概要
正式名称は「実況パワフルプロ野球13」。
対応機種はPS2とニンテンドーゲームキューブ。
橘みずき、友沢亮がパワプロ10の球団に入る前の高校時代を描いた作品。
シリーズの第三世代である六道聖と東條小次郎、猛田慶次が初登場した。
鈴本大輔も本作ではまだモブキャラだが一応登場している。
気合を溜めて連打する事で様々な効果がある気合システムを搭載。
またパワフル高校編のみオーバーヒートゲームという特殊なシステムで試合を行う。
が、残念ながら両方評判が悪かったためこのシステムは本作のみとなった。
シナリオはパワポケほどではないがストーリー性が強く、他作品とも関係するなど重要度が高い。
帝王と聖タチバナは2人の切ない過去が明かされる全体的にシリアスな話となっている。
ルートによってはパワプロ11に近い展開に分岐するなどやり込み要素もある。
システム面は良好とは言えず大きく批判を受けたが、上記の奥深い内容により隠れたファンも多い。
主題歌
ONE
歌・作詞/岡めぐみ
作曲・編曲/広野智章
サクセス
パワフル高校
いつも通りの標準的な内容。東條小次郎が登場する。
試合だけは他と違い、オーバーヒートゲームと呼ばれるシステムで進めていく。
選択肢や気合で結果が変わるパワポケで言う所のカード野球に近い作り。
しかしランダム要素が強すぎて不評だったため本シナリオだけで終わった。
帝王実業高校
定期的に1軍と2軍の入れ替え試験がある。システムはいつも通り。
友沢亮の過去を描いており、彼が肘を壊す事になった原因が本作で明かされる。
2年目に甲子園優勝するかしないかで話が分岐する。ちなみに、優勝しない場合が正史。
それ以外にも久遠ヒカルのイベントがあり、こちらもメインの話に大きく関わってくる。
明るい部分もあるのだが、上記の展開により暗くドロドロした印象が強いシナリオ。
一応、優勝した場合は比較的明るい話にはなってはいる。
監督がどう見ても某独裁者にしか見えないのは気にしてはいけない。
名前も守木独斎だが...多分セーフだろう。
パワポケ1と違い本人の存命中にやらかしたわけでもないのでまだマシ...か?
聖タチバナ学園高校
主人公が入った高校は生徒会が教師以上の絶対的な権力を持っていた。
橘みずきの過去を描いており、彼女のペンダントなどの謎が本作で明かされる。
2年目では入部してきた六道の過去の話も平行して語られる。
生徒会長の橘みずきや他のメンバーの交渉で練習器具の購入などの様々な恩恵が受けられる。
これらの交渉を上手く利用し、主人公は頑張って甲子園優勝を目指していく。
シナリオでは1年目後半にイベントが起き、2年目に橘みずきが野球部に加入してくる。
彼女は祖父に野球を禁止されていることから、野球をする口実で
主人公と婚約するというウソをつく。主人公はそれに巻き込まれていく事に...
基本的にはラブコメ要素が強く、明るい青春物らしい内容。
しかし分岐ルートが存在し、普通に進めていく場合は上記の通り明るいまま終わるが
みずきの好感度を上げて2年目の甲子園を優勝する正史では非常に切ない終わり方をする。
これでも帝王実業の暗さよりはまだマシ...に見えるかもしれないが、
時系列順に追うと結局どちらのルートもあまり救いがなかったりとこちらも結構シリアス。
灰凶高校
野球部が東西に分裂して抗争している、ヒャッハーな世界観。
水が少ないので定期的に水くみを行い、部員を維持しなければならない。
また大会への出場をするには、四天王の各メンバーとの対決に勝利して仲間に加える必要がある。
設定だけだと暗く見えるが、実際は上記2つとは比べ物にならないぐらい明るい。
全体的に暗い話が多い本作ではオアシスにも思えてくるシナリオだろう。水はないが。
世界高校野球大会 日本代表編
13決定版で新たに追加されたサクセス。
軽くストーリーがあるが、基本的には試合を勝ち進めていくおまけモード。
上記の高校、更に他の対戦校のキャラも仲間となる。彼らと一緒に練習する事も可能。
登場人物
※矢部明雄は4つのサクセスで共通して登場する。
その他人物 | とし子 森野木乃葉 座粉博士 加藤理香 加藤京子 ダイジョーブ博士 姫野カレン 神童裕二郎 猪狩守 早川あおい 阿畑やすし 猪狩進 |
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マイライフ | 白沢さゆり 今野早矢 立花小春 伊達美緒 北条紫子 栗原智恵 因幡ありす |