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イルミナティ(MARVEL)の編集履歴

2022-07-21 14:12:45 バージョン

イルミナティ(MARVEL)

いるみなてぃ

マーベルコミックに登場する、スーパーヒーローによる秘密結社。

概要

『ニューアベンジャーズ』第7号(2005年7月)にて初登場。


『アベンジャーズ』第89-97号(1971-1972年)で描かれた「クリー・スクラル・ウォー」の直後に結成された秘密結社。

同戦争における地球の甚大な被害は、各ヒーローの結託があれば防げたというアイアンマン / トニー・スタークの主張のもと、各分野のヒーローの代表者6名によって結成された。


初登場の際にはトニーのアベンジャーズ再結成の報告に他のメンバーが祝福したり、ニューヨークにヒーローが集中し過ぎている問題を話したり、精神的に病んだ謎のヒーロー・セントリーについての調査をしたりと、まともそうな組織としての姿を見せていたが、実際は良かれと思って後々の大災害を引き起こす原因を作っていたはた迷惑な存在だったと判明する。


その最たるものが『プラネットハルク』から続く『ワールド・ウォー・ハルク』で、ハルクを地球から追放した結果、色々あって極限までの怒りに燃えて舞い戻って来たハルクとその仲間によって、あわや地球上のヒーロー全滅の危機をもたらした。

また、『ブレイクアウト』から続いたスクラルとの一大決戦『シークレット・ウォー』の原因も、元はと言えばイルミナティが独自に動いた結果、一時スクラルに捕らわれた際にクローンを作られてしまい、スクラルがクローンリードの天才頭脳を利用して立案させた作戦によるもの。これによる各地に変身して成り代わっていたスクラルの行動で『シビル・ウォー』が起こり、ヒーローが分断されてしまうなど後々まで尾を引く結果になってしまった。


メンバー


なお結成時にはティ・チャラ / ブラックパンサーにも声がかかったが、会議の意見が一致しなかった場合の危険性を理由に辞退している。


MCU

2022年公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、予告映像に「6つの席」が登場したことから、イルミナティが登場するのではないかという予想がされており、後に海外でのCMなどから確定となっていた。


(1分15秒あたり)



























その正体は、ストレンジがアメリカ・チャベスとともに迷い込んだ「アース838」におけるスーパーヒーローチーム。

メンバーは原作からプロフェッサーXブラックボルトミスター・ファンタスティックが共通で、残りはこれまでのMCUで描かれてきた世界(アース838からは原作コミックの基本世界と同じ番号である「アース616」と呼称される)にも存在していた人物と「別宇宙での同一人物」である

の計6人。

彼らの活動は社会的に認知されており、特にストレンジはサノス打倒の功労者として「ストレンジ博物館」や銅像が建てられている。

またマルチバースに関する研究も進んでおり、宇宙同士の境界が揺らぐことによる崩壊現象「インカージョン」を防ぐことも活動の1つ。この世界のクリスティーン・パーマーはここで研究員として働いている。


なお施設内では自立型ロボット「ウルトロン」が警備員として配備されていること、カーターが「ファースト・アベンジャー」と紹介されていることから、チームとしてのアベンジャーズは別に存在していると考えられる。


活躍











同作中盤、「ストレンジ博物館」を訪れたチャベスとアース616のストレンジを(強引に)保護。

ストレンジを議場に呼び、この世界の彼がサノスに対抗する術を模索中に、現在のアース616のワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチと同じく禁書「ダークホールド」に手を出してしまったこと、それをサノス打倒後にメンバーに打ち明け、自ら処刑されたことを説明。

その一件からストレンジを自分たちの知る彼と同じくインカージョンを起こす可能性のある脅威だと考え、処遇に関する投票を行なおうとするが、チャベスのいる宇宙を探し出したワンダがこの世界のワンダの体を乗っ取り施設を襲撃。


プロフェッサーとモルドを除く4人は彼女に相対するが、ストレンジから忠告されていた彼女の危険性を、この世界ではMCU登場初期のままだったため聞き流していたこともあり、全員が敗死


そしてプロフェッサー自身も、スカーレットウィッチの心理世界に入り込み、この世界のワンダを目覚めさせようとするも、彼女の圧倒的な超能力の前にはあと一歩及ばず、最後は首をへし折られて死亡(ただし、チャベスの逃亡の時間稼ぎには成功しているので、囮としての役割は十分に果たしたと言える)。


一方議場に残ったモルドは(プロフェッサーXが言った)ストレンジの解放に反対。

しかしストレンジからスプリーム・ストレンジに対する嫉妬心を指摘され、逆上して処分しようとするが、彼にかけられていた魔術を封じる手錠を逆にかけられてしまい、肉弾戦の末にストレンジを逃がしてしまう。なお、彼だけスカーレットウィッチと対峙しなかったため、メンバー唯一の生き残りとなった。


裏話

公開後からしばらく経ったある日、脚本家の一人がアース838に関する裏設定を明かした

それによると「アース838の世界はサノスの脅威の経験を踏まえ次の悪を生まないようにすべく監視社会と化してしまった世界」とのこと。

実際ウルトロンがトニーの想定通りに動いており、よく観察すると人々も似た服装ばかりであるため、皮肉にもアース616とは逆にヒーロー達が市民を締め付ける世界となってしまっていた可能性が高い。

この設定が明かされた事により、「その頂点に君臨していたと思われるイルミナティをほぼ壊滅状態に追いやったワンダはむしろこの世界の人々にとって英雄だったのでは?」という考察がなされている。


ちなみに

メンバーのうちアース616にもいた3人はもちろん、プロフェッサーは「X−MENユニバース」と同じパトリック・スチュワートが、ブラックボルトはABC制作のドラマインヒューマンズ』と同じアンソン・マウントがそれぞれ演じているが、ミスター・ファンタスティックのみ過去の実写作品(2005,07年・2015年版)とは異なるジョン・クラシンスキーとなっている。


余談ではあるが『マルチバース・オブ・マッドネス』の日本でのCMは、後者で彼の吹き替え担当だった木村昴がナレーションを務めている。

※似たような事例では前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のCMナレに、同じくMCUに含まれないアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でピーター・B・パーカー役だった宮野真守が起用されている。


また『ファンタスティックフォー』は将来的にMCUでリブートされることが決まっているが、ジョン・クラシンスキーが続投するかどうかは現時点でははっきりしていない。


関連タグ

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