ドラゴンシーザー
どらごんしーざー
燃えろドラドラドラゴンシーザー世界中が 呼んでいる
叫べドラドラドラゴンシーザーめくるめく 冒険さ
世界は君を待ってる ドラゴンシーザー
概要
物語中盤より新たに登場した、ヤマト族に伝わるもう一体の守護獣。資料によってはこのドラゴンシーザーを指して本作の2号ロボと扱うものもある。
二足歩行のドラゴンの姿をしており、黒と緑の体色、それに後頭部から生えた角や胸部の「ブレストラー」などといった特徴を有する。当初のパートナーはドラゴンレンジャーで、彼の死後はティラノレンジャーへと受け継がれた。
他の守護獣とは異なる特性として、ドラゴンレンジャーの武器である獣奏剣から奏でられる音色によって召喚・使役されるというものがある。体内にはティラノザウルスなどと同型のコックピットも備えているが、これが用いられたのはわずかに一度のみであり、基本的には獣奏剣による遠隔での指示に従って行動する。
守護獣きっての暴れん坊であり、主であるブライがまだ野心家だった頃は街を破壊するなど猛威を振るった事もあるが、彼が改心した後は子供にかっこいいポーズをねだられて照れたり、ブライの死を引きずるような素振りを見せるなど、人間臭い一面も折に触れて垣間見せるようになった。
他の守護獣との合体の際に巨大神の中核を担う、というポジションはティラノザウルスと同様だが、合体の際に胸板も構成するなどといった都合上、その体躯はティラノザウルスに比べてやや大柄なものとなっている。
武装・能力
主武装として、両手の指の先端から発射する「ドラゴンハーレー」がある。設定上は超高熱光弾とされているが、映像上では発射前に指先から小型の弾頭が迫り出してくる描写もなされていたりする。
また先端がドリル状になった尻尾の「スピニングシーザー」も、これを回転させながら振り回す事で強力な一撃を敵に与える他、胸部のブレストラーにエネルギーを集中する事により、「ペンタゴンバリアー」と呼ばれるバリアを発生させて身を護る事もできる。
単独での勝利こそないものの、単体で巨大化したドーラモンスターとも戦ったり、グリフォーザーとラミイスコーピオンの2体を向こうに回して圧倒するなど、戦闘力は守護獣の中でも高い方である。
人型への変形機構は備わっていない(※)が、ジュウマンモス、トリケラトプス、サーベルタイガーの三体と合体する事で剛龍神になり、ブレストラーとスピニングシーザーは合体して「剛龍槍ドラゴンアントラー」となる。さらに変形して大獣神の頭から両肩を覆うように合体し、獣帝大獣神へとパワーアップさせる事も可能である。
(※ 当初は単体で人型へと変形する案も考えられており、実際に原理試作も作られていたという)
海外版
スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー』シリーズにおいては、第1シーズンでのグリーンレンジャーの専用機である「ドラゴンゾード」として登場。他のダイノゾード(守護獣)との合体で「メガドラゴンゾード」(剛龍神、ドラゴンゾード・バトルモードとも)となる点は原典と同様だが、同作ではドラゴンダガー(獣奏剣)がパワーの源ともなっているようで、ダガー無しでの操縦の際にはパワーが低下するという弱点も持つ。
また他のダイノゾードが、第2シーズンよりサンダーゾード(気伝獣)としてパワーアップする形で続投したのに対し、ドラゴンゾードのみグリーンレンジャーのパワー消失に伴って姿を消しており、後に第2シーズン終盤で偽者のトミーが登場した際、彼が奪ったドラゴンダガーによって召喚される形で再登場した事から、第2シーズンでのホワイトレンジャーの専用機であるホワイトタイガーゾード(ウォンタイガー)とは別個の存在として扱われているようである。
関連タグ
パラサロッキル ザクトル タイガランス - いずれもスーパー戦隊シリーズのうち、他の恐竜モチーフの作品に登場するグリーン戦士の巨大戦力達。このうちパラサロッキルのみ、パートナーとなる戦士が不在という点で相違している
爆竜ティラノサウルス ドリケラ - こちらも同じく恐竜モチーフのスーパー戦隊作品に登場する、ドリルを備えた巨大戦力達
ブイレックス - 『未来戦隊タイムレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。こちらも恐竜をモチーフとし、基本的には自らの意思で行動しながらも、追加戦士からの外部操作でコントロールされるなど、様々な麺で共通項を持つ。他方でこちらは単体での人型形態への変形機構を有している、といった相違点も持ち合わせている
豪獣ドリル/豪獣レックス/豪獣神 スーパーゼンカイザー/ゼンカイジュウオー - いずれもデザインモチーフの一つとして、ドラゴンシーザーが(前出のブイレックスとともに)取り入れられている
追加戦士が使用する巨大戦力