所に飛び回って暗躍できる上、危機を感じた場合すぐに逃走することが可能。
この転移は他人も連れて行く事が出来、少なくない報酬を条件に、クリプター達を他の異聞帯へ行き来させる役割も担っている。
その他魔獣を調教する術に長けており、ある程度雑なものでも高度な集団戦術を習得させるレベルで、それらを自身の毛に息を吹きかける事で召喚するといった仙術にも通じている。理由は不明だが魔獣の類をコレクションしており、珍しい種を手元に置けるとご満悦のようである。
ただし本人は術よりも道具を使った方が楽だと称しており、事実近代兵器から即席のブービートラップといった、幅広い道具を扱っての作戦行動に長けている(特に前者は、山肌を高速で滑り降りるコンテナにライフルの銃弾を命中させる腕前である)。
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|
D | A | A | A | A | A |
スキル
気配遮断(?) | アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 |
---|---|
単独顕現(?→C) | ビーストのクラススキル。召喚などを必要とせず、単独で現世に現れることができるスキル。時間逆行などによるタイムパラドックスによる消滅や即死攻撃の類を全て無効化する。獣の座から転落した自陣時は大きくランクダウンしている為、前ほどお気軽に転移はできない模様 |
単独行動(EX) | コヤンスカヤは現界の維持にマスターを必要としない。マスターの命令に従う理由はただ一点。『人間とは違い、約束(契約)は破らない』というプライドだけである |
変化(A) | 本来は防御力をあげるものだが、コヤンスカヤはSPY活動の為にこれを愛用する |
騎乗(B) | 時代・流行に乗る女としてそれなりにイケてる |
イノベイター・バニー(A) | 繁栄の為に編み出されたシステムをよりよく使い、人類のみを苦しめる(酷使させる)循環を創り上げる権能。…とドヤ顔で語るが、ただの趣味・才能である |
殺戮技巧(人)(A) | 月の学士殿が持つものの亜種で、向こうと違い彼女は望んでこのスキルを手に入れた。その時代にある人類の兵器を自在に使いその威力を数倍に引き上げる、自然の因果応報のサイクルを瞬間的に行使したもの。とはいえ本質的には人類にマウントをとる為の力なので、サーヴァントやモンスター相手ではそこまでの絶対性はない |
NFFスペシャル(A) | 詳細不明 |
一方、「人間と敵対する怪物」という振る舞いに徹するあまり、人間との戦いでは手痛いしっぺ返しを食らう事がある。
はっきりとした敗北の描写があるため、単純な戦闘力は一線級のサーヴァントとまではいかないようで、"この姿のまま"で拘束されると(仙術による特別な拘束ということもあったのだろうが)、ピンチに陥っても本来の力を出しての反撃が出来なくなってしまう模様。
また、異聞帯を跨ぐ転移は少なくないエネルギーを消費するらしく、本人の性格と相俟って、この決して軽くない消耗が肝心な時に響いてくることも。
宝具
霊裳重光・79式擲禍大社(イズトゥーラ・セブンドライブ)
- ランク:C
- 種別:対界宝具
- レンジ:1~9999
- 最大捕捉:一都市
「では、参りましょうか。これが皆様(人類)の努力の結果。愛らしい破壊の獣。霊裳重光・79式擲禍大社。踏み潰してあげましょう」
NFF傘下の企業・タマモ重工が誇る優秀兵器、どう見ても戦車かそれを発展させたNF-79式制圧戦術車両を召喚し、搭載している全武装を標的に叩き込んで殲滅する。
本人いわく、趣味に走りました。2部6章でもこれらしき名前は口にしている。
NF-79式は車両でもあり、同時にコヤンスカヤを奉る社。放たれる膨大なミサイルは『擲果満車』の故事に倣ってのもの、と本人は語っている。
