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第43回ジャパンカップの編集履歴

2023-11-30 01:19:54 バージョン

第43回ジャパンカップ

さいきょうのしょうめい

府中最後の大一番も、最強馬のショータイムだった。

概要

年内の東京開催を締めくくる大一番として定着しているジャパンカップ

この年も大一番に相応しい超強力ラインナップが揃うこととなった。


など。


海外馬の参戦は1頭で、フランスからイレジンを迎えた。また、昨年に続いて地方所属馬の参戦があり、今回は兵庫から2頭を迎えた。


  • 女性騎手の騎乗は90年にファントムブリーズにJ.クローン騎手が騎乗(14着)して以来33年ぶり2度目。JRAのG1で女性騎手が複数騎乗するのは史上初となった。
  • イレジンのヴェロン騎手と、ヴェラアズールのH.ドイル騎手はJRA・G1初騎乗。女性騎手以外ではクリノメガミエースに騎乗する兵庫の吉村智洋騎手もJRA・G1初騎乗となる。

出馬表

※11/25変更 チェスナットコート/田中学(兵庫)→田辺(美浦) 負傷のため


前評価

人気オッズ
1イクイノックス1.3
2リバティアイランド3.7
3ドウデュース13.1
4タイトルホルダー18.5
5スターズオンアース25.9

やはりというか、ここまで連対率100%とまったく底を見せていないリバティアイランドとイクイノックスの2頭に人気が集中した。


主にレース展開に影響するであろう要素として挙がったのはリバティアイランドが斤量差4kgのアドバンテージを持っている事、イクイノックスが秋天からの中3週ローテである事、そしてパンサラッサとタイトルホルダーの逃げ馬コンビが揃った事でハイペース戦の消耗戦が想定される事が不確定要素と考えられる要素となった。

地方馬も交えたフルゲートによる混戦も考えられたが、内枠にリバティとイクイノックスを筆頭に多くの有力馬が集中したため出遅れなどの事故さえなけなければ上位人気馬はいつものレースになるであろう事が考えられた。


展開・結果

やはりというかパンサラッサが単独で飛ばし、1000m57.6と12Fとしては超がつくハイペースに。離れた2番手をタイトルホルダーがとり、イクイノックス・リバティアイランドら人気馬は揃ってそこから離れた集団の前に付けた。

パンサラッサは直線半ばまで粘り、後方集団前目から進出したイクイノックスがパンサラッサを躱すと後続との差をどんどん広げ、そのままゴールまで突き抜けた。番手のタイトルホルダーは切れ馬に屈し5着まで。


着順タイム/着差
1イクイノックス2:21:8
2リバティアイランド4
3スターズオンアース1
4ドウデュース¾
5タイトルホルダー2

  • 戦いの後、イクイノックスのルメール騎手と、リバティアイランドの川田騎手が馬上で握手を交わしたが、これがウマ娘アニメ3期5話にあった「キタサンブラックとドゥラメンテの握手」とそっくりになった(それぞれの父馬)。
    • 奇しくもこの日の昼休憩時に行われた、ファンファーレ担当の陸自音楽隊の演奏会ではウマ娘3期OPテーマ「ソシテミンナノ」が演奏されていた。
  • これでG1・6連勝としたイクイノックスは獲得賞金がJRA史上初の20億円を突破し、父キタサンブラックや今回12着に敗れたパンサラッサも超えて歴代1位の獲得賞金となった。
  • ルメール騎手は本レースはアーモンドアイで制した20年以来3年ぶり4勝目、木村哲也調教師は初勝利。
  • 2着リバティアイランドはG1の連勝が4でストップしたが、古牡馬相手でもその力が通用することを示して連対率100%をキープした。3着スターズオンアースも不安要素を跳ね返し複勝率100%をキープと安定感を示している。
  • イクイノックスの父キタサンブラックは4歳時の16年に本レースを制しており、親子制覇となった。また2着リバティアイランドの父はドゥラメンテのため、現役時代に一度も先着できなかった相手に種牡馬としてリベンジを果たした形となった。
  • 1着にイクイノックス、2着にリバティアイランドと順当に来たことにより、枠連、ワイド、馬連、馬単の組み合わせでレース最低配当を記録。単勝も2006年のディープインパクトと並ぶ最低配当タイだった

動画

フジテレビ系列(実況:倉田大誠)


ラジオNIKKEI(実況:)


余談


専門誌が独自で出走を想定している馬を11/8時点に紹介した記事の段階では、出走予定が僅か9頭しかいなかった。開催まで1ヵ月を切ったというこの状況でこれだけしか出走の意向が見えなかったというのは珍しい事態だった。

理由の一つとして考えられたのはイクイノックスとリバティアイランドという直近で強い勝ち方をした有力馬と、それに食らいつくだけの猛者ばかり集まったことが考えらえれる。本来ならGⅠが取れておかしくない有力馬が真っ当なパフォーマンスを見せてもこのレースでは10着にも届かない惨敗になるかもしれない。そう思わせるだけの実績を積み上げてきたメンバーが既に集結し、SNSでは「怪獣大決戦」などと呼ばれる様相を呈していたためだ。

そのままジャパンカップ史上最少出走頭数による開催もあるか?とも騒がれたが、スターズオンアースとクリノメガミエースの出走表明を皮切りに出走表明が次々と報じられ、最終的に海外馬2頭、地方馬2頭を含めた21頭が出走登録するに至った。


急に地方馬まで含めて一気に出走表明がされたことについて、SNSでは「10着でも出走手当が1000万円になる事を狙った馬が一気に来たのでは?」という意見が出てきた。

これに対してニシノデイジーセイウンスカイの馬主として知られる西山氏がX(旧Twitter)にて苦言を呈した。(西山氏のポスト内容はこちら

前述の通り、生半可な意気込みではそもそも10着にすら届くことすら不可能と思っていい状況であり、何より世界の有力馬も集まるGⅠレースに出走するという決断をする意味がどういうことかを伝える内容となっている。

また、日本中央競馬会競馬施行規定 第7章出走馬 第81条には「競走に勝利の得る意志のない馬を出走させてはならない」と記されており、そもそも負けることを前提に出走登録することは許されない行為なのだ。


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前回(2022年)/次回(2024年)


2012年…「当時の最強馬vs牝馬三冠」という構図が似ていた。

2020年…これも「当時の最強馬vs3歳3冠馬2頭」という構図。

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