「……悲しみを乗り越えて、人は強くなるの。過ぎてしまった時間は、元には戻らない。たとえ科学が肉体を復活できるとしても」
プロフィール
国籍 | フランス |
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誕生日 | 1月30日 |
性別 | 女 |
年齢 | 21(2-D) 23 (5-) |
血液型 | AB型 |
身長 | 170㎝ |
体重 | 49kg |
スリーサイズ | B90 / W56 / H86 |
流派 | 劈掛拳(ひかけん) |
職業 | オペラ歌手(2-D)DOATEC総帥(5-) |
好物 | ブランマンジェ |
趣味 | 愛犬の散歩 |
キャッチコピー | 復讐のプリマドンナ(2)闘いの宿命(3)運命を継ぐ者(4-) |
好きな色 | パールホワイト |
CV | 小山裕香 |
概要
フルネームはエレナ・ダグラス。『DEAD OR ALIVE 2』から初参戦した。
父親は巨大重工業複合企業体DOATEC(正式にはDOATEC Heavy Industry)の創始者にして、各国の首脳達も動かせる事実上「世界最高権力者」の大富豪フェイム・ダグラス。
母親は3番目の愛人であり、フェイムの6人の愛人(ゴールディ、アンネ、マリアンヌ、イザベラ、MIYAKO、アナスタシア)の中でただ1人、フェイムの財産や権力ではなくフェイム本人を純粋に愛した世界的有名ソプラノ歌手マリアンヌ。
当初は、オペラ界のプリマドンナとして母と娘二人で、華やいだ日々を過ごしていた。
しかし、そんなある日、オペラの公演中に何者かによって銃撃され、エレナを狙った弾丸が彼女をかばった母親の命を奪ってしまった。
さらに、父のダグラスもDOATEC所有の豪華客船フリーダム・サバイバー号の執務室で、DOATEC内の反ダグラス派の代表であるマッドサイエンティスト、ヴィクトール・ドノヴァンの依頼を受けた暗殺者バイマンに狙撃され、殺害されてしまった(この部分はDEAD OR ALIVE Dimensionsのクロニクルモード第一章で詳細に描かれているが、この時、英語版ボイスのみダグラスの意識が途切れる直前に“Helena…”と娘の名前を呼ぶボイスが確認出来る)。
エレナは、事態の収拾を図るべくダグラスの血縁者として当面のDOATEC総帥代行を務める事になる。母親を殺害した犯人を追う内に、事件の発端がDOAにあると知り、真相を確かめる為に第二回DOA大会に参加する。
『DOA3』では、かすみ、ハヤテら忍者を被検体とし、クローン技術を応用した生体兵器開発プロジェクトを推し進めるドノヴァンによる監禁からの解放と真実を知るための交換条件で第三回DOA大会に出場している。
そして『DOA4』では悲劇の連鎖を断つ為に、毒虫の巣と化したDOATECの総帥の座に就いた。(その為、DOA4では隠しキャラの立ち位置で登場する為、最初からエレナは使えないが、全キャラでストーリーをクリアすると使用可能となる)
しかし彼女の必死の奔走も虚しく、裏でDOATECを牛耳っていたヴィクトール・ドノヴァン博士にことごとくと邪魔されてしまった。
その上、DOATECにより再三の侵害を被ってきたハヤテ率いる霧幻天神流の忍者集団との戦いが不可避となり、2大勢力の戦いの渦に巻き込まれることとなる。
そこで彼女は、ハヤテ達忍者にドノヴァン博士、α計画、Alpha-152を壊滅してもらう代わりに、忍者達には立場上「テロリスト」という扱いになってもらい、「DOATECはテロリストに襲撃された被害者」という形で、自分がこの世から消えたとしても父親の築き上げたDOATECの名誉を守る事を思い付く(ドノヴァンの邪悪な計画の壊滅に公的な武力手段に頼ると、DOATECは“悪の組織”として歴史に名を残してしまう為)。
