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北條透の編集履歴

2022-03-13 14:04:07 バージョン

北條透

ほうじょうとおる

「北條透」とは、『仮面ライダーアギト』に登場するキャラクター。

「今度こそ思い知るでしょう……私という人間の素晴らしさを」

概要

演:山崎潤


警視庁捜査一課のエリート刑事で、階級は警部補

気取り屋で高級志向のナルシストな性格をしており、かなりの皮肉屋かつ毒舌

事あるごとにG3ユニットの前に現れては嫌味な発言を繰り返し、彼らを利用したり功名心の為に蹴落とそうとするなどエゴイスティックな言動が目立つ。そのうえ警視庁上層部にコネを持っているらしく、北條の提言がきっかけで警察幹部が何らかの計画を強行し、結果的にG3ユニットや津上翔一葦原涼が窮地に追い込まれる事が多かった。

短期間ながら仮面ライダーG3仮面ライダーG3-Xに変身した実績はあるものの、ストーリー的にはほぼ悪役と言っても過言ではない。とは言え、後述する様に正義感に関しては本物であり、嫌みな部分があっても他人に対して気遣う事もり、完全な嫌な奴とは言い難い。実際に人として越えてはいけない一線を越えた事は無く、自分が間違っていれば素直に認める部分もある為、先輩刑事の河野浩司(演:田口主将)からも「根は良いやつ」と評されている等完全な悪役とは言えない人間である。


北條さんと河野さんのラーメンまんが

好きな食べ物はエリート志向からか高級料理で、庶民的な食事を好む小沢(焼肉)や河野(ラーメン)とは正反対であるが、尊敬する上司から貰ったサンドイッチなどはきちんといただくなど最低限の礼儀は弁えている。


一応、エリート刑事ではあるので、パンテラス・ルテウス撃破後であるにもかかわらず同種の事件が起こっている事に対し「アンノウン出現はG3ユニットの虚言」という見当はずれな主張をしながらも、次に被害者の親族が狙われると推理して護衛に回ったり、オクトパスロードに人質が囚われている事をわかった上であえて発砲し、全弾命中させて少年を救出する氷川の視界が悪くなった際にはGトレーラーから的確な指示を与え、突っ込んできたファルコンロードの撃破に貢献するといった有能さを見せる。

北條主役回である18・19話では、あと一歩でG3ユニットを掌握できる状況だったにも関わらず、心から尊敬する上司・司龍二(演:てらそままさき)の犯罪を告発することで自らその機会を逃すなど、エゴよりも正義感を優先する側面も見られた(推理の決め手となったのは彼の妹が作ったピクルスサンドと被害者の店で出ていたサンドイッチが酷似していたという僅かな手掛かりであった)。

かつての事件で司の左腕を負傷させてしまった事にも負い目を感じていたこともあって、司から教わった「あらゆる偏見を排除してただ事実を事実として直視する」という信念を皮肉にも司自身に振りかざさるを得ない状況になってしまった事を嘆いており、彼にしては珍しく涙まで浮かべていた。


また、オクトパスロードとの2度目の戦いでは強化再生した相手に恐れをなし、G3の装備を脱ぎ捨てて逃走したり、涼を殺されたと思い込んだ榊亜紀の超能力でバリケードで雁字搦めにされて手巻き寿司がトラウマになったり、翔一のコップと新聞紙を使ったマジックに興味を示し、再現に成功するとドヤ顔をする等妙にコミカルで人間臭いところもある。


氷川誠とは犬猿の仲にも近い関係で、北條がアギトに銃を向けた際には彼に殴られた事もある(これは護衛していた妊婦をそっちのけでゼブラロードと戦うアギトを捕獲しようとした為である)。但し氷川も北條の才覚は認めており、小沢澄子がG3-Xの装着員として津上翔一を挙げた際には「北條ならまだ分かる」と評していた。その北條も、氷川の身体に異変が起きた際には彼の身を心配しており、氷川からの頼みを守ったり氷川のサポートをしたりしているので本当に仲が悪いかと言われると少し微妙な所である。一方で流石の北條も翔一に会うと彼のマイペースぶりに辟易しており、その点では氷川と五十歩百歩でもある。


当初は、G3装着員として氷川に敗れたこと等によって自身の功や体裁に拘り、対抗してアギト捕獲作戦やG3ユニットの強奪やV-1システムの開発などを立案したりもした。

だが、G3-XとVー1システムのコンペが終わってからは、氷川の実力を認めて彼のサポートに回ったり、誰よりも早く「あかつき号事件」のもう一つの側面にいち早く気付いたりしている。

終盤ではアギトの危険性を纏めた書類を提出した為に、警視庁はアギトを討伐するアンノウンを保護するという方針に転換。G3ユニットも方針転換を迫られ、北條はG3-Xの装着者として活動する事になる(既にこの頃には闇の力による人類滅亡計画が始まっていた)。

尾室には「我々は正しい・・・正しいのです!」と言い聞かせていたものの、心の奥底では自分がやろうとしている事と上層部の方針に疑問を持っていた様であり、小沢らがGトレーラーを乗っ取りに現れた際には「きっと来ると思っていましたよ」と告げ、彼らに活動を一任した。

後日談では久しぶりに小沢と再会し、憎まれ口を叩きながらも互いを認め合っていた。


以上のキャラクター性から単なる嫌味なエリート刑事と言う枠に収まらない魅力を放っており、「アギト」の中でもコアな人気を誇る人物となっている。脚本家の井上敏樹からも気に入られていたらしく、「北條が何をするか」が脚本打ち合わせのテーマだったという。


仮面ライダージオウ』のアギト編では北條らしき人物のインタビューが新聞記事に記載されており、アナザーアギト襲撃に関して「ノーコメントとさせていただきます」とコメントしている。


関連イラスト

北條と氷川G3なみなさん


関連タグ

仮面ライダーアギト 仮面ライダー 警視庁

氷川誠:初期は氷川にやたら突っかかっていた。

小沢澄子:犬猿の仲。

琢磨逸郎/センチピードオルフェノク (仮面ライダー555)、日下部章(仮面ライダードライブシークレットミッション)、星埜始/ハゲタカアマゾン(仮面ライダーアマゾンズ):山崎潤氏が後年演じたキャラクター


宝生永夢:同じ「ホウジョウ」の姓を持つ者

仁良光秀:北條と同じく嫌味な刑事キャラ。ただしこちらは完全に悪人。

井上キャラ

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