概要
この台詞が飛び出たのは、スーパーヒーロー大戦のネット版スピンオフ作品「スーパーヒーロー大変」の「仮面ライダー殺人事件」。
仮面ライダー部の部室で何者かに殺害された仮面ライダーディケイド。その犯人を推理していたフォーゼが最初、密室であったライダー部でディケイドが殺害されていたことから
「密室の中で犯行が行える者といえば…忍者!忍者と言えば忍風戦隊ハリケンジャーだ!」
と、ハリケンジャーのハリケンレッドを容疑者として疑う。
それに対してハリケンレッドは「忍者の戦隊なら忍者戦隊カクレンジャーもいる!」として、ニンジャレッドを容疑者として指名。
それに対しニンジャレッドは「そもそもライダー部は(月にあるラビットハッチの中にある為)宇宙にあるから宇宙船がないと来られない。宇宙船を持っている戦隊である海賊戦隊ゴーカイジャーが怪しい!」
と、ゴーカイレッドを容疑者として指名。
それに対しゴーカイレッドは「宇宙船を持っている戦隊なら他にもいる」と容疑を否認しつつフォーゼに「そもそもなぜお前は戦隊ばかり疑うんだ?ライダーだって怪しいだろ」と指摘。それに対してフォーゼが返したのが
「ライダーがライダーを殺すはずがねえ!なぜならコレは、ネット版スーパーヒーロー大変だからだ!」
この台詞である。
それを聞いたゴーカイレッドは「なるほどな…納得だぜ。」と1人納得し、ハリケンレッドとニンジャレッドから「納得すんな!」と突っ込まれた。
ライダーがライダーを殺すはずがない?
そんなことはない
特に仮面ライダー同士が、最後の1人になるまで殺しあう仮面ライダー龍騎を知っているファン達からすればそう突っ込みたくなるだろう(実際、作中では仮面ライダー史上最凶最悪のライダーによって三人のライダー(TVSPではもう1人)が死んでいるし、TVスペシャルでは別のライダーと2号ライダーもライダーを殺害している)。
更に龍騎以降からフォーゼまでの平成ライダーシリーズでも
-仮面ライダーランスと仮面ライダーラルクを殺害した仮面ライダーグレイブ
-仮面ライダーザビーを殺害した仮面ライダーケタロス
-その仮面ライダーケタロスを殺害した仮面ライダーコーカサス
など、主にダークライダーではあるが仮面ライダーが仮面ライダーを殺害することは多々ある為、フォーゼのこの台詞は間違っているのである。まあ、全ての仮面ライダーと友達になることを目標としているフォーゼからすれば、『仮面ライダーが仮面ライダーを殺すなんてことがある訳ない!』と思うのは仕方がないだろうが…
なお、この作品の「戦隊ヒロイン殺人事件」の方では、戦隊のピンクばかりが殺害されると言う事件が起こり、ゴーバスターズが事件の容疑者として仮面ライダーオーズを疑っており、その際オーズに「戦隊だって怪しいじゃないか!」と指摘されてブルーバスターが
「戦隊が戦隊を殺すはずがないだろう!」
と返しているが、戦隊が戦隊を殺したことは本当にない。
因みに
最初に『忍者』が犯人だと推理して忍者の戦隊であるハリケンジャーを疑ったフォーゼだが、実は仮面ライダーの中にも忍者と呼ばれているライダーは存在する。
「ライダーがライダーを殺すはずかねえ!」と全否定していたフォーゼだが、後の劇場版作品である仮面ライダー大戦ではスカイライダーを空中戦の末に倒して消滅させ、自身もその直後に仮面ライダーJによって倒されて消滅させられている(……しかし、実際はある人物の策で敵組織に「昭和ライダーと平成ライダーが争い合っている」と思い込ませる為の芝居であり、本当に殺したわけではない)