畏れ多くも大社の名を持ってはいるものの、これはコヤンスカヤ本人の神徳を示す為ではなく、神徳を損なう、あるいは神聖なる者の敵対者である事を示している。
余談だが、この宝具明らかにメカニックな見た目をしており、ガンダムシリーズの一部機体やコードギアスの一部作品にメカニックデザインとして携わっていた片貝文洋氏が宝具デザインを担当している。
ゲーム上での性能
端的に言うとバスター版スカサハ=スカディ、あるいはサポートをより強烈にした水着ネロ。
味方単体にNP50を配布しCTを2つ進める破格のリソース加速スキルが最大の特徴で、組み合わせ次第ではバスター宝具の3連射システムや強力な自己強化スキルの重ね掛けなどかつてない戦術を実現可能とする。
火力補助に関しても高倍率のBusterカード強化を持ち、加えてBusterへのスター集中およびクリティカル強化、最大20のスター獲得、そして広範囲の『人の力』特攻付与とこちらも最優秀の部類。
マーリンと比較するとクリティカル強化の倍率では及ばないがスター運用の確実性ではこちらが秀でており、イベントでの所謂変則周回への適性が期待されている。Artsにおけるアルトリア・キャスターと玉藻の前の関係にあるといえば分かりやすい。
サポートキャスター達との最大の違いは、彼女自身もアタッカーであること。
全体宝具アサシンで唯一のNP50獲得スキル、豊富な火力補助、敵遅延と味方のNP補助を併せ持つ宝具、Busterクリティカルアタッカーとしての自己完結性、そして特攻の伸びしろと、味方の強化だけではなく自ら殴り掛かっても高い完成度を発揮してくれる。
そして、彼女に限り、アサシンクラスであること自体も特筆すべき点と言える。キャスタークラスではないため、サポート編成において、スカサハ=スカディやアルトリア・キャスターを始めとするキャスタークラスのサポーター達と競合し合わないため、キャストリア実装時の「フレンドのキャスター枠の大半がキャストリアで占められスカディが消えた結果、Wスカディによるシステムを組みづらくなり、Quickアタッカーサーヴァントと、彼らを愛用していたマスター達が苦しむ」という問題が繰り返されずに済んだのである。これによって、環境が大きく変化した、というより多様化した=自分の好きなサーヴァントをより活躍させやすくなったと言える。
攻撃面が凄まじく強力である一方、弱点も非常に分かりやすく
単体へのBuster運用徐々に特化していること、宝具によるチャージ減の足止め程度しか自衛手段を持たないこと、スキルは強力な反面CTが長いこと、チェインを組み辛いArts一枚の構成であることなど耐久戦への適性はからっきしと言ってよい。
自身はクラススキルと宝具の攻撃前バフでスキル無しでもそこそこの火力は出せるが、それでも「未強化としてはマシ」程度。基本的には手札が切れる前に相手を倒しきるタイプと考えよう。
総じて、そのキャラ付けにふさわしく最大火力で敵を蹂躙することに振り切った性能である。
それだけにやはり育成難易度もかなり高く、励振火薬、魔術髄液、宵哭きの鉄杭、無間の歯車、隕蹄鉄、禍罪の矢尻、九十九鏡、真理の卵、煌星のカケラと言ったレア素材をドカ喰いする。特に励振火薬は161個、魔術髄液は154個、禍罪の矢尻は72個、後の素材だけでも30〜45個も消費する。育成にはかなりの時間を要するであろうがそれだけに育ち切った見返りは大きいので運良く迎えられたマスター達は焦らず確実に育てよう。
特性面はビースト時の「悪」「獣」「神性」「猛獣」「魔性」などを引き継いでいるが、「混沌」から「秩序」に変化しているので注意。
関連人物
金ヅル兼カルデア無力化のダシ。正体発覚前は「閣下」と呼んでいたが、当然偽りの忠誠心であった。
コヤンスカヤのマスター感から見て、目先の希望に弱く不屈のハートを持つ彼は、悪い意味で相性バッチリである。
