演:石丸謙二郎
概要
時の列車「デンライナー」の全権を握っている、謎の多い正体不明な人物。
たまに食堂車に現れては良太郎やハナ達に接したり、ナオミが作った旗つきチャーハンを見事なスプーンさばきで旗を倒さないように食べるが、途中で倒すと変顔を見せた後、チャーハンを残したまま席を立つ。
また多種多様なスプーンを収集しており、同じく食堂車で磨いていたりもする。
時の運行を第一にしているため、時の運行を乱そうとする者はもちろん、デンライナーのルールを破る者にも厳しいが、決して堅物ではなく、粋な計らいも出来る人物でもある。
度々デンライナーが乗っ取られることもあるが、作品の端々で魅せるスペックを見る限りには最強人物といってもいいのかもしれない。
また、未来の分岐点であるターミナル「キングライナー」の駅長と顔が瓜二つだが、血の繋がりはない。
チャーハン崩し勝負のライバルであり、TV本編の最終決戦の裏側でも熱い勝負を繰り広げていた。
また、決して戦闘においては全くの非力というわけではなく、愛用のステッキで護身に使用することも多い。
また、上着の内ポケットに専用のデンガッシャーを忍ばせており『クライマックス刑事』では鮮やかにガンモードを組み立て、チャーハンの旗型の催眠針を放ち、当たった相手を眠らせるという技も披露している。
「車内では・・・お静かに。」
『クレヨンしんちゃん』スペシャル『仮面ライダー電王+しん王』に登場した際には冒頭で『世界の車窓から』風なナレーションをしたり、劇場版『さらば電王』ではマシンデンバードの代わりに自転車を漕いで動かしたりする等、度々中の人ネタも披露している。
何気に『劇場版電王』&『超電王トリロジー』の全てに登場して皆勤賞な上、『レッツゴー仮面ライダー』『スーパーヒーロー大戦』『平成ジェネレーションズFOREVER』『スーパーヒーロー戦記』にも登場しているので、2021年時点で映画11作品に登場している事になる。
もはやタロスズにも匹敵するほど『電王』を代表するキャラクターになったと言っても過言ではない。
クロスオーバー作品ではライダーなどの歴史やそれに関する記憶についての解説役のような立ち位置にいることが多い。
その発言は作品世界だけの事情に止まらず、明らかにメタ発言と呼べる物も存在し、『スーパーヒーロー大戦』では、「仮面ライダーの枠が無くならなければ、戦隊の枠は生まれなかったのですから」と述べている他、『レッツゴー仮面ライダー』ではキカイダーをはじめとした石ノ森ヒーローについても知っていた。