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ファウンデーション王国の編集履歴

2024-02-02 20:38:43 バージョン

ファウンデーション王国

ふぁうんでーしょんおうこく

ファウンデーション王国とは、劇場版アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する国家。

他のファウンデーションについては→ファウンデーション

概要

プラントからの支援によって、地球連合の1つユーラシア連邦から独立した新興国家。

王政を敷き、アウラ・マハ・ハイバルが女王を務める。


世界平和監視機構コンパスブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案してきた王国だが、親衛隊ブラックナイトスコードの隊員は宰相のオルフェがコンパスの初代総裁ラクス・クラインをエスコートした際に、コンパスのメンバー達に不遜な態度を取っており、早くも雲行きが怪しくなっている。


新興国家ながらも、技術と経済はめざましい発展をしており、とりわけ軍事力は中々のもので高性能な新型モビルスーツ『ブラックナイトスコード』の開発の他に、地球連合やザフト、オーブ連合首長国ですらまだ実現出来ていなかった「モビルスーツの無人機運用」をもいち早く実現させており、保有する兵力以上と思われるその軍事力は決して侮れない物となっている。

にも拘らず、コンパスに共闘を持ち掛けたその理由は不明。


フリーダム強奪事件

親衛隊ブラックナイトスコードが、本編の半年前に起きたフリーダム強奪事件(厳密にはストライクフリーダムの強奪)を解決している。劇場アニメ版では、ブラックナイトスコードによってストライクフリーダムが撃墜されている回想のみで詳細は不明だった。同作の小説版によると、ストライクフリーダムアークエンジェルに引き渡されてオーブ連合首長国へと持ち運ばれる際に、アークエンジェル艦内にテロリストが侵入してストライクフリーダムを強奪し、地上の施設へと襲撃し始める。その襲撃現場に親衛隊ブラックナイトスコードのMSが駆けつけてきてテロリストが駆るストライクフリーダムを圧倒的な性能差で撃墜、一連のテロ事件を鎮圧したことが語られている。

一方で報告を受けたカガリは、事前に知っていたかのようなブラックナイトスコード隊の介入のタイミング、彼らのMSの突出した高性能に不信感を抱いていた。

実際に、ストライクフリーダムの引き渡しのタイミングにテロリストが侵入し、アークエンジェルの艦内ドックからストライクフリーダムを真っ先に強奪、さらにキラ用に調整されたストライクフリーダムを苦も無く運用できた事など、不自然な点が多い。また、ストライクの頃からMSにロックを掛ける事が出来るにもかかわらず、特に厳重に管理しているであろうストライクフリーダムが、テロリストにあっさり強奪されているのも不審点である。


行政機関


保有兵器



余談

  • ユーラシア連邦について

独立元のユーラシア連邦は「SEED」の時点から独立運動が血気盛んであり、ハイペリオンの試作3号機が強奪されて旗印にされるなどの事件も度々起きていた(スニーカー文庫「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」など)。さらに、「SEED DESTINY」の頃にはデストロイによる独立運動の掃討作戦も行っていたが、新興国としてファウンデーション王国は独立に成功している。「SEED FREEDOM」小説版では元々属国であったファウンデーションの独立を阻止しようと武力に訴えたが失敗、これを皮切りにユーラシア連邦への不満を持った各地が次々と独立の動きを見せており、それの対応に追われて弱体化していた。


また、ユーラシアでは、メンデルで行われていたスーパーコーディネイターの研究を一部引き継いでおり、かつてアークエンジェル隊と一悶着起こした軍人のジェラード・ガルシアを含め、不特定多数の人間達がキラ・ヤマトの出生の秘密を把握していることが、外伝作「機動戦士ガンダムSEED_X_ASTRAY」にて描かれている。


少なくともガルシア自身は失脚したのか既に表舞台から消えたようだが…?


