概要
本拠地はオハイオ州クリーブランドのプログレッシブ・フィールド。
1901年、「クリーブランド・ブルーバーズ」として創設。すぐに「クリーブランド・ブロンコス」と改称されたが、フィラデルフィア・アスレティックスから後のチームの中心選手(さらには監督も兼任)ナップ・ラジョイを獲得したことにより「クリーブランド・ナップス」となり、ラジョイがチームを離れた1915年から「クリーブランド・インディアンス」となった。
これまでに2回ワールドシリーズを制覇しているが、最後にワールドチャンピオンとなったのは1948年で、進出自体も1954年から1995年まで41年のブランクがあり、その間は優勝争いに絡むことすら無いお荷物球団に成り下がっていたため、その弱さをネタに映画が作られたこともあった(後述)。
2016年のワールドシリーズにてシカゴ・カブスとの「呪い対決」に敗れ、MLBで最もワールドシリーズ制覇から遠ざかっている球団となった(エクスパンションで創設されて以来ワールドシリーズを制覇したことがないテキサス・レンジャーズなどの歴史より長い)。
ちなみにインディアンスが優勝出来ないジンクスは、その人気を妬んだ当時のGMにより放出された1950年代のスター選手の名を取ってロッキー・コラビトの呪いと言うが、日本では大して知られていない。
2010年代に入ると、「インディアン」を使った名称がネイティブアメリカンへの人種差別とみなされる意見が多数寄せられたことから、4万人のファンへの調査(公募)と地域の有力者たちへのインタビューなどを経て、「クリーブランド・ガーディアンズ」への改称を正式決定。2022年シーズンより「クリーブランド・ガーディアンズ」の球団名を使用することになった。
在籍経験のある日本人選手
これまでに在籍していた日本人選手は多田野数人、小林雅英、大家友和、福留孝介、村田透の5人。
本球団を扱った作品
かつては弱い事で知られ、映画「メジャーリーグ」ではあまりに勝てない球団が奇跡の優勝するというストーリーで、インディアンスを描いた。
ちなみにこの映画の2作目では「タカ・タナカ」なる日本人選手が外野手で登場し石橋貴明が演じた事で知られるが、公開は1994年でイチローはおろか、野茂英雄がメジャーで活躍する前の話で、タカ・タナカは間違いなくメジャーリーグ史上第1号日本人野手である(?)。
永久欠番
3 アール・アベリル (Earl Averill) - 外野手
5 ルー・ブードロー (Lou Boudreau) - 遊撃手、監督
14 ラリー・ドビー (Larry Doby) - 外野手(ア・リーグ初の黒人選手)
18 メル・ハーダー (Mel Harder) - 投手、コーチ
19 ボブ・フェラー (Bob Feller) - 投手
20 フランク・ロビンソン (Frank Robinson) - 外野手、監督
21 ボブ・レモン (Bob Lemon) - 投手
25 ジム・トーミ (Jim Thome) - 一塁手
42 ジャッキー・ロビンソン (Jackie Robinson) - 全球団共通の永久欠番。
455 ザ・ファンズ (The Fans,ホームゲームで455戦連続で満員になった記念)
因みに、ラリー・ドビーは1959年限りで現役を引退後の1962年に日本の中日ドラゴンズで1シーズンプレーした。
関連タグ
MLB プロ野球 メジャーリーグ アメリカンリーグ/ア・リーグ