2大勢力が全面戦争に突入し、第四回DOA大会の様相が崩壊してあちこちから火の手が上がるDOATEC本社ビル「トライタワー」の中で、エレナは、停戦交渉に来たかすみや、母の命を奪ったスナイパーが自分であった事を仄めかし勝ち誇ったように高笑いするクリスティを退け、セーフティロックの解除キーを握りしめて制御室へ向かう。その間、頭に去来するのは…
幼い頃に最愛の母とアルバムを眺めた、今と違い何一つ不自由なく幸せだった日々…
その最愛の母がオペラの公演の最中に、スナイパー(クリスティ)の弾丸から自分を庇ってこの世を去った瞬間…
制御室でセーフティロックを解除し、自らの涙が落ちた起爆スイッチを押したエレナは、トライタワーの屋上へ向かう。ヴィクトール・ドノヴァン、α計画、Alpha-152、そして…重い運命を背負わされた自らの人生にピリオドを打つ為に…
これで全て終わる……
まぶたを閉じた彼女の脳裏に、
父フェイムと母マリアの姿が浮かんだ。
—さよなら—
大爆発が起こる寸前、突如現れたヘリから垂れるロープに捕まり、ファンキーな掛け声と共に間一髪のタイミングでエレナの身体をキャッチし救出したのは…
「そこにタワーがあるからさ!」という理由でトライタワーによじ登り、ザックアイランドが海底に沈んで負債まみれの現実などものともしない様子のザックだった。
その後、「テクノロジーの平和利用」を基軸にかかげ、DOATECの再生に着手する。ドノヴァン主導の生体兵器開発プロジェクト(アルファ、イプシロン、オメガ)は全て凍結・解体され、更に世界各国に展開するDOATEC支局に対し「ドノヴァン一派の一掃」を命じる。
2年後、(DOA5にて)名実共にトップの座に就いたDOATECの完全新生をアピールすべく、第五回DOA大会の開催を宣言する……が、滅びる事のなかったドノヴァンは新たな組織“M.I.S.T.(ミスト)”を立ち上げ、かすみを検体とした生体兵器開発プロジェクトを続行、妹こころの母にして父親の5番目の愛人だったDOATECジャパン支局長美夜子のM.I.S.T.との繋がりが判明するなど、一筋縄ではいかない問題が次々と発覚する。
その第五回DOA大会の出場者の1人ほのかが試合中に見せた不思議な力に注目し、サーバントのマリー・ローズに彼女の保護を命じた。
1度はM.I.S.T.側の手に落ちたほのかを無事奪還し、後始末に乗り込んだM.I.S.T.の施設で最愛の母マリアの亡骸が死者蘇生の人体実験に使われている事を知り、母親の蘇生を喜ばない様子を訝しく思うNICOに平手打ちを喰らわせ、
「……悲しみを乗り越えて、人は強くなるの。過ぎてしまった時間は、元には戻らない。たとえ科学が肉体を復活できるとしても」
…と、時間を巻き戻す事は出来ない科学の限界と現実の残酷さ、生命の尊厳を説いた。
決めゼリフは「あなたには関係ない」。
格闘ゲームのキャラクターとしての特徴は、「避け性能に優れた低姿勢の構え『ぼく歩』を交えて翻弄しつつ、それぞれ異なる打撃技が充実した『ぼく歩』『背向け』『通常立ち』の3つの状態から流れるような動きで攻める上級者向けのテクニカルキャラクター」。
性格・人間関係
義理堅く意志の強い性格であるのだが、それ故に思い詰め易い一面もある。
かすみが彼女の救出の為に火災現場に突っ込もうとする、バースが再会を喜ぶ、『DOAX』シリーズでは彼女に初期好感度が高いキャラが多い等、彼女に好意的な劇中人物は少なくない。
特にザックは『DOA4』のラストで救出されて命の恩人となっており、後日談である『DOAX2』では彼の顔を立て、『DOA5』以降では堅固な協力関係にある。
