ギャオス
ぎゃおす
ガメラシリーズの多くの作品に登場した怪獣である。
概要
ガメラ以外に昭和と平成、そして令和にまたがってシリーズに登場している唯一の怪獣で、ガメラシリーズを代表する人気怪獣でもある。登場作品の多さから、「ガメラの永遠のライバル」とも称されることも多い。
命名の由来が「ギャオーッと鳴くから」というのは有名なエピソードである。
昭和シリーズに登場したものを昭和ギャオス、平成シリーズのものを平成ギャオスと俗に呼称する。
昭和版、平成版に共通する設定として
等が存在する。
巨大な翼を有することから俗に怪鳥と呼ばれるが、平成ガメラで言及される通り「羽毛が無く、牙がある」という特徴を持っており、鳥とは言えない生物である。どちらかといえばコウモリなどに近いが、哺乳類でもないので普通に翼竜か飛竜といった方が正確かもしれない。
外宇宙の惑星での繁殖や成層圏への超短時間での到達など、異常ともいえる空戦能力を持ち、宇宙空間での生存能力も示唆される。
大型の個体は登場していない。95年版を思わせる見た目だが、幼体も二足で立っている様子が確認され、口周りが白っぽく、2015年の記念映像に登場したギャオスのように背中にはドラゴンを思わせるトゲが生えている。
その他
- メインの敵役以外にも、その他のガメラ作品にもたびたび登場しており、事実上ガメラのライバル的存在として認識されている節もあり、人気の高さを窺わせる。
- 『ガメラ2000』では、地球侵略をたくらむエイリアンがオリジナルの遺伝子にさらに手を加えて生み出した生体兵器として、多数の亜種が登場している
- 昭和時代の子供向け雑誌によると巣の内部には「幼虫」もいたり「ギャオスの墓場」も存在する(参照)という平成版に負けず劣らずの変態ぶりである。
- 2020年に行われた『戦姫絶唱シンフォギアXD』とのコラボイベント「ガメラ大怪獣絶唱」では『ガメラ3』の続編ということになっており、その平成版の種が登場している。
しかし、あの京都の戦いの後にガメラが休眠状態に入ってしまったらしく、それからの約20年間人類はギャオスの大群の襲撃に晒され続け、遂には絶滅の一歩手前にまで追い詰められてしまったことが語られている。
- 『攻城戦記◆バハムートグリード』では、昭和版と平成版のデザインの両方を取り入れた様な姿になっている。