ハチオージャー
はちおーじゃー
特撮テレビドラマ『王様戦隊キングオージャー』に登場するヒーローの一人。
概要
本作の戦隊メンバーの一人であるブラック戦士。その名の通りハチをモチーフとしており、マスクには補色でオレンジ色のボーダーが入っている。
農業の国「トウフ」の殿様であるカグラギ・ディボウスキが変身する。
キングズウエポンは爪モードをメインに使用する模様。
変身ポーズ
左腰に携えたオージャカリバーを抜刀の構えで抜き出してスイッチを操作、刀を右手から左手に持ち替えて見栄を切る動作をしながらハチのスイッチを叩き、再び右手に持ち替えて脇を広げて剣先を上にして持つ構えで「王鎧武装」と発声。クワガタのスイッチを押すと、剣先に左手を添えながらオージャカリバーを横にして頭上に掲げて変身する。
歌舞伎をイメージした派手な動作であり、その所要時間はメンバー中最長である。
必殺技
オージャカリバーのトリガーを長押しして「オージャチャージ!」を発動後、ハチのスイッチを3回押してトリガーを引き「オージャフィニッシュ!」の音声で発動。
大量のハチ型エネルギーが変化した炎を刀身に纏い、炎の剣技を見せる。ハチが炎になるのはニホンミツバチの「熱殺蜂球」が由来か。
余談
- 昨今のスーパー戦隊シリーズにおいて、「2作品連続でブラックが戦隊メンバーに含まれる」というケースが殆どない中、追加戦士(かつ、他の色の要素を含むケース)を含めれば『動物戦隊ジュウオウジャー』(ジュウオウザワールド)と『宇宙戦隊キュウレンジャー』(オウシブラック)が最新のケースとなるが、「初期メンバーにブラックが連続で含まれる」という点で言えば、『高速戦隊ターボレンジャー』(ブラックターボ)から『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(マンモスレンジャー)までの4年間に亘って連続したケース以来、約31年振りのこととなる。
- 生物学の観点的に真社会性のハチの場合、戦えるのは女王バチか働きバチであり、オスバチは基本非力な存在で、仮に男性戦士のモチーフには微妙であると見る向きもある。もっともハチに限らず、性別とモチーフの生物学からの見地が、ヒーローや怪人のデザインモチーフ選定の上で考慮されるケースはそこまで多い方ではない。モチーフだけではなく王ではなく殿と言う表現からパピヨンオージャーと同様に性別論争自体はあった。
- 前述した「一般的にハチのイメージカラーは黄色」「モチーフとなった生物はメスの方が強い」という部分が、カマキリオージャーとも被っており、何かと因縁を感じさせるキャラ付けになっている(カマキリオージャーの記事も参照)。
- スーツアクターの寺本氏は数々のライダー怪人を演じたライダー常連組で、仮面ライダーハッタリやオルテカが変身した仮面ライダーデモンズのようなライダー役を経験しており、『リバイス』終了後は戦隊シリーズに活動の場を移して前作では未来のドンムラサメを担当。寺本氏がレギュラーメンバーとして戦隊ヒーローを演じるのは今回が初である。ちなみに、寺本氏は『仮面ライダーゼロワン』でヒューマギア役として顔出し出演しており、変身前を演じる佳久創氏と共演経験がある(この点については東映公式サイトでも言及されており、佳久氏はラブチャン役、寺本氏はオクレル役として出演。)。