しかし、母の仇であるクリスティは流石に憎悪しており、彼女の好きな物にも不快感を示す程。
また、粗暴な部分のあるティナやコンプレックスを抱える生い立ちである上に一時期親の仇と誤解していたあやねには苦手意識がある。
父の仇の一人であるバイマンに対しては、彼自身も首謀者に裏切られて散々な目に遭わされた事情を知ってからは「敵の敵は味方」と協力関係にある。
クリスティとの関係
“マリー・ローズとの関係”のページにあるように、一問♡一答でも溢れるエレナ様愛を表出している“小”悪魔サーバントと違い、クリスティは初登場したDOA3でいきなり、
「エレナ様のお世話係。でも、実はアサシン。…始末しろってさ。」
とエレナ様を裏切るストーリーが描かれた(DOADのクロニクルモードでの補足によると事前に雇い、味方に付けていたバイマンの割り込みによりエレナは殺害される難を逃れた)。
にも関わらず、その後も固有のタッグ協力技「両翼肘撃飛転脚(りょうよくちゅうげきひてんきゃく)」で2人息ピッタリにバック宙を繰り出したり、母の仇だと気付いたDOA4の後の時間軸のDOAX2では、ジャングルの木に腰掛け2人背中合わせになって寛ぐ固有のペアグラビアがある(一応、お互いの初期なかよし度は最低ではあるが)など、中々の矛盾仕様である。
とは言え、エレナもDOA5以降の作品ではこころやマリー・ローズとの絡みに焦点が当たる事が多くなり、実際DOA6でもクリスティに対して「もうわたくしに用はないはずよ」というセリフがあるが、DOA5の公式ストーリーに「世界各国に展開するDOATEC支局に対し“ドノヴァン一派の一掃”を命じた」とある以上、DOATEC総帥はドノヴァン諸共クリスティも始末する気なのだろう。
こころとの関係
エレナはDOATEC創始者フェイム・ダグラスとその3番目の愛人マリア(マリアンヌ)との間に生まれた子であるが、こころはフェイムと5番目の愛人美夜子(MIYAKO)の間に生まれた娘である。
つまりエレナにとって腹違いの妹がこころ。こころが舞妓であるのは、美夜子が芸者の世界の人間だからそうなっただけの事で、美夜子の「芸者の顔」は世を忍ぶ為の「表の顔」であり、「真の顔」はフェイムの信任を経て、日本の裏社会を執り仕切っている裏社会の重鎮である。
初期の頃はエレナがフェイムの唯一の嫡子と言われていたにも関わらず、美夜子がこころを身籠った経緯は公式から明らかにされていないが、“反ダグラス派の科学者ドノヴァンとフェイムの2番目の愛人アンネによるフェイム暗殺計画を美夜子は知っていたがフェイムには教えず、見殺しにした”という設定が存在する。
一緒に暮らしていた事のない数奇な出生の姉妹は、姉の方は父親とその5番目の愛人の間に腹違いの妹が存在する事を知っていたが、妹の方は4つ上のフランス国籍の姉の存在を第四回DOA大会で闘う事になるまで知らなかった(姉の口からはっきり血縁が語られたのは、後の肖像画の写真がキッカケのDOA6のストーリーである)。
一般的に合わせて学ぶ事が多い劈掛拳と八極拳をそれぞれ別の場所で学び、血が呼び合うようにして第四回DOA大会で闘う事になった妹に
「こころ……憶えておくのよ。わたくしの技を…!」
と己の劈掛拳を遺そうとした。
その後、DOATEC所有のプラントのバーで再会し、こころから「エレナさんのお父様って、どんな人ですのん?」と聞かれた際には
「優しくて素敵な人でしたわよ。…そう、きっとあなたのお父様もそうだと思うわ。」
と、カクテルを飲みながら真実を話しつつも核心を逸らすような言い方で返した。
