ライバル
らいばる
同等もしくはそれ以上の実力を持つ競争相手の意味。
概要
英単語の綴りは" rival "。多くは主人公と対をなす存在として描かれるキャラクターを指すが、その関係は日本語への変換の仕方によって様々。
作劇上の効果としては、ライバルキャラが主人公キャラへの執着を見せるシーンを描くことで、読者/視聴者/プレイヤーたちに「この物語の中心にいるのは誰か」というキャラクター相関を意識させ、主人公の存在感アップに役立つ。
主人公の名前を連呼させるのはその古典的な手法のひとつであり、銭形警部が「ルパーン!」と、真島吾朗が「桐生ちゃ~ん!」と連呼することで見ている側に主人公の名前を強く覚えさせる効果もあれば、ベジータが「カカロット!」と、グラハム・エーカーが「少年!」といった具合に、他の登場人物たちとは全く異なる呼び名をあえて使わせることで彼らの特別な関係を強調する効果も見込める。
そして、そうした「名前を連呼してくれるライバルキャラ」が(名目上の)脇役に向けて「としのーきょーこ!」と叫んで、(名目上の)主人公には関心を持たず存在感をダウンさせるという、パターンをハズしたギャグが演出されることも。
宿敵・天敵
本来の「rival」の意味に当たり、なんらかの因縁や運命の巡り合せで、勝敗を決しなければならない関係で主人公の視点から「悪役」に位置付けされることが多く、また主人公にとって相性の悪い属性、優遇された環境が特徴でどうやって負かすかが見どころでもある。
例:花と虫(ハエ)、食品(パン)とバイキン、みずとくさ、ほのおとみず、くさとほのお、ねずみとねこ、どろぼうとおまわりさん
恋敵
一人の異性を巡り、奪い合う関係。ときにはドロドロの愛憎劇に発展することも。しかし恋愛以外の物事では意気投合したり(表面的には)仲が良かったりと不思議な関係。