概要
『仮面ライダーディケイド』に登場するオリジナルライダーの二人が使用する攻撃技。
アタックライドのカードをドライバーで読み取ることで発動する能力で、カメンライドに並ぶもう一つの特殊能力と言えよう。直接攻撃系と、透明になったり分身したりする間接攻撃系の二つが存在する。
他のライダーにカメンライドした状態で使用すると、そのライダーの各種特殊能力がアタックライドとして使用可能。
例としてはカブトのクロックアップ→「ATTACK RIDE:CLOCK UP」、龍騎のストライクベント「昇竜突破」→「ATTACK RIDE:STRIKE VENT」、ブレイドのトリロバイトメタル→「ATTACK RIDE:METAL」など。
「技」である響鬼の「鬼火」や電王アックスフォームの「つっぱり」はカードを必要とする一方、クウガの固有能力である「モーフィングパワー」などはカードを使わずに発動できている。
中には電王の「ORE SANJOU!」(俺、参上!)や「KOTAEWA KIITE NAI」(答えは聞いてない)のような、効果がよく分からないカードも存在する(強制的にフォームチェンジを行えるのだが、そもそもフォームライドで間に合っている)。
基本的には仮面ライダーに関する技や能力がアタックライドとなっているが、巡った世界によっては仮面ライダー以外のアタックライド(シンケンジャーの烈火大斬刀など)が存在している場合もある。
ディケイド激情態は『”変身しているライダー”』という制限が取り払われ、ディケイドの姿のままで主役・サブライダー問わず全てのライダーの特殊能力をアタックライドで使える。
なお、どれがアタックライドが必要な能力なのかは各カメンライドおよびフォームライドによって大幅に異なる。
例えばクロックアップはアタックライドのカードが必要だが、ファイズアクセルフォームはファイズアクセルの操作だけで10秒間の加速が行えている。
ネオディケイドライバーの場合はアタックライドを使用せずに能力を使っているように描写されているが、演出が省略されているだけで設定上はアタックライドを使っているとの事。
第43話でブラストとスラッシュのアタックライドの演出が確認出来る。ただし、ディケイドウィザードの様にファイナルアタックライド1枚だけでアタックライドの代用も出来ており、仮にアタックライドだとしてもそのライダーの何の能力に該当するのか分からない物も存在する為、どこまでが正しいのかは不明。
超強力な技として上位カードの「ファイナルアタックライド」が存在する。こちらはいわゆる必殺技、決め技と言った所か。
一覧
名称 | 効果 | 使用者 |
---|---|---|
スラッシュ | 斬撃効果を増大 | ディケイド |
ブラスト | 分裂させた銃身から光弾を発射 | ディケイド |
ディエンドブラスト | ブラストのディエンド版。空中に放てばシャワーのように拡散する | ディエンド |
ディエンドネオブラスト | ブラストのネオディエンド版 | ネオディエンド |
イリュージョン | 分身(実体あり) | ディケイド、ディエンド |
ネオイリュージョン | イリュージョンのネオ版 | ネオディエンド |
インビジブル | 透明化 | ディケイド、ディエンド |
ネオインビジブル | インビジブルのネオ版 | ネオディエンド |
クロスアタック | 召喚したライダーの必殺技を発動 | ディエンド |
ネオクロスアタック | クロスアタックのネオ版 | ネオディエンド |
バリア | バリアを張る | ディエンド |
ネオバリア | バリアのネオ版 | ネオディエンド |
その他のアタックライドについては各カメンライド形態の項目を参照。
余談
ゴセイレッドから借りたゴセイカード「リフレクラウド」をディケイドライバーに装填した時は、「アタックライド リフレクラウド」として認識されている。
『仮面ライダーバトルガンバライド』筐体から排出されるヒーローカードの裏面のデザインはアタックライドをイメージしており、DXディケイドライバーにも対応していた(『OOO』放送中に展開された弾までで、音声は平成1期までの主役ライダーを除いて共通音声である)。その後もしばらくはディケイドのカード裏面をイメージした装飾は為されたが、ディケイドライバーとの連動もオミットされ、アタックライドの文字も無くなっていった。
当時はDXネオディケイドライバーもなかったので、平成2期のカードを公式で入手できるのはガンバライドだけであった。プロモーションカードにおいてはライダークレストが特別になっていたり、ここでしかアタックライドを拝めないライダーも存在している(仮面ライダーネガ電王、ショッカーライダー、仮面ライダーカリス、仮面ライダーキックホッパーなど)ので持っていたら大切にしよう。