しかし美夜子が消息不明となり、こころが自分の庇護下で生活していた時、天才少女NICOがこころへ置いていった幼い自分とこころと父親の3人が描かれた肖像画の写真を見せられた時には、真実を隠し通せないと観念したのか、「…そう、私たちの父はフェイム・ダグラス。……あなたは私の妹」と真実を話し、より詳細な真実を聞こうとこころが美夜子に会いに行こうとした際には
「あなたはわたくしの最後の家族だから。わたくしがあなたを守るから、…行かないで」
と、引き留めた。
エレナ…そして娘とは一切、仕事に関する話はしない母・美夜子には…
“こころには、巨大組織の覇権争いなどのドロドロした世界とは無縁のところで、平穏無事に生きてほしい”
という思いがあると思われる。
DOAX2では夕方のビーチで手を繋ぐ固有のペアグラビアがあり、DOA5では固有のタッグ演出も存在する。
こころと話す時は、いつも少し緊張してしまうらしい。
マリー・ローズとの関係
DOAX2、DOAPのアイテムの1つ“てさげのバスケット”に対するコメントで「1人ぐらしにもそろそろ慣れないと…」とあるように、サーバントのいない時期があったようだが、2013年DEAD OR ALIVE5 ULTIMATE ARCADEにてエレナのサーバントという設定(要するに、クリスティの後釜)でマリー・ローズが登場し、人気を博した。
DEAD OR ALIVE5 LAST ROUNDでも固有のタッグ演出が存在するが、公式ガイドブックでは「マリーからエレナへチェンジするタッグ協力技」の名前が記載され忘れているので不明である。
ファミ通の「DEAD OR ALIVE XTREME3 Scarlet発売記念特集 マリーちゃんに一問♡一答」でマリー・ローズは
Q エレナ様に仕えた理由を教えて!
「エレナ様は私の憧れの人なんです!美しくて、強くて、やさしくて……。エレナ様のために働けるだけで、マリーはとっても幸せです。だから……理由なんてありません!」
Q ふだんはどんなお仕事をしているの?
「えっと、エレナ様のスケジュール管理や、執務室のお掃除とか……。それから……お洋服のコーディネートや午後のティータイムのスイーツ選びとか……それからそれから……」
Q どうしてシステマを習ったの?
「ごめんなさい、それは秘密です……。でも、エレナ様のためなら、どんなに難しい技だってマスターしちゃいます!」
Q バトルスーツ、恥ずかしくない⁉︎
「これはエレナ様からいただいた立派なバトルスーツなんですよ。恥ずかしくなんかないです!」
Q 島でのバカンスは、どんなところが楽しみ?
「それはもちろん、エレナ様といっしょに過ごせることです!それに、みさきやレイファンさんともいっしょに過ごせるなんて♡マリー、すっごい楽しみです♪」
Q 自分の容姿で、いちばんどこが好き?
「やっぱり、このツインテールかな?エレナ様に結ってもらうこともあるんですよ……うふふ♪」
Q いろいろ小さいこと、気にしてる?
「え?気にしてませんよ。小さくたって、マリーの抱くエレナ様への想いは世界一……ううん、宇宙一おっきいんです!」
Q 得意の裁縫では、何を作ったりするの?
「コスチュームとかぬいぐるみとか……。あ、そうそう、エレナ様の衣装のお直しとか!」
Q プリンセスバーケルセは故郷のお味?
「はい♡ お姫様たちのお気に入りだったケーキって、とってもロマンティックですよね?マリーは、エレナ様とこのケーキをいただいているときがいちばん安らぎます!」
Q 好きなファイター、苦手なファイターはいる?
「好きなファイターはもちろんエレナ様です‼︎ 苦手なファイターは……やっぱりエレナ様です……。……だって、マリーの大切なご主人様ですから♡」
Q ほのかちゃんとの修行はどうだった?
