概要
施設運営及びレース主催者は、兵庫県・尼崎市・姫路市で構成される兵庫県競馬組合。
場外馬券の発売もされており、同じ兵庫県競馬組合の園田競馬場(尼崎市)の他、他地域の地方競馬や中央競馬のレースも取り扱う。
1949年、現在の南あわじ市にあった淡路競馬場の後継施設として開場。
その後県内の地方競馬は園田競馬場での開催を中心とし、姫路競馬場は主に年に3ヶ月内での開催となった。
2010年頃には業績悪化による廃止案も出されたが、インターネットでの馬券発売化により競馬組合の売上が回復。
2012年9月より馬場内の洪水調整池や来場客用施設の整備もあって長らく営業を休止し、2020年1月に開催再開。
コース概要
競走主使用の右回りのダートコースが1本。
1周1,200mで、直線距離350m(ゴール前の最終直線は230m)。
全体として平坦なコースであるが、治水施設でもある内馬場の窪地部分は国内競馬場でもかなり深い。
一回のレースでの最大出走頭数は12。
設定距離は800m、1,400m、1,500m、1,800m、2,000mである。
敷地内に厩舎があるが、現在競馬組合所属馬の飼育・調教は基本的に園田競馬場と西脇市の県立西脇馬事公苑(西脇トレーニングセンター)で行われる。
主な開催重賞
白鷺賞(重賞Ⅰ)
兵庫ウインターカップ (重賞Ⅰ)
兵庫クイーンセレクション(重賞Ⅱ)
その他施設
1名やグループで利用可能のモニター付きの屋内指定席が数種類ある。
再オープン時には競馬組合が主に地元市民向けに運営する「ひめたんスポーツクラブ」の施設が新設。
ヨガスタジオや卓球場がスタンド内に、サッカー・フットサル用の人工芝コートが内馬場に設けられた。
また再オープン前までは、内馬場の東半分はイベント会場・球技場としても利用された芝生広場や児童向けの遊具が整備されており、実態として今日まで都市公園さながらの役割も担っている。
その名残りからなのか現在も本競馬場の来場客の入場ゲートには「姫路公園競馬場」という文字が並んでいるが、施設の正式名称は県の設置条例の文言と同じく「姫路競馬場」であり、こちらはあくまで「愛称」である模様。
マスコットキャラクター
ひめたん
競走馬をモチーフにした女の子で、大きなリボンが特徴。
先述のスポーツクラブの名称にも入れられている。
同じく園田競馬場の男の子キャラであるそのたんと共に仕事をする機会も多い。