ミノタルモン
みのたるもん
概要
「デジタルモンスター Ver.S」で初登場。
牛の顔を持った獣人の姿をした強力なダークサイドのパワーを持った暗黒系デジモン。
動きは速くないが、きわめて頑丈な皮膚を持つため、並みの攻撃ではビクともせず、強靭な肉体の持ち主でその筋力を使った突進と左手の「デモンアーム」を使った攻撃はかなりの威力を誇る。
必殺技は左手の「デモンアーム」で地面に衝撃を与え、かなりの広範囲の敵にどんなに離れていようと逃れることはできない大地震を起こして攻撃する『ダークサイドクェイク』(飛んでる相手には効果ないが・・・)。
なお、本来は完全体デジモンだったが、後述のアニメ等では成熟期として扱われたため、現在では成熟期デジモンとして扱われている(デジモンウェブでも成熟期と表記されている)。
とはいえ、2001年時点では完全体と成熟期の2通りが共存しており、旧『デジタルモンスターカードゲーム』(Bo-10L)ではわざわざ名前に成熟期と入れていたあたり、ホエーモンと似た扱いにしたかったか、それとも変更した情報が行き渡っていなかったかのどちらかだと思われる。
アニメでの活躍
デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。
第26話にてアルケニモンが生み出したダークタワーデジモンの1体として登場。世代はオリジナルと異なり成熟期。大輔達が修復した橋を再び破壊しようとするも撃破される。本物の方はドクグモンと共に人間界のメキシコに迷い込んだデジモンとして登場。
第一話のタイキが見た夢の中でタンクモン、ライノモン、ミサイモン、シールズドラモン、マンモン、バルブモン、トループモンらと共にバグラ軍の雑兵として登場。シャウトモンX4の「スリービクトライズ」で他の雑兵諸共消し飛ばされた。その後も第2話のグリンゾーンや第54話の最終決戦の人間界にも登場している。
CV:宝亀克寿
第19話にて登場。多数のトループモンを従えており、デビモンの活動に関し「デジタルワールドのすべてを塗り替える」と目を付けており、聖なるデジモンに関する物を回収し、接触を目指しバルブモンで砂漠地帯を横断していた。今作の敵キャラでは珍しく喋る。
レオモン達がバルブモンに侵入すると道中各所でトループモンをけしかけ、自らは回収した聖なるデジモンに関する物を守るべく、保管していた最深部にてグレイモンとガルルモンにブルモンをぶつけ、レオモンと対峙する。
レオモンとの戦闘では鈍重そうな見た目に反し機敏に動き、『ダークサイドクェイク』を一方集中させてレオモンを大きく後退させるなど互角の戦いを見せたが、ブルモンが撃破されるとレオモンの提案に乗り、互いの拳で決着を付けようとするが、『ダークサイドクェイク』の次発発射前に右の拳で放たれた「真獣王拳」で致命傷を負い、消滅寸前に「新たな進化の時代が来ようとしている」と予告し、太一とヤマトに「お前達程度では、この先を超えられはしない」と告げ、消滅した。
レオモンのレジスタンス活動については耳にしていたようで、対峙した際に「獣王拳のレオモン」と呼んだり、拳で決着を付ける際に「音に聞こえし獣王拳」と称えるだけでなく、わざわざそれに応じるなど、律儀で堂々した面もあった。