また、ユーラシア連邦領内にある軍事企業としてはデストロイや連合系大型MAを開発したアドゥカーフ・メカノインダストリー社やハイペリオンを開発したアクタイオン・インダストリー社が存在している。


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

ブラックナイトスコード


ギルバート・デュランダル


ゆかり王国…元首の中の人からこう呼ばれることも。






























































ネタバレ注意!!






























その実態は、かつてギルバート・デュランダルが提唱するもキラやラクス達によって否定され潰えたデスティニー・プランがほぼ完全に施行された国家


目覚ましい繁栄も、実際は彼女が『コーディネイターを越える種』として産み出した存在「アコード」の主導によるもの。

彼らはアウラによる遺伝子調整で政治や軍事などの適正に特化した才能・役割を与えられており、優れた施策や軍事力もこの産物。つまり女王による王政と言いつつ行政関係は丸投げ状態である。

一方そのアコードたちはアウラ・マハ・ハイバルを「母親」として心酔し切っているため、ファウンデーション王国の実態は「アウラの意向を施行する独裁国家」になっている。


また、経済発展によって恵まれた生活を享受する人々の裏では、デスティニー・プランによって淘汰された人々がスラムを形成しそのスラムの人々を公権力たる兵士たちが白昼堂々殺害するなど、プラン実行による弊害も見て取れる。

その歪さは軍事方面にも見受けられ、ファウンデーション王国が開発した最新鋭MSは、親衛隊ブラックナイトスコード専用機(つまりアコード専用機)のみで、通常の軍隊には旧式を改修したジン-Fやディン-Fが配備されている。

その親衛隊麾下のMSに至っては無人機のみで、ブラックナイトスコードに不足している「火力」を補うためだけに配備されている状態。

「軍隊」と称しながら、その本質は極少数のエースによる一騎当千の活躍のみに特化しており、通常の軍隊は親衛隊が現場に駆けつけるまでの時間稼ぎが出来れば良い、という考えなのだろう。


劇中ではブルーコスモス残党制圧作戦の最中、アウラ女王と女王親衛隊の暗躍によってキラがユーラシア連邦領への侵犯を起こしてしまい、混乱の中ファウンデーションへの威嚇に配備されていた戦術核ミサイル3発が発射。1発は撃墜されるももう1発がファウンデーション首都を壊滅させ、遅れて発射された3発目は戦場の只中で起爆。ブルーコスモス残党は拠点ごと消滅し、巻き込まれたコンパスは投入戦力の殆どを失う甚大な被害を受けた。


……が、実際はこの核ミサイル発射自体アウラたちの策略、要は自作自演であり、アウラ女王と女王親衛隊は王国から前もって脱出し、すでに占拠していた軍事要塞アルテミスへ移動。報復として秘密裏に修復し改良まで加えた戦略兵器レクイエムを発射し、ユーラシア連邦の首都モスクワを焼き尽くした。

その後、オルフェが自らの出自を語ると同時に、地球へ自分達アコードによる「デスティニー・プランを用いた世界統治」を受け入れる事、従わない場合はレクイエムで容赦なく攻撃する事を宣言。またプラント及びコーディネイターに対して蹶起するよう呼びかけ、事前に協力体制を敷いていたプラント強硬派のクーデターを後押しする格好になった。

しかし、生存していたキラたちの暴露で「ユーラシア連邦の核攻撃はアウラ女王と女王親衛隊が仕掛けたマッチポンプ」と明らかにされてしまい、「大国の核攻撃の仇を討つ新興国家の報復」と言う大義名分すら失い、目的のためなら自国すら焼いてみせるというコズミック・イラ史上最悪の大虐殺者であることが露呈している。

それでもレクイエムという切り札で打開を図るも、その手のことごとくをキラ達によって潰され、最終的にアウラやオルフェ、ブラックナイトスコードといったアコードとその関係者全員が戦死。

先述の通り自分たちで国土を完全に破壊した事もあり、国家としては完全に崩壊・消滅と相成った。


なお、このマッチポンプの周到さからフリーダム強奪事件もファウンデーション王国によるマッチポンプの可能性も考えられる。ただし、真相は不明である。

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