「そうですね〜……。最初はエレナ様のお言いつけだったけど、ほのかちゃんはとっても……あ!これ以上は、エレナ様から口止めされてるんです、ごめんなさい!」
と述べている。
DOAXVVにおいて、2023年3月の期間限定イベント“True Coller Marie Rose”ではマリーにオーナーの臨時サーバントを命じ、マリーの為にトゥルーカラーコーデ「トゥインクル・ローズ」を用意している。
たまきとの関係
2018年4月にDOAXVVにて、元モデルで現在エレナが贔屓にしている服飾デザイナーという設定でたまきが実装された。
ヴィーナス諸島に来る前から面識があり、歓迎パーティーの席では「わたくしの親友」と紹介し、たまきからは「大恩人(“ああ見えて意外とお茶目。イタズラ大好き”とも)」と称され、「ずいぶん軽い大恩人だこと」と返している。
エレナがVV内で身に付けられる「純白のスリットワンピ」「プラチナ・フィズ」は、たまきのデザイン・製作であり、エレナは「人間的には、色々と問題がある子だけれど、腕は確かだわ。」と感想を述べている。
たまきは、合気道の使い手としてDEAD OR ALIVE6にDLCで参戦しており、そちらでも対エレナ戦の試合前・勝利時に「負けないわよ、エレナ様♡」「ありがとう、エレナ様♡」と固有のセリフが用意されている(エレナ側からたまきへの固有のセリフはない)。
服装(コスチューム)
通常時はタイツスタイルのフリルと袖付きコルセットドレス、ライダースーツなどで、常に大きなリボンで髪を結っている。
2Pで用意されている白いドレスは谷間の小窓+絶対領域と割と属性が盛り込まれている…が、DOA5では姿を消してしまった(DLCの配信もない)。
『DOA5』では任意でリボンを外し、ストレートロングにもできる。
また、追加コスにはアラビアンナイトないしベリーダンサー風の装飾(舞踏)衣装などがある。
『DOA5U』においては初回封入特典のアルティメットセクシーコスチュームで『DOAX2』の「ゴッドファーザー」を用意されたり、ハロウィンコスチュームがサキュバスっぽかったり…と割と過激なモノが増えていたりする。2014年のクリスマスコスチュームでは裸リボンにも。
DOAXにおいては、薄紫ベースの多色柄物ビキニ『パナシェ』やクリアブルーのワンピースタイプ水着『ブルーラグーン』、エメラルドグリーンと水泡柄のビキニ『パパゲーナ』などで、水着のネーミングはカクテルに由来する。
ちなみに専用水着は白ネコをモチーフにしたTバックバンドゥワンピースの『ホワイトキャット』である。
DOAX〜DOAX3でわかる趣味嗜好・エピソード
DOAX3においては、人気投票の結果9位で島に招待された。公式サイトの内容によると、マリーに島の視察を任せる予定だったが、たまには休暇でもと思って (ユーザーの期待に応えて) 島へ行くことにしたようである。
にも関わらず、等身大胸部立体マウスパッドはDOAX3人気投票で当選した9名の中で彼女だけ発売されていない(なぜ?8位の紅葉との差は僅か0.2%なのに、画面の向こうで揺れていたエレナ様のあの胸は、あの微笑みは、貴方のお部屋にやってこない!)。
部屋と言えば、初代DOAX〜DOAX3に至るまで夜帰って来るホテルの部屋に対して「せまい部屋ね…」と言うセリフが必ず存在する(庶民的感覚から言えば十分広くてオシャレ、豪華なのだが…)。
それでもDOAX2、DOAPにおいて、3種類あるホテルの部屋の趣味は“GEMSTONE SUITE”。
好物はプロフィールにあるブランマンジェの他、メロン、アイスティー。
嫌いな飲食物は、オレンジジュース、寿司、ソフトクリーム、あんみつ、饅頭、パイナップル。
露出度の高い大胆な水着は好まない。
好きな楽器はハープ。
「好みの詩集は、人生とともに変わる…」という考えの持ち主。
楽譜集を前に「もう…歌は歌わないと決めた」。
筋トレには積極的らしく、“ダンベル”に対しては「大好き」の反応で「技は力の中にあり!」というコメント。
「黄色い風鈴は、金運を招くらしいの!」「チャクラムの練習にはなるかも…」というコメントで、「黄色い風鈴」「夕日のフライングディスク」も好感触。
