基礎データ
進化
ミノムッチ ┬(Lv.20以上、♂)→ ガーメイル
└(Lv.20以上、♀)→ ミノマダム
概要
初出は第4世代(『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』)。
ミノムッチの♂のみが進化する。その都合上、♂の個体しかいない。
♀の方のミノマダムはミノに応じて3形態もいるのに対して、こちらはどのミノから進化させても同じガーメイルになるのがやや寂しい。タイプも至って平凡なむし・ひこう複合だし。
ゲーム中でも使用トレーナーがほとんど存在せず、やや影が薄い。
夜行性で花の蜜が好物だが、自分では集めずにミツハニーから蜜を奪うことばかり考えているポケモン。そのうち女王様からパワージェムでお仕置きされるだろう。
現実に存在するミノガ同様、外見的に雄が蛾で雌が蓑虫である(一応完全変態である)。
また、ミツバチから蜜を奪うのはミノガではなく、クロメンガタスズメである。
実は、成虫のミノガは口が無く、幼虫の頃に貯めた栄養分の分だけ生きられる。
ミノガ以外にもフユシャクなど、雌は翅を持たない種類がいくつか存在する。
こちらもそのうちポケモンになるかもしれない。
名前の由来は蛾+male(英語で男性を意味する)と思われる。掠め取るという意味の「がめる」という言葉も掛かっているかもしれない。あるいは進化前がミノムシなので鎧を意味する『メイル』から取られているものと思われる…尤も、鎧は既に脱ぎ捨てているが。
ゲームでの性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
70 | 94 | 50 | 94 | 50 | 66 |
主に防御・特防が高いミノマダムに対し、こちらは攻撃・特攻に優れる。
両刀型のステータスは同タイプの中では珍しい配分ではあるものの、残念ながら長所と言えるかどうかは怪しいところ……というか、中途半端に両刀なせいで却って何をするにも他のむし・ひこうタイプに見劣りしがちという哀しみを背負ってしまっている。
両刀のむしタイプ全体で見てもフェローチェという高過ぎる壁が存在しており、立場は厳しいと言わざるを得ない。
鈍足で耐久力もない上に技の面でも没個性で厳しい部分があるが、第5世代ではステキな積み技「ちょうのまい」を覚えた。他の蝶・蛾ポケモンも大体貰っているため独自の個性とは言えないものの、特殊方面が強化されたことに間違いはない。
しかしそれでもアゲハントの上位互換どまりであり、このポケモンならではという戦術に乏しいのが現状である。
追加された隠れ特性「いろめがね」も強力だが、同じ特性を持つメガヤンマに攻撃以外で劣っている。「ちょうのまい」でどうにか差別化を図りたいところ。
隠れ特性のガーメイルは入手難易度が高く、そういう意味でも採用の機会を逃している可能性は高い。
第7世代ではアメモースのステータスが大幅に見直され、特攻も素早さも追い抜かれてしまった。同タイプの中でひたすら最下位争いを続ける日々に終わりは来るのか……。
こんな風にライバルがあまりに多過ぎる特殊方面に対して物理方面だが、まともに使える物理技は「とんぼがえり」「とびかかる」と、アイテム無しで放つ「アクロバット」くらいで、こちらもサブウェポンに乏しい。ミノマダムが覚えるふいうちが此方にも欲しいところ。
同じタイプで物理のライバルは輝石ストライク程度なので、今後の強化に期待したいところだ。
ちなみにポケモンバトルレボリューションでは、くさきのミノ以外のミノムッチから進化させたガーメイルがダメタマゴ(使用不可能のバグポケモン)になってしまう不具合がある。そのため、使用したい場合は必ずくさきのミノから進化させなければならない。
アニメでのガーメイル
ダイヤモンドパール30話でモミのポケモンのミノムッチが進化して登場。
技はまもる、サイケこうせん、たいあたり、めざめるパワー、更に本来は覚えないちょうおんぱを使用。
ポケモンGOでは
2019年5月18日に実装された。
進化前ミノムッチが激レアになってしまったため、このポケモンに進化することすらかなりの苦行。
性能も原作譲りのため、どちらかと言えばコレクション向けだろうか。
一応ミノマダムと異なり進化はどの♂でもよいため、揃えること自体はあちらより楽。
関連イラスト
関連タグ
バタフリー、ストライク、メガカイロス、レディバ/レディアン、ヤンヤンマ/メガヤンマ、アゲハント、アメモース、テッカニン、ミツハニー/ビークイン、ビビヨン…同複合タイプ