概要
1985年に生まれて、1988年に昭和最後のクラシックシーズン(当時4歳・現在満3歳)を迎えた競走馬の世代。
代表格は地方競馬の笠松競馬場からJRA(中央競馬)に移籍して第2次競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップで、オグリ世代とも呼ばれる。
国内の平地GⅠ競走が年間15レースほどしかなかった時代に当時歴代最多のGI20勝を達成しており、多くのレコードタイムが記録、長きに渡り保持された。
- 88年阪神3歳ステークス
サッカーボーイがレコードタイムを記録。
- 88年桜花賞
アラホウトクがレコードタイムを記録。
- 88年函館記念
サッカーボーイのレコードタイムは2022年現在も保持。
- 90年安田記念
オグリキャップのレコードタイムは12年間保持。
- 90年スプリンターズステークス
バンブーメモリーがレコードタイムを記録。
- 90年天皇賞(秋)
ヤエノムテキのレコードタイムは8年間保持。
- 91年有馬記念
ダイユウサクのレコードタイムは11年間保持。
主な該当競走馬
JRA中心
:'88/'90有馬記念・'89マイルCS・'90安田記念
:'88菊花賞・'89天皇賞(秋)・'90天皇賞(春)
:'88皐月賞・'90天皇賞(秋)
:'87朝日杯3歳S・'88日本ダービー
:'87阪神3歳S・'88マイルCS
:'89安田記念・'90スプリンターズS
:'91有馬記念
:'88桜花賞
:'88オークス
:'88エリザベス女王杯
:'89高松宮杯
:'88菜の花賞
:'88共同通信杯4歳ステークス
地方競馬中心
:’88岐阜王冠賞(地方重賞)
笠松競馬場時代のオグリキャップにただ一頭だけ勝利。
同競馬場でのデビューから、JRA、高知競馬場所属と渡り歩き、1992年まで現役を続けた。
特筆すべき勝利こそないが引退後に種牡馬入りし、'96日本ダービーに出走したザゴールドの父となった。
海外
その他
当初はJRA競馬学校の練習馬として導入されたニュージーランド生まれの中半血種乗用馬。
後に京都競馬場と、地方競馬の園田競馬場と姫路競馬場で誘導馬を務め、2016年に31歳で永眠。
園田競馬のマスコットそのたんのモデル馬とされる。