絵を描くのは下手。
トースター、茶道セット、風ぐるまの用途、カニの食べ方がわからない。
アイテム“古い時計”は、「お父様の形見に似ている…」らしい。
“大河小説「輝きの海」”を読んで、主人公の母の死に自分を重ね合わせ涙した。
自宅の中庭で薔薇を育てている(アイテム“赤いじょうろ”に対するコメント「中庭のバラたちは元気かしら…」より)。
劈掛拳の秘技「孔雀跳腿(くじゃくちょうたい)」を極めたいと思っている(アイテム“孔雀の扇子”に対するコメントより)。
マリアお母様とガルニエ宮に行った事がある(アイテム“オペラグラス”に対するコメント「お母さまと行ったパレ・ガルニエをおもいだした」より)。
あやね同様、朝フェイズのみ一時的になかよし度が下がる事から、朝は苦手のよう。またDOAX3において、プレイヤーが最初に選択したキャラでない場合、バカンス最終日まで日焼けをしない点もあやねと共通している。
カジノのポーカーでは、高額をベット(レイズ)して他者のフォールドを誘う戦術を常用する。
DOAXVVでは
公式プロフィールを見てわかるように、さゆりより1つ歳下である。
節分時のホーム画面でのセリフによると、普段は「仕事の鬼」と呼ばれているらしい。
オーナーに自分の写真を撮ってもらうまで、「思い出を形に残すなんて、自分には必要ない」と思っていた。
「お化粧は家族や友達、身近にいる人に自分を見てもらいたいと思い、お化粧をした自分を想像して楽しむ事が大切」という考え。
大人っぽい大胆な水着は「堂々と着ないとダメ。恥ずかしさや自信の無さは相手に伝わる」という考え。
イベント“秘密の迷宮”で、ルナの事を「あなたは、とても賢くて、優しい人ね。……あと、少しだけ、臆病、なのかしら?」と評し、自分にも秘密はたくさんあると言った上で…
「人の『秘密』は、心の迷宮のようなもの。ひとりで迷い込んでしまうと、出られなくなってしまう。でも、誰かが一緒なら……きっと、そこから連れ出してくれる。」
…とアドバイスしている。
イベント“2人のプリマ”で、「昔、オペラで歌っていたことがある」とフィオナに話した事から「あなたの『憧れ』に、応える歌ですもの。そんなに簡単ではなくてよ?」と言いつつも、デュエットで合唱をする事になり、歌声をフィオナから
「美しくて、優しくて……力強くて、気高くて……でも、少し……少しだけ、哀しくて、愛おしくて……一緒に歌うことで、包まれているような、包み込んでいるような……とても、優しい気持ちになれました。」
と評されている。
「憧れの女性像」は誰というわけではなく、「わたくしの周りの人たちに恥じないように、常にそうありたい」と思っている事。
余談
・DOA4のキービジュアルとストーリーモードのキャラクターセレクト画面では真ん中におり、エンディングムービーは彼女1人エンドロール付きの真エンディング(BGMはAerosmithの“Amazing”)。
・DOADのクロニクルモードでは、終章としてDOA2〜DOA4のストーリーをエレナの視点で追う「エレナ編」が用意されている。
上述のように、過去作で主役級の活躍をしており(世間的にはDOAの主人公はかすみ)、ストーリーテラー・ストーリー上の最重要人物という意味では主人公と言っても過言ではない人物なのだが(遊戯王デュエルモンスターズで言えば、大企業のトップで大会主催者海馬瀬人のようなポジション)、上述のマウスパッドの事やアズールレーンやコーエーテクモゲームスの他タイトルへの出張コラボは今まで1度もないグッズ面やコラボ面で冷遇されてる主役級キャラという他作品と比べてもそうそういないだろうキャラクターである。
テーマ曲
・Blazed up Melpomene(DOA2、製作初期の頃は中盤の所にムービーのエレナのソプラノの原形が入っていた。エレナの声優からイメージを膨らませ、数度のリテイクを繰り返して今の形に仕上げられた。)
・Helena Remix(DOA2U)
・blood tie(DOA3)
・Solitary Desperation(DOA4)
