「凡人にしかできないことがあるんだ それ つらぬこうと思う」
「オレはキセキを信じる」
プロフィール
学年 | 千葉県立総北高校2年生→3年4組→卒業(大学進学) |
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出身中学 | 千葉市立南中 |
タイプ | クライマー(三年生) |
愛車 | cannondale |
身長 | 173cm |
体重 | 59kg |
BMI | 19.7 |
誕生日 | 1991年9月11日 |
星座 | 乙女座 |
血液型 | A型 |
得意な事 | カラオケ 風呂歌 |
得意科目 | 数学(中学時代そろばんの県大会に出ていた) |
ゼッケン番号 | 5 |
舞台、ドラマ.鯨井康介
人物
千葉県立総北高校二年生→三年四組(※一年の時も四組だった)。
やや長髪のパーマ頭が特徴の先輩部員。鳴子章吉からは「パーマ先輩」と呼ばれている。
登場初期の描写はチリチリ髪だったが、後にウェーブ状へと落ち着いた。癖っ毛が強く、風呂上がりにドライヤーを使ってサラサラのストレートにしてみるもすぐ元に戻ってしまう(アニメ3期14話EDショートアニメより)。アニメではスタッフの変更で2期までと劇場版以降でキャラクターデザインに変化がある。
自身が他人から評価されることが少ないためか、褒められたり評価されたりすると照れ隠しに「かいかぶるなよ」と返すことが多い。
概要
自転車の才能はいまひとつだが、頭のよく回る策士。
「ティータイムだ」と片手でカップを傾けるような仕草が、レース上での策士としての決めポーズ。
夏合宿での対決で、今泉俊輔や鳴子を「エリート」と揶揄した上に思わせぶりな思い出語りをして今泉らを戸惑わせ、策略に引き込んだ。その時の姿を翌年のIH予選で鳴子は鏑木一差に「悪手嶋」と教えている。
ティータイム発言の他にも…
「そりゃうれしいな 日記につけとくよ」
「そこに"信じる"ってソースかけて オレ流にアレンジしてある」
など、敵を挑発する意図か本人の趣向なのか妙に言い回しが独特。その上大体ジェスチャーまでつく。
上記の通りではダーティーで気障な印象を受けるが、その実は自分に才能は無いと知りながらも諦めきれずに努力を重ね続ける自転車馬鹿。
レースに参加し続けるも結果に伸び悩む中学時代を送り、卒業と共にロードレースも止めようと投げかけていたが、総北入学後に青八木一と出会い意気投合したことで再燃。
その後、青八木と組んで互いの短所を補い合う「チーム2人」を結成し、結果を出し始める。
コーチングを頼んだ田所迅を慕い、青八木と共にインターハイ出場を目指す。
当初は青八木共々オールラウンダーを目指していたが(公式ガイドブック1より)、巻島裕介から「お前は登れ」と鼓舞されクライマーに転向する。なお巻島の渡英については他の部員より先に本人から知らされていた。
過去に巻島に登りのアドバイスを求めても「思いっきりバイクを振る」(「巻島にしかできない」と田所にツッコまれていた)と言われたり、メールで悩み抜いた末に30行送っても「おう」としか帰って来なかったりとコミュニケーションに苦労していたが、クライマーとしても先輩としても尊敬しており、巻島の魂を後輩である坂道に伝えるためにも自分なりの「登り」を追求している。
その「走り」は地味で平凡だが、仲間やライバル、果ては観客など周りにいる者を熱くさせる不思議なオーラを持っている。
一方の青八木は田所と同じスプリンターに転向し、尊敬する田所から直で走り方を教わることが自分より多かったことに少し妬いていたが、2人のうち一人が田所と同じ道を進んだことを嬉しかっているだろうと後に青八木に話している。
優秀な後輩らに対してコンプレックスを抱いてはいるが、優しく面倒見は良い。
合宿では怪我によって一足先に離脱したものの、途中でペダルを破損した小野田坂道にビンディングペダルとシューズを貸し、その才能を伸ばす切っ掛けを与えたり、渡英した巻島の住所を知らない坂道のために監督のピエールから住所を聞いて教えたりしている。
