「海燕殿の心は・・・私が預けて戴いた・・・!」
「来てはならぬと言った筈だ・・・あれほど・・・追ってきたら許さぬと・・・!」
巻頭ポエム
人が希望を持ちえるのは
死が目に見えぬものであるからだ(2巻)
変わらぬものは 心だと
言えるのならば それが強さ(54巻)
プロフィール
身長 | 144cm |
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体重 | 33kg |
誕生日 | 1月14日 |
所属 | 護廷十三隊の十三番隊 |
斬魄刀 | 袖白雪(そでのしらゆき) |
解号 | 舞え『袖白雪』(まえ『~』) |
卍解 | 白霞罸(はっかのとがめ) |
趣味 | 高いところに登ること |
好物 | キュウリ・白玉 |
CV | 折笠富美子 |
実写版キャスト | 杉咲花 |
概要
外見は紫の瞳と黒髪セミロングで、外に跳ねた後ろ髪と長い前髪が特徴。
体格は小柄で細身。一見少女のように見える風貌だが実際は100年以上の時を生きる死神。
浅野啓吾から「美少女転校生」と言われており、容姿は美形の部類に入る。
性格は生真面目で男勝りだが非常に仲間想いである。
複雑な過去を持つためか繊細で悩みを一人で抱え込みがちだが、本来は明るい性格。
男のような古風な固い言葉遣いで話す。口癖は「たわけ!」
彼女が主人公の黒崎一護と出会い死神の力を与えたことで物語が大きく動いていく。
兄の白哉同様美的センスが様々な意味で高い。得意技はヘタウマ系イラスト。
一護からは「絵が異常に下手」「こいつの図解のせいでちっとも緊迫感が湧かない」など散々な評価。
ウサギグッズが好きで、ソウルキャンディーのチャッピーが特に好きなようだ。
幼い頃は「戌吊」という流魂街の中でも治安が最悪の町で、阿散井恋次や仲間の子供たちと共に暮らしていた。しかし長い時の中で仲間が死に絶えてゆき、瀞霊廷に住める死神になることを幼馴染の恋次と決意する。
真央霊術院に恋次と共に入学した後、朽木家に養子として迎えられ、朽木白哉の義妹となる。その際恋次とは擦れ違いから疎遠になり、大貴族の一員になったことで周囲からも敬遠されるようになってしまう。義兄である白哉の冷徹な性格にも馴染むことができず、孤独な思いをしていた。十三番隊に入隊し、暖かい人柄の副隊長志波海燕の傍で安らぎを得るも、虚に乗っ取られた彼を自身の手で殺害するという悲劇が起こり、以降ルキアの心に深い影を落とすことに。
尸魂界篇では、死神の力を人間・黒崎一護へ譲渡した罪によって大罪人となり、処刑が決定される。しかし主人公・黒崎一護の活躍や幼馴染である恋次の奮闘によって救出され、処刑が藍染による謀略だったことが明らかになったことで、無罪となる。それ以降は恋次との絆を取り戻し、義兄である白哉の真意にも気付くことで、兄妹間の確かな信頼関係が築かれていくことになる。
松原真琴による小説『THE HONEY DISH RHAPSODY』では、白哉に料理を食べてもらうために奮闘するルキアの姿が描かれている。
最初に白玉ぜんざいを作るものの、恋次から白哉が辛党だと聞き、カレーを作る。その後、怪我が癒えていない白哉には胃に優しい食事の方がいいと卯ノ花烈から勧められ、白がゆを作る。しかし白哉に白がゆをもっていくと、すでに朽木家によって白哉への豪華な食事が用意されていた。ルキアは落ち込み引き返そうとするが、白哉は朽木家の料理を下げさせ、ルキアの作った白がゆを食べてくれる。
その姿に打ち震えるほどの喜びを感じながら、現世で見聞きした事を話すルキア。白哉は優しい眼差しで妹の話に耳を傾けるのだった。
ちなみに恋次曰く、戌吊で暮らしていた時にルキアが作った料理は寿命が縮みそうなほど酷い味だったらしいが、現在料理の腕は改善されている模様。
破面篇において、白哉の根回しによって長年平隊員の地位に留まっていたが、本来は席官クラスの実力者であることが明かされた。鬼道にも優れ、上級破道や詠唱破棄・二重詠唱といった高度技術も使いこなす。
また氷雪系斬魄刀である袖白雪を携え、破面のディ・ロイに圧勝し、十刃の一人であるアーロニーロ・アルルエリとも渡り合った。破面篇終了後は、これらの実力が評価され、十三番隊副隊長へと昇進した。