上下関係はなく、上記の理由ゆえ忠誠を誓っている訳ではない模様。
異星の神陣営のアルターエゴの1騎である神父で、「聖人」と彼女なりに高く評価はしている。
コヤンスカヤの身勝手な有様を「沈没船から逃げ回る鼠」と称していたが、彼女はその死亡フラグを尽く回避した。
異星の神陣営のアルターエゴの1騎である陰陽師。
同族嫌悪なのか互いに嫌悪感を露わにしており「陰湿で粘着質なクソ坊主」と称している。向こうも隙あらば彼女を排除しようとしているほど非常に仲が悪い。
同じカルデア陣営にいると素の反応かつボロクソに扱き下ろす。いわく、ひねくれどぐされネコ科マッチョ、安倍晴明のかませ。中身がリンボのままだと即座に見抜き、クーリングオフをお勧めしてくる。
お互い正体を知っていた人外。しかし虞美人はコヤンスカヤを嫌っており、出禁を命じられるも無視された。一方で、彼女の言葉で赤面するなど、人外同士ゆえの気安さもある様子。
力を封じた状態とはいえ、自身に初めて絶叫レベルのダメージと屈辱を与えた天敵に近い相手。
その統治にははっきりとした嫌悪感を抱くが、彼個人に関しては「人の全てを体現した」と、格段に高い評価を下している。
散々名前を間違われてペースを崩されており、彼が倒された後のオリュンポスでの初戦闘でもこれが原因で弱体化する描写がある。
カルデアではその無茶苦茶っぷりに呆れつつも、「自分はもう獣でないので大丈夫」と高を括っているが、向こうは普段から玉藻を見張っているぐらいなので、コヤンスカヤも当然監視対象にされていると思われる。
ブリテンにおけるお得意様。
彼女に請われ色々なものを提供していたが、あくまで商売だったため特別視はしていなかった。しかし、彼女が抱える「闇」を見た際には、憐憫の表情を浮かべている。
2部6章終盤、真の黒幕に襲撃され死にゆく彼女の姿を見て思うところがあったのか、最期の願いを「依頼」として引き受けると言う粋な一面を見せた。
結果としてそれが後々自らの趨勢にさえ響く事になるが、本人はそれを満足気に受け入れていた。
捕縛時に攻撃してきた小動物。正体発覚前にされた所業から「シスベシ」と殺意を向けている。
第1部において、酷似したポジションを担っていた男。
本性を現した後は悪意に走り過ぎ作戦行動が雑になっていた点も同様だが、コヤンスカヤは毎回前線に出て自らの牙を磨いていた。
本編で敵対していたマスター。召喚されてからもギブアンドテイクの関係と割り切っている…が、第3再臨まで開放すると「今までは仕事でお守りしてきましたが、これからは趣味…いいえ、信念でお守りいたしましょう!」とある程度心を許したような発言をする。
妖精國に君臨していた異聞帯の王。
さぞ冷酷極悪だろうと思っていたのだが、想像と違う人物像に困惑する。
人類愛を持つ「獣」と相性最悪な、人類嫌悪の「虫」。
同じ地で暗躍していた頃からお互い相容れない存在と認識しており、向こうも有益に見せかけた地雷案件を餌に実質タダ働きさせた程。
尊敬する人間
絆礼装で語られた、NFFを立ち上げた理由。
世界で初めてグラビア雑誌を創刊し人種差別反対運動を繰り広げた人物で、彼が生前なし得なかったカジノ経営を行うため会社を立ち上げたとのこと。ビーストⅣ:Lのマテリアルよりプレイボーイを創刊した『ヒュー・ヘフナー』氏である事が判明した。
光があるなら闇もあるのでは?とか言われてたらホントに来たフォーリナーのコヤンスカヤ。
その出自から領域外の生命や降臨者としての適性は納得。
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コヤンスカヤ タマモナイン キャスター(Fate/EXTRA) アサ狐
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