金城真護ら3年生が引退した後の総北を引き継いで新たな主将となり、金城世代の「支え合うチーム」を継承し、更に自らの世代では「キセキを信じる」をプラスして後輩らに継承する。同時に渡英した巻島がいなくなり不調となる坂道をあらゆる面から励ましている(展開は大きく異なるが、同様に励ますシーンが劇場版にもある)。
それから1年が経過し、2年目のIHが終了して自身らの引退を迎えた際の主将引継ぎでは、青八木や古賀公貴と話し合い、杉元照文を含めた4人の2年生の中から、自分のわがままを通す形で坂道を指名した。この際通常なら次の主将に任命する者にあらかじめ伝えておくのだが、この時はサプライズとして次の主将を当日まで伏せていた。
レース戦績
- 1年インターハイ
1年のインターハイは合宿時の年度により2パターンの回想がある。
一つ目の2年合宿時の回想では、青八木共々合宿での周回不足(原作はタイム不足)で主将から金城を通じて戦力外通告を言い渡されサポートに回り、サポートで参加したIHの会場でレースの凄さを肌で感じる。IH終了後の部室でIHに出たいと決意するが一人だと限界があり、青八木が二人で出ようという意味の「2にするか」という提案を出したことで「チーム2人」を結成する(原作51話・アニメ1期16話)。
二つ目の3年合宿時の回想(原作では坂道が古賀から聞いた話)として、大会2日目終了後のテントで金城の負傷による険悪なムードの中、田所らに金城の怪我の状況を説明している。その夜に金城の代わりにエースとして走ると言った古賀に膝の具合を心配し無理するなと止めようとするが、次の日の3日目に先頭集団に追いつこうとした焦りからコースを誤り落車してリタイヤしたという一報を聞き「あの時止めていれば」と悔やんでいた。そのあとから古賀に声をかけることができず仲違いの日々が続く(原作287話・アニメ3期14話)。
- 2年合宿・インターハイ
2年の時はその古賀が参加辞退で欠場の中、青八木と共に田所と一緒にIHに出場すると決意して挑んだ合宿で坂道ら1年生トリオを戦略・知略で圧倒するも、合宿中にも成長し続ける坂道らを見て驚きを隠さず、最後のホームストレート勝負で1年生トリオに敗れ力を使い果たし、それでも走ろうとする二人を田所がそれ以上走ると致命傷になるとストップをかけ3日目でリタイアとなる。そしてIHメンバーを1年にすると言われて悔しさを見せるも、坂道ら1年組に田所ら3年を表彰台に上げろと檄を飛ばす。最終日には雨で転倒しペダルを壊して周回ペースの落ちた坂道にビンディングペダルとシューズを渡して希望を託す、と同時にどこまで速くなるかに期待を寄せていた。
IHでは青八木や杉元と共に裏方に回って指揮を取り、1日目で落車した坂道や2日目のスタート時に体調不良で大きく遅れを取った田所らをサポートする。更に2日目は給水所でなかなかチームが来ない焦りの中、不安になって口の回る杉元に檄を飛ばし、漸く現れた金城らに願いを託す。そして最終日、坂道がトップでゴールした際は思いっきり抱きしめ、言葉が出ないほど興奮していた。
坂道らがIHに専念している間も青八木と共に練習を欠かさず行い、主将を引き継いだ頃には今泉や鳴子を圧倒するまでに成長していた。しかし主将なのにチーム内では一番弱いことを自覚しており、才能やセンスの無さを地道な努力でカバーしている。
- 3年合宿
3年のIHに向けての合宿では接近すると警告音の鳴るサイクルコンピュータを装着し(鏑木と段竹竜包に仕掛けたハンデと同様の物)、自ら青八木との「チーム2人」を一時的に解散するハンデを課す。更には古賀の復帰に伴うIHの6人目のメンバーと主将の座を賭けて勝負を挑み、努力を重ねてきた凡人の力を絞り出しわずかの差で勝利する。それと同時に1年IH後から仲違いになっていた古賀との蟠りの関係を解消する。なお合宿は終盤で鏑木に抜かれているものの、6番手で1000キロを走破する。
- インターハイ1日目
