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仮面ライダーG電王

かめんらいだーじーでんおう

「仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー EPISDE YELLOW お宝DEエンド・パイレ~ツ」に登場する仮面ライダー。

レイジ「そんなに自分を消したいなら、俺が消してやる!変身!」

イブ「海東大樹!時間を盗もうとした容疑で逮捕する!」

イブ「この世界は人工イマジンが管理する!」

  「時間の完全なる管理のため、人間は全て排除する!!」

CV:古川雄大(レイジ変身時)/高橋広樹(イブ暴走時)

スーツアクター:伊藤教人

変身者

黒崎レイジ

・イブ

概要

時間警察の捜査官・黒崎レイジGデンオウベルトライダーパスをセタッチすることで、人工イマジン・イブの力をまとって変身する時間警察所属の仮面ライダー。「G」は「Government(統治)」の略称。

デンガッシャーを武器として使用する点を除けば、ライダーパスで変身する中でも独特なシステムを持つ。

まず、G電王は固有のフォーム名を持たないため、変身時に音声が発されない。変身後のセタッチする際は、強力なバリアを展開する「パーフェクト・ウェポン」を発動する。

スペック

身長196cm
体重98kg
パンチ力7t
キック力10t
ジャンプ力ひと跳び40m
走力100mを3.8秒

海東大樹を狙わせたことから、全ての性能で仮面ライダーディエンドを凌ぐ。

キック力と走力では仮面ライダー電王 クライマックスフォームと並ぶ高いスペックを誇り、単純な数値のみを見ると、電王のダークライダーの中でも随一。膝蹴り一発で象すらも倒すことができる

ただし、パンチ力は1tと僅差だが、ジャンプ力では10mと大差をつけられている。

加えて、人工イマジン・イブ(後述)の解析による敵の動きを先読みできることから、戦闘能力は非常に高い。ただし、連携技では一人目の行動は読めても、二人目以降の動きは読めず、劣勢に追い込まれる。

複眼「レッド&ブルースキャンアイ」で対象をアカシックレコードと照合させて善悪を測っている。

この他にも、イブの力で時の列車を使わずに時間を行き来することができる。

必殺技

イブの「パーフェクト・ウェポン」のコールと共に発動。

  • ワールドバニッシュ

バリアを展開し、敵の攻撃を防ぎながら、デンガッシャーガンモードから無数の赤と青のエネルギー弾を発射する。

  • ワールドエンド

劇中未使用。デンガッシャー十手モードを使用する必殺技。

ツール

ライダーパス

警察手帳を兼ねている他、転送機能や手錠をかける機能が備わっている。また、レイジがライダーパスを操作してケータッチを転送したことから、スマートフォンのような機能も内蔵されていると思われる。

通常は、イブの顔が出現する。イブの顔は立体造形になっているため、下記のCSM版玩具では通常のライダーパスと異なり、逆向きに折り畳めないようになっている。

現実世界では、モバイルSuicaやモバイルPASMO、身分証機能付きIC乗車券などに相当する。このパスがスマートフォンだとするならば、のちに登場する先輩ライダーの新たな形態に先駆けてスマホで変身した初の仮面ライダーと言える。

Gデンオウベルト

待機音声は仮面ライダーガオウのものを編集したもの。サイレン音をイメージしているためか、最初に鐘の音が2回鳴る(ちなみに、ガオウの変身音にも鐘の音が入っている)。

フォームスイッチも存在するが、黒一色になっており、機能は不明。

DX版は発売されず、『CSMデンオウベルト&ケータロス』で初めて玩具化された。ただし、デンオウベルトに専用バックルパーツを被せるように装着する仕様になっているため、細部の形状が微妙に異なる。

デンガッシャー

電王と同じものだが、ガンモードの組み方は電王のものとは違い、オーラアックスが展開されている。

ガンモード、十手モードを使用した。

玩具でも再現することができる。

イブ

CV:高橋広樹

時の運行を管理する時間警察が作り上げた人工イマジン。普段はレイジの持つライダーパスに意識が埋め込まれている。

G電王に変身した際は、の装甲の一部になるが、詳細は不明。ちなみに、会話する際はが赤く光るため、ゼロノスとは異なり、意識が存在する可能性もある。

人工的に生まれた存在であるためか、融通が利かない堅物な性格である上、他のイマジンと同じく傲慢かつ独善的な一面を持っており、内心では人間を感情に左右されて完璧な行動ができない生物として見下している。

しかし、自身と同じようなタイプであるレイジに対しては絶対的な信頼を寄せており、レイジに対して様々なアドバイスを与える。

物語の終盤、レイジは海東大樹の行動により、自身を捨てたと思っていたの本当の気持ちや大樹の行動の真意を悟ったことで彼への憎しみが薄れ、母と大樹を許そうとすると、突然イブが「これだから人間は、信じられない!!」と本性を露わにすると、レイジを見限って暴走してしまう。

感情に全く左右されることなく完璧に世界を管理しようと目論み、単独でG電王に変身した(実際は、他のイマジンが契約後に実体化する過程と同じ方式だったため、変身システムを利用してG電王の姿で実体化した)。

上記にある通り、未来人の精神体たるオリジナルイマジンとは異なり、人工的に生みだされたとはいえ、本質自体がイマジンたちと同じであるゆえに、“人間を全て消し去れば歴史を改変しようと目論む者もいなくなる”=“時間を完全に管理することに繋がる”というイマジン特有の勝手な解釈による判断から全ての人間を排除しようとした。

自身が持つ完璧な判断力でタロスズ及び仮面ライダー電王を圧倒するが、最後は仮面ライダーディエンドとの連携で正面突破した仮面ライダー電王 クライマックスフォームの必殺技を受けた後に、仮面ライダーディエンド コンプリートフォームが発動した、8召喚の必殺技と「強化ディメンションシュート」を受け、爆散消滅した。

「これだから人間は信じられない」と発言しているが、前述の通り、イブを生み出したのは人間である。本来、イブは人間の平和のために生み出された存在であり、その人間に対し敵意を抱いたことにより、単独で変身できるようになった。

平成・令和になっても「悪の勢力の出自であったり、同等の力を持ったりする」スタンスは変わらない仮面ライダーシリーズにおいて、イブが「自身を生み出した存在(人間)を排除する」ために変身したG電王もれっきとした仮面ライダーであり、「仮面ライダーシリーズとしての電王のこれから」を描いた『EPISODE YELLOW』のラスボスにふさわしい仮面ライダーだったといえる。

余談

名前に電王と入っているが、パトカーをモチーフにしている。モチーフの通り、電仮面はパトカーの形状から仮面に変形する。しかし、スーツの随所に線路の装飾が施されている。

仮面ライダードライブに先駆け、自動車をモチーフにした初(?)の仮面ライダーとして登場した。

関連タグ

仮面ライダー電王 超電王トリロジー Gデンオウベルト

ポリスライダーズ 劇場版限定ライダー ダークライダー

仮面ライダーG4:同じ人造ライダー。こちらも、終盤で変身者の意思に反して暴走兵器と化した。

仮面ライダーゼイン:イブと同じく、絶対的な正義をもつダークライダー。人間が新たに誕生させたAI「ゼイン」が全ての悪を根絶するために、人類を滅亡しようと暴走する

声優ライダー

劇場版限定ライダー

キバーラスカルG電王エターナルジョーカー