しきかんどの
しきかんどの
かめんに かくされた
その ひょうじょうは?
・・・そもそも
かれは だれなのだ?
※本作の『たたかいのきおく』から引用
◆・・・。
概要
『MOTHER3』に登場するキャラクターで、ブタマスク達を統率する謎の指揮官。『MOTHERシリーズ』は殆どのテキストが平仮名で表示される為、本編では主に"しきかんどの"や"かめんのおとこ"と呼ばれている。
ただし、pixivでは漢字で"指揮官殿"というタグが付けられている事もある。
リュカ達の前では常に仮面を被り全く喋らない上、登場する度に挨拶代わりとして強力な雷を落とす事も少なくない。だが、ブタマスク達の前では多少なりとも喋った事があるらしく、彼らからは強く慕われている。
更に、ブタマスク達が見た彼の素顔や横顔にはまだ幼さが残っているとの事だが......?
作中での活躍
第7章〜第8章
第7章『7つの針』では、マジプシー達が守っていたハリを抜き闇のドラゴンを目覚めさせる為に本格的に暗躍し始める。しかし、リュカ達も同じ目的を持って旅をしている事を知って以来、彼らは出会う度に対立ながら一進一退で各地のハリを道中で抜いていった。そして、イオニアが守っていた『チュピチュピョイ神殿』のハリを巡って遂に初めて激突する事になる。
だが、予想以上の強さで敗北し一時退却を余儀なくされた為、最終的にこの神殿のハリはリュカによって解放された。こうしてお互いに抜いたハリは3本ずつとなり、第8章『なにもかも なにもかも』では『ニューポークシティ』の何処かに残された最後の1本の所へ向かう事になるが......。
※この先は、本編に関する重大なネタバレが含まれております。閲覧の際には充分ご注意下さい。
◆リュカ。
よろこんでくれるな。
とうとう にいさんを
みつけたぞ。
悲劇から生まれた操り人形 (ネタバレ注意)
第8章の終盤で、彼の正体は3年前に母親のヒナワの命を奪ったメカドラゴに1人で仇討ちに挑み行方不明になったクラウスである事が明らかになった。実際に、第1章『とむらいの夜』のラストではフリントとアレックがメカドラゴに勝利した直後のムービーで崖の下に倒れている彼の姿が少しだけ映るが、実はこの時点で既に命を落としていた。
しかし、クラウスの遺体はブタマスク達に回収された後ポーキーの手によりキマイラとして蘇り、同時に生前の記憶も完全に失われる事になってしまった。
更に、『ノーウェア島』各地に隠されたハリを抜けた理由はリュカと同様マジプシーでも覚えない特別な『PSI』を使えた為であった。その後、恐らくヨクバからハリの情報を聞いたポーキーの命令に従い、各地のハリを抜いていく事になる。
そして、『エンパイアポーキービル』の最深部で最後のハリがある場所で一行と鉢合わせになり、ラスボスとして最後の勝負を挑む。なお、この時に放った雷でリュカ以外のメンバーは『きぜつ』状態になり、双子同士でのタイマン勝負となる(因みに、ここで仲間をカムバックさせても再び雷で倒されてしまうので全く意味が無い)。
直前に正体を知らされたためか、攻撃ボタンを選んでもためらうリュカのメッセージが表示されてしまい攻撃はできない。そのため、戦闘自体は仮面の男の熾烈な攻撃を、ガードとPSIなどの回復行動でひたすら凌ぎつづける特殊なものとなっている。
攻撃の意志を見せないリュカへの仮面の男の攻撃はチュピチュピョイ神殿の時と同じく容赦なく、さらに戦闘中リュカを庇い説得を試みたフリントすらもPSIであっさりと倒してしまう。
しかし、霊として現れたヒナワの説得により失われた筈の自我が徐々に蘇り、攻撃に躊躇いが見られるようになる(同時に、背景のエフェクトも所々ぼやけ始め、次第に穏やかな波長になっていく)。遂に自我が完全に戻った際には自ら仮面を外し素顔を見せた後、リュカが身に付けていた『フランクリンバッヂ』を利用して自らの雷をわざと跳ね返し、自分自身に致命的なダメージを与えた。
そして、3年前に行方不明になってしまった事を謝った後、いつか再会出来る事を願いながらリュカの腕の中で永遠の眠りについた。
スマブラ3DS/WiiU
リュカの色変えカラーの1つに、5Pカラーで『かめんのおとこ』のデザインが追加された。
関連イラスト
pixivでは、仮面が外れた物や中からオレンジ髪が見えるイラストの割合が圧倒的に多く、本編をしていなくても正体が分かりやすくなっている。また、作中でもブタマスク達やヨクバの反応、使用する『PSI』、攻撃時に鳴る楽器の音から正体が明かされる以前に彼が誰なのかを理解したプレイヤーも居たようだ。
なお、オッドアイのイラストも多々見られるが公式設定ではないので注意。