選手として参加する最初で最後のIHでは、スタート前に小~中学が同じ学校だった箱学の葦木場拓斗が総北のテントに現れ、宣戦布告とも思える発言を受ける。
1日目の山岳ステージで他校選手にブロックされ遅れた坂道の代わりに飛び出し真波山岳に勝負を挑む。ゴール手前400mのところで真波が機材トラブルになったことでそのまま行けば山岳リザルトも狙えたものの、その先で真波を待ち再スタートを切るが、結果は真波に軍配が上がった。真波が飛び出した際に追走する姿を見て嘲笑していた泉田塔一郎もその結果だけを見て今泉らの前で挑発してくるが、当の真波からは「誰にもできないことをできる人は強い人」と評されている。その一方で手嶋は(真波のメカトラで)止まったことについて、あくまでもティーブレイクを取っていたと言ったうえで、真面目に自転車やってる奴とはフェアで行きたいという精神から思わずブレーキをかけたと口にすると同時に、それが自らの弱点であり「凡人」と言われる理由の一つであることも真波との会話で打ち明けている。その直後にリタイヤを覚悟で落車しかけるところを後続から追い上げてきた坂道に間一髪のところで助けられて落車を免れ、そのまま坂道に抱えられて1日目をゴールする。
- インターハイ2日目
2日目は体調不良で出遅れた鏑木の救出に向おうとする坂道に許可を出さず(前年とは坂道の立場が大きく違うことから)、青八木が無謀を覚悟で救出に向うと言う固い決意から「チーム2人」の解散を覚悟の上で向かわせた。今泉らと合流後その走りについていけなく、御堂筋翔ら京都伏見に先を行かれて焦る今泉に暴言を吐かれ、更には後続から追い上げてきた熊本台一の井瀬慎哉への協調の申し出を断られ先を行かれる中、漸く青八木と鏑木が追い付き合流、真波らのいる集団に向かうが途中で熊台がバラバラになり、真波たちのいる集団もすでに先頭ではなく、坂道と今泉に先頭へ向かうようオーダーを出す。のちに今泉が2位でゴールしたことを「やるべき仕事を完遂出来なかった」と告げた上で杉元から頑張りを聞いたと励まし、全員が無事にゴールで来たことに安堵していた。しかし、表彰式を見て戻る際に青八木が突然苦痛な顔でしゃがみ込み膝を痛めていることを知る。この時自分の小さな夢(どこかで同調直列走法をしたい)を青八木に話してた最中でのアクシデントだったため、夜の宿舎で一人後悔の念に苛まれていた。
- インターハイ3日目
少し話は遡るが、大会直前の部室内でのミーティングで、3日目は盤石の体制になるであろう箱学を想定して、坂道をリタイアさせてまで真波を早めに潰しておきたいという考えから、坂道を山のエースから外すオーダーを出していた。坂道はいろいろ考えた末のオーダーだからと受け入れ今泉や鳴子はそれに反対するが、その想定した内容を聞いて二人も納得する。
3日目はスタート前のテント内でメンバー6人が円陣を組んで手を重ねながら「キセキを信じる力は届く」と渇を入れて士気を高める。
スタートラインに立った際も自分は途中リタイヤを覚悟の上で、託された誰かの目でゴールを見れればいいと願う。そして「箱根学園を倒す」と無言のオーラを葦木場に向かって放っている(その葦木場は「のぞむところだよ」と声を出して返している)。
レースは序盤で箱学と協調を組み、その際に泉田から1日目の件を真波から聞いて非礼の謝罪を受け、照れながら自分が選ばれたのはたまたまと返している。その直後に京都伏見の山口紀之の「フェイズ99」で追い上げてきた広島呉南が作った集団に飲み込まれるも、救出のために自ら飲み込まれた青八木とともに集団を脱して先行した呉南に追いつき、「カワシマくん」と挑発する浦久保優策の提案したセンサーチップを賭けたデスバトルに競り勝つ。ちなみに、先行した広島呉南を追走するために集団から抜けた際に、前述の同調直列走法を披露している。