小説『The Death Save The Strawberry』によれば、無席の隊士を副隊長に就任することは異例だったが、白哉が「責ある任に就けば、お前も軽率な行動は控えるようになるだろう」と推し、隊長と副隊長の大半がルキアの現世や虚圏での戦いを見てその実力を認めていたため、異論を唱える者はいなかった。
破面篇後に着けてる手甲は白哉からの就任祝い。髪を切った理由は、白哉の妻である緋真を意識して姿を似せる必要がなくなったから。姉である緋真との間にも、白哉との間にも確かな絆があると信じられるようになった。
就任した後、ルキアをそばで支えたのは虎徹清音と小椿仙太郎。家の力で副隊長になったなど陰口を言う者に鉄拳制裁を加え、執務室にこもりがちなルキアをあちこち連れ回してくれた事で一般隊士達といつの間にか親しくなれた。
現世の人間である井上織姫とは、物語が進むほどに大切な親友同士となっていく。
キャラクター人気投票は、1回目2位/2回目2位/3回目3位/4回目2位と常にTOP3入りする人気を博す。第4回人気投票では主人公の黒崎一護を抜き2位となった。「死神限定人気投票(一護は対象外)」では日番谷冬獅郎を抜いて1位を獲得した。
千年血戦篇では、星十字騎士団によって尸魂界が蹂躙される中、白哉の窮地を知り彼の元へ向かおうとするも、ミニーニャ・マカロンに不意打ちで殴りかかられ重傷を負わされる。
その後、白哉、恋次共々零番隊に連れられ、霊王宮で傷を癒し、死神の始祖たる兵主部一兵衛の下で恋次と共に修行を受け、卍解を習得する。
戦線復帰後は、エス・ノトと交戦。恐怖の力によってルキアを叩きのめそうとするエス・ノトに対し袖白雪の真価を発揮させ、優勢に立つ。
しかし完聖体となったエス・ノトによる強大な恐怖の力の前にはなすすべもなく、発狂したルキアは戦闘不能に陥りかける。
その際霊王宮から帰還した白哉が現れ、ルキアの成長を喜ぶ言葉と、エス・ノトの恐怖の根源が彼自身の怯えからきていることを伝えられ、冷静さを取り戻す。
ついに自身の卍解「白霞罸」を発動させ、エス・ノトに勝利した。
ネタバレ注意
千年血戦篇の後、十三番隊隊長に就任する姿が描かれている。
最終回では恋次と結婚し、娘の阿散井苺花が誕生している。連載終了後に発行された久保帯人完全監修小説『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』において二人の結婚式について細かく描かれているため、二人が結ばれた経緯を知りたい方はその小説を読むといいだろう。
斬魄刀
斬魄刀の名は『袖白雪』(そでのしらゆき)。
解号は「舞え『袖白雪』」。
冷気を用いて技を繰り出す氷雪系の斬魄刀。
能力解放と同時に刀身、鍔、柄の全てが純白になり、柄頭に長い帯が付く。
現在、「尸魂界で最も美しい斬魄刀」と言われている。斬魄刀票では2位を獲得。
真の能力は「所有者自身の肉体を氷点以下にする」こと。
最大で絶対零度まで温度を下げることができ、所有者の体に触れたものをすべて凍てつかせることができるが、温度を下げるには時間をかけねばならず下げるほどに活動限界時間が短くなる。
発動した瞬間に広範囲を一瞬で凍てつかせる。ただし卍解の解除を誤れば自らも砕け散るきわめて繊細な卍解である。
関連イラスト
死神代行篇〜空座町決戦篇
死神代行消失篇〜千年血戦篇
最終話・獄頤鳴鳴篇
余談
本作には最終回までに明かされなかった伏線が多く存在しているが、実は朽木ルキアにも謎が多く残されている。
尸魂界篇において藍染がルキアの処刑を画策した理由は、彼女の体内にある崩玉を取り出すためであったが、実はいつ、どこでルキアの体内に崩玉が隠されたのかは、作中で明らかにされていない。
当初、読者は一護に死神の力を譲渡した直後、浦原の提供した義骸の中に崩玉が仕込まれていたと推測していたが、破面篇での藍染の発言によって、一護たちに出会う前から崩玉を体内に持っていたことが判明し、読者を混乱させることとなった。
また原作の266話の扉絵において「朽木ルキア」の書体が一部筆文字ではなくなっているが、原作者曰く「この書体には意味があるが、いずれ(作中で理由を)描くかもしれないので内緒」と発言している。死神と虚の力を持つ平子真子のように、死神とは異なる力を持つキャラクターが描かれた扉絵には特殊な書体が使われてることが多く、「朽木ルキアにも死神とは異なる力があるのではないか」と推察されている。