・Blood Tie ~DOA5 Ultimate mix~(DOA5U、DOA5LR)
オペラ歌手という経歴からか、試合前・勝利敗北時の演出でも…
「プレリュードも終わってないわ」
「レクイエムが聴こえる…」
「最高のハーモニーだわ」
「そう、このメロディーよ」
…など、音楽用語を意識したセリフが多い。
DEAD OR ALIVE Dimensionsまでは髪に巨大な蝶が止まっているようなリボンがトレードマークだったが、DEAD OR ALIVE5からはレースのリボンへ変更。その上さらに、ストレートロングやロイヤル三つ編み、DEAD OR ALIVE XTREME VENUS VACATIONではハーフアップテールなど、任意でヘアスタイルを変えられる仕様になった。
DOA5ではエレナ側からM.I.S.T.へのスパイとして潜入しているリサ・ハミルトンに対し、DOAXで最初アプローチされた時に「あら、どなたかしら?」と返しているのだが、後に発売されたDOADで、DOAXの前の時間軸(DOA2とDOA3の間位くらい)のドラマとしてラボを覗こうとした際、白衣姿のリサに拳銃を突きつけられ追い返されるシーンが描かれている為、後付けストーリーで矛盾が生じている(フツー自分に拳銃突きつけてきた女を「あら、どなたかしら?」と忘れないだろ)。
DOA6で、バースとティナが設立したプロレス新団体“THE MUSCLE”のスポンサーをDOATECが務める事を承諾し、リグを事業部長に任命している。
一人称が「わたくし」で統一されたのは、DEAD OR ALIVE4からである。それまでは「わたし」「あたし」の一人称を使っていた。
愛犬がいる事は、登場初期の頃からプロフィール欄の「趣味:愛犬の散歩」よりわかっていたが(DOA3のエンディングでは、エレナがイルカと戯れダイビングを楽しむ様に嫉妬するかのようにクルーザーから吠える飼い犬の姿が映っている)、DOA6のトリビアより猫も飼っている事が判明した。
カップ麺を食べた事はないが、知ってはいる(DOA6の「トリビア」の項目より)。
DOA4とDOADにおけるエンドロール付きの大エンディングムービー内で、父親の2番目の愛人アンネを射殺したと思しき、トレードマークのリボンと胸の膨らみからわかる黒いシルエットが映っている。
彼女モチーフのスロット台はDOAXではイルカや貝や魚が描かれた「SEA PARADISE」、DOAX2とDOAPではペガサスやホワイトホールが描かれた「COSMIC DEVOTION」。どちらの台もマイナス役はないが、役が揃いづらい台である。
2006年公開の実写映画「D.O.A」では、サラ・カーター(日本語吹き替え:愛河里花子)が演じた。
ゲーム内でマリー、たまき、クリスティ、バイマン、ザックが使っている「エレナ様」という呼び方が、ファンの間ではほぼ固有名詞として定着している(ゲーム内獲得称号にもあり、リグは「ダグラスの姉さん」という独特な呼び方をしている)。
かつてTeamNINJAに在籍していた板垣伴信氏曰く「エレナの劈掛拳は(製作に)非常に苦労した。劈掛拳として作って、確かに劈掛拳をなぞったキャラとして1度完成したが、使ってみたら気持ち良くなかったので、全部作り直した。DOAでは初めてとなる“構え”の概念を入れたキャラで、間違いなくDEAD OR ALIVE2時点では1番苦労したキャラクター。」との事。
漫画家の真島ヒロ氏は、DOAのキャラの中でエレナがお気に入りらしく、DEAD OR ALIVE5 LAST ROUNDでFAIRY TALEとのコラボコスチュームが配信された時、エレナ専用の“アクエリアス”がモチーフの衣装を自らデザインしている。
DOAX2、DOAP、DOA5で英語版ボイスを担当しているKaren Strassman(カレン・ストラスマン)も、20歳の頃にフランスへ留学経験がある事からフランス語を話す事ができ、エールフランスやユーロスターの機内アナウンス、ルーヴル美術館やオルセー美術館のオーディオツアーを務め、アメリカ合衆国の他にフランスにも市民権がある人物である。