チームに合流後、山岳入口までに青八木と鏑木が相次いでリタイヤし、登りが終わって平坦になったところで泉田が最後の力を振り絞った引きで700mと大きく引き離されて自分が引こうとするが、坂道ら2年生組の楽観ぶりの表情と、ここから追いつこうとする3人の会話にプレッシャーが沸き上がり、過去に金城から聞いた3人の「あきらめない心」を思い出して追走を託し、更に山のレースでは中盤でのアシストが多かったため普段は見ることなかった坂道の高回転登坂を目の当たりにしてその成長ぶりに驚きを見せる。その後、箱学の集団が見える直前で自ら引いて箱学に追い付き、追いついた後にリタイヤして山岳ラインとゴールを2年生組に委ねようとするが、葦木場から山岳リザルトの勝負を挑まれることとなり、覚悟をキメて二度はないかもしれないという葦木場との山岳ラインまでのゴール争いをすることなる。その走りに周囲の観客から熱い手嶋コールを受ける中、激しい接戦の末に山岳ステージをトップでゴール。その後に追いついた坂道ら2年生組に後を託してリタイヤしたため優勝の権利は葦木場に移ることとなるが、結果的には中学の時の約束だった「二人の山岳賞」と言う形にはなっている。
リタイア後は救護室でレースの行く末を見守りながら、坂道がトップでゴールした一報を聞いて、3年間の様々な思いを過らせながら「自転車を やってよかった」と涙ながらに呟き、表彰式には上がれないと諦めかけるが、大会スタッフが気を回してリタイヤしたメンバーを表彰台のあるところまで乗せていったことで表彰式の壇上にチーム全員で、更には自身としても初めて登ることができた。
- 補足
葦木場との山岳ライン勝負が決まった後にリタイアした482話(2018年12号掲載)は本作の連載10周年記念話であった。
TVアニメ5期では一部に大幅な改変があり、浦久保・庭妻繁典とのセンサーチップをかけたバトルから、京都伏見の山口・船津和歩の二人による、先にチームの二人がゴールラインに入ったほうが勝者というバトルに変更されている。この際山口は浦久保のようなラフプレーはしていない。ちなみに浦久保・庭妻両名は前日に落車による大怪我を負ってリタイヤとなり、3日目は不参加となって戦線を離脱している。
葦木場拓斗との関係
葦木場とは小~中学時代の同級生で、葦木場からは「純ちゃん」と呼ばれており、反対に「シキバ」(原作では葦木場のルビがシキバとなる)と呼んでいた。
葦木場が転校してきた小学5年から再び転校する中学3年までの約5年間を共に過ごしてきた仲で、葦木場のピアノ演奏を見て自分の熱中できるもので楽しませたいという気持ちから、自身がメーターを付けたクロスバイクで少しずつ航続距離を伸ばしていることを話して二人でロードを始め、中学(ただし3年間クラスは別々)でも同じ自転車部に入部し「アシテシ」と呼ばれるくらいのコンビだったが(同学年で手嶋と高校も一緒の東戸も先輩にハッパをかけられる形で奮起する)、レースでは思うような成績をあげれず、なかなかチャンスに巡り合えずにいた。
更には父親が転勤族であるため「高校まで千葉にいれるかわからない」と、限られた時間の中で自転車とピアノをやる葦木場にもっと自転車を好きになってもらいたい気持ちから、山岳ステージのある地方レースで表彰台に立たせようと計画していたが、レース中の葦木場との考えの不一致で一時は仲違いする。その後葦木場は部活を休みがちになるが、東戸から事情を聞いて謝りに来たことで仲直りして、次こそは山岳賞を獲ると約束するも結局は最後まで獲れずじまいに終わる。更に手嶋が中学最後の大会で今泉に敗れたことで心が折れて自転車をやめようとしていたことから、今度は葦木場が手嶋を助けようとするが、卒業を目前にした冬休み前に親の転勤で引越すこととなり、手嶋には転校することを黙って引越しした上に連絡網を無くしてしまったため音信不通の状態だった。
それから2年が経ち、手嶋が総北の主将、葦木場が箱学の次期エースとして峰ヶ山ヒルクライムレースで再会。お互いの昔話に花を咲かせつつも、そこには互いの立場と言う目に見えない「カベ」が出来てしまい、互いにそれまでの関係を決別するとも思える発言をする。レース自体は順位としては葦木場に軍配が上がって3位になるものの、替わりに手嶋の走りを見て熱い鼓動(バイブレーション)を感じて後続から追い上げてきた坂道が逆転ゴール決める。レース後葦木場は遠くから表彰式を眺め「次会う時も敵同士になる」と呟き、次のIHでの雪辱を決意する。
