雨法師
あめほうし
「行け、邪悪なる雲!呪われた雨で大地を覆い尽くすのじゃ~!」
CV:篠田薫
概要
第十六章「心の故郷(ふるさと)」に登場するブドー魔人衆の1人であり、フグのようにでっぷりした体形の琵琶法師を思わせる姿をしており、その名の通り祈祷の儀式によって雨を降らせる能力を持つ。
戦闘ではフグを模した琵琶を武器とし、これをかき鳴らすことで地震を引き起こすことができる他、銃火器としても使用可能で、機関銃のように射撃も可能。
ギンガの光が姿を潜ませる物その4「全てを育む物」を手掛かりに琵琶の音色と祈祷の儀式によって「呪われた雨」を降らせ、大地を溶かそうと画策した(※相変わらず探索対象の範囲が広過ぎるが突っ込んではいけない)。
劇中の活躍
剣将ブドーはギンガの光探索のため、第4の手掛かりに着手していた。
ギンガの光が姿を潜ませるもの その四「それは全てを育む物也。全てを育む、それ即ち大地」
そして大地に潜むと思われるギンガの光をいぶり出すべく、雨法師に白羽の矢を立てた。
「邪悪なる雨を逃れる術は無し」
とあるビルの屋上でヤートットと共に雨乞いの儀式で「邪悪なる雲」を発生させ、琵琶を鳴らすことで降らせる「呪われた雨」を地面に染み込ませて大地を腐食させようとする。
だが、異常な速さで地面に染み込む雨を知恵の樹モークに怪しまれるのと共に、ハヤテが怪しげな雲が立ち上るビルを発見する。だが、そこへ現れたシェリンダにハヤテは勝負を挑まれてしまう。
シェリンダと戦うグリーン以外のギンガマンがビルの屋上に上がって来たために雨法師も迎え撃つが、レッドの猛火獣撃でビルから落下し、負けじとの地震を引き起こして反撃するも、銀河獣撃弾を受け敗北。
直後に「せめて最後の御奉公!」と、バルバエキスを飲んで[[巨大化」]する。
星獣を琵琶からの銃撃で攻撃するも、銀星獣に大転生したギンガルコンの銀旋風を受けて怯んだところに、最期はギンガイオーの流星弾を喰らって爆散した。
一方、ギンガの光が見つからないどころか、4回も探索に失敗して配下をいたずらに失ってばかりの状況から、ゼイハブはブドーに疑いの言葉を投げ掛けるが、
「心配ご無用。いずれ必ず。船長。このブドーをお疑いとは情けのうござる。拙者、船長の御為に全身全霊を捧げてギンガの光を探す所存」
…と、当人は動じる事無く鷹揚に返すだけであった。
余談
モチーフは改めて説明するまでも無いがフグと琵琶法師。フグの造形は琵琶にも見られる。また、フグをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズの中でもこの雨法師が初となった。
声を演じた篠田氏は『激走戦隊カーレンジャー』のGGボーン以来、2年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。6年後の『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』ではサウナギンナンの役で出演しており、こちらも魚介類がモチーフである。