それもあってか、翌年のIH栃木大会1日目のスタート前に葦木場は手嶋のいる総北のテントに向い再び再会し宣戦布告とも思える発言をした上に、手嶋が渡そうとした飲料を「敵の飲み物だから」との受け取りを拒む姿も見られた。
IHも1・2日目が過ぎ、3日目の山岳ステージで一度は引き離した総北が追い付いてきた際に、手嶋の熱い引きを見て感化された葦木場が黒田雪成に我儘を聞いてもらう形で手嶋に勝負を挑み、ラスト3㎞から山岳リザルトを賭けた勝負をすることとなる。その勝負は様々なすれ違いや違う学校に進んだことによる立場の違いやわだかまりと言った、中学時代卒業直前以降の3年近くの空白期間の間に出来たカベを壊すかの如くお互い勝負を楽しんでいた。
レース終了後にはお互いの連絡先を交換していた模様で、それぞれの新主将が決まった際など様々な場面で互いに連絡を取りあっている。
使用車両について
使用している車両はcannondale。原作(公式ファンブックⅡ)では「黒/緑」の記述があるが元となった車両は不明(原作では具体的な車種を特定するような描き方をしていないため)、アニメ版では配色が異なるものの、 SUPERSIX5の2011年モデルがカラーリングデザインとしては近い(あくまでも参考までに)。なお色違いで桜井剛やヒロくん、そして他校のモブ車としても使われている。
ドラマ版の1期ではCAAD8を使用している。ただし本来のイメージカラーである緑が撮影の都合上使えないため、黒車体に白ロゴの車両となっている。
2期では直接の乗車シーンはないものの、7話の金城の回想で「手嶋のキャノンデール借りるぞ」と言って広島大会の一件の謝罪のために総北高校に訪れた福富寿一に貸した車両として2017モデルのCAAD OPTIMO(ファインシルバー)が登場する。この車両はワイズロードのドラペダサイトの車両紹介では広島呉南の塩野が乗車する車両として掲載されている。
その他、2014年にはキャノンデール社とのコラボで、2015年モデルのSUPERSIX EVO ULTEGRAとHOOLIGAN ROADに乗った姿での描き下ろしイラストのポスターが正規販売店での購入特典として配布された(現在は終了)。更には週刊少年チャンピオン2017年20号(弱虫ペダル単行本50巻記念刊行号)に出稿されたキャノンデールの広告にも登場、2023年にも同社のクロスバイク購入でアクリルスタンドをプレゼントという企画が展開されている。現時点で自転車メーカーで弱虫ペダルのキャラクターを使った公式での広告展開はこの組み合わせのみである。
キャノンデール単独でのコラボとは別に、2016年にはパルコのイベントにてコラボを発表しており、通常本作アニメキャラとのコラボ企画の場合は自転車メーカーはアニメ準拠になるが、この企画では実在のメーカーともコラボしている(この時は坂道+BMCと同時に発表され、他キャラの展開もあった)。
※イベント等のコラボ以外で他に同様の展開がありましたら該当キャラクターの項目にて追記及び修正願います。
その他
IH直前の合宿での対戦相手への夜間追い抜き禁止のサインとなる黄色いボードの説明を両年共に彼がしている(ただし対戦相手及びボードを出した人物はその年によって異なる)。
カラオケが得意で様々な歌手のメドレーをレパートリーに入れている。その他にもクレーンゲームが得意。本人曰く、配置で取れるかどうか大体わかるとのこと。そしてゴミバコシュートも得意で、隣の席の女子生徒からもウケる程。
女子バレー部の岩瀬(いわせ)が気になる異性として出てくるが、現時点では特にそれ以上の進展は見られない。
金城引退後の主将選びで1年の時にIHに出た古賀を主将にする案もあったが、そこを敢えて手嶋を選んだ理由として、競技で最高の成果を出したものには「進化の停滞」があると断言し、そのために新しい総北に必要なものとして「更に進もうとする力」を必要としていた。そして手嶋にはいかなる条件下でも歩みを進めていくメンタルと目標を失わない強い心があると見て金城は手嶋を主将に選んでいる。
その一方、自身の世代の引退の際にで次の主将に坂道を選んだ理由は、数多くあった選択肢の中から「突然目の前に現れて自分を追い抜き、あらゆるものを吸収していくつもの奇跡を起こし総北を表彰台に連れてくれた、屈託なく笑う「そいつ」の走りを見て、どこまで速くなるか、主将になってどこまで伸びるかを見たくなった」ということだった。
坂道がIH後の短い夏休みの際に参戦したMTBの初心者レースでも、トップ争いをする壱藤丹貴に向けて、名前は出さなかったが巻島と共に手嶋を「憧れの先輩」と語っている。
公式ファンブックⅢのインタビューでは最後のゴールを「手嶋VS葦木場」にする案や、坂道が真波に敗れて意気消沈していたところに時間ギリギリで手嶋が上がってきて山岳賞のゼッケンを獲得するというシナリオも用意されていた。これらのシナリオは全て没になったが、2年目のIHは「手嶋の物語」と言っても過言ではないとも記されている。
実写映画版では2年部員は名前のないモブ扱いだったため直接の登場はしておらず、名前は部室のホワイトボードに書かれているのみだった。そのため、ロードレース千葉県予選で坂道が落車に巻き込まれた際のやり取り(原作89話でのIH1日目第2ステージで落車した際に該当する)についてのシーンは寒咲幹が代わりに行っている。
人称・口調・呼称だ!
関連人物の呼称と変遷だ!
関連人物 | 呼び方 | 呼ばれ方 |
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小野田坂道 | 小野田/坂道 | 手嶋さん |
今泉俊輔 | 今泉 | 手嶋さん |
鳴子章吉 | 鳴子 | 手嶋さんまたはパーマ先輩 |
金城真護 | 金城さん | 手嶋 |
田所迅 | 田所さん | 手嶋 |
巻島裕介 | 巻島さん | 手嶋 |
青八木一 | 青八木、一(レース中時々) | 手嶋→純太 |
杉元照文 | 杉元 | 手嶋さん |
古賀公貴 | 公貴→古賀→公貴 | 純太→手嶋→純太 |
鏑木一差 | 鏑木 | 手嶋さん |
段竹竜包 | 段竹 | 手嶋さん |
杉元定時 | 杉元弟/定時 | 現時点接点なし |
真波山岳 | 真波 | 手嶋さん |
福富寿一 | 福富さん | 手嶋 |
東堂尽八 | 東堂さん | 現時点接点なし |
荒北靖友 | 荒北さん | 手嶋 |
新開隼人 | 新開さん | 手嶋くん |
泉田塔一郎 | 泉田 | 手嶋/手嶋くん |
黒田雪成 | 黒田 | 手嶋 |
葦木場拓斗 | シキバ | 純ちゃん |
銅橋正清 | 銅橋 | 現時点接点なし |
新開悠人 | 新開弟 | 手嶋さん |
御堂筋翔 | 御堂筋 | 現時点接点なし |
石垣光太郎 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
水田信行 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
山口紀之 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
岸神小鞠 | 岸神 | 手嶋さん |
待宮栄吉 | なし | なし |
浦久保優策 | 浦久保 | 手嶋/カワシマくん(挑発時) |
庭妻繁典 | 庭妻 | 手嶋 |
田浦良昭 | なし | なし |
井瀬慎哉 | 井瀬 | 現時点接点なし |
吉本進 | なし | なし |
寒咲幹 | マネージャー | 手嶋さん |
寒咲通司 | 寒咲さん | 手嶋 |
橘綾 | 不明 | 手嶋さん |
Mr.ピエール | 監督/ピエール先生 | テシマクン |
宮原すずこ | 現時点接点なし | 現時点接点なし |