FINAL KAMENRIDE DIEND!
概要
『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』に登場する、仮面ライダーディエンドの最強フォーム。
『仮面ライダーディケイド』TVシリーズおよび同作の劇場版では登場しなかったが、『仮面ライダー電王』で登場した異例の最強フォームである。
ディエンドベルトに、G4、リュウガ、オーガ、グレイブ、歌舞鬼、コーカサス、アーク、スカル」のライダーズクレストを順にタッチしたディエンド専用の青いケータッチを装着して変身する。
スカルを除き、平成ライダーシリーズの劇場版限定ライダーにしてダークライダーである。
なお、『電王』の映画に登場したにもかかわらず、仮面ライダーガオウや仮面ライダーネガ電王、仮面ライダー幽汽のライダーカードは配置されていない。また、劇場版が公開されていない『クウガ』のライダーは当然ながら存在せず、スカルのみ平成二期の仮面ライダーであり、夏映画には登場しない。そのため、ケータッチの各ライダーズクレストは8個しかなく、ディエンドの胸のヒストリーオーナメントは4列×2段で綺麗に収まっている。
仮面ライダーディケイドのコンプリートフォームは、その見た目から「遺影フォーム」とファンに呼ばれることがあるが、こちらはカードに描かれているライダー全員が故人であるため、「リアル遺影フォーム」と呼ばれることがある。
なお、本編で海東は劇場版ライダーに多く絡んでいる人物で、こうした縁からコンプリートフォームで召喚するライダーが劇場版関連となっているのかもしれない。
ちなみに各劇場版ライダーとの絡みは以下の通り。
- 仮面ライダーG4:「アギトの世界」で狙っていたお宝が「G4チップ」。
- 仮面ライダーリュウガ:「ファイズの世界」でディエンドと対決し、キバアローで撃破された。
- 仮面ライダーオーガ:「ファイズの世界」で帝王のベルトを入手する。木場のポジション的には2号ライダー同士でもある。
- 仮面ライダーグレイブ:実兄の海東純一が変身した。
- 仮面ライダー歌舞鬼:「ファイズの世界」で仮面ライダーレイと共に召喚されたが、ディメンションシュートの糧となってしまった。
- 仮面ライダーコーカサス:『鬼ヶ島の戦艦』で召喚された。
- 仮面ライダーアーク:直接的な絡みはない。
- 仮面ライダースカル:直接的な絡みはないが、両者とも『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』で登場した。
容姿
ディケイドのコンプリートフォームに比較すると通常形態からの変化はかなり控えめで、マスクにシルバーやゴールドの割合が増えて造形が大幅に変わるわけでもなく、複眼の色も緑からパーソナルカラーのマゼンタへと変わっていたディケイドに対してディエンドは通常形態の時から複眼の色が全く変わっていない。
目立った変化といえば、シグナルポインターのあるライドプレートが長大化してディエンドクラウンとなり、胸部のディヴァインアーマーにヒストリーオーナメントが追加され(ディケイドと違って肩には配置されていない)、アンダースーツがディケイド版とほぼ同じディヴァインスーツSt.(セイント)に変化した事ぐらい。
また、ディケイドライバーのバックルをケータッチと入れ替え、右腰に装着するディケイド版とは異なり、ディエンドベルトに装着されていたエンブレムはケータッチでの変身の際に消滅する。
スペック
身長 | 201cm |
---|---|
体重 | 107kg |
パンチ力 | 14t |
キック力 | 16t |
ジャンプ力 | 60m |
走力 | 100mを3.5秒 |
総合的なスペックでは、キック力以外はディケイドのコンプリートフォームを上回る物となっている。
必殺技(ディエンド)
- アタックライド 劇場版
上記8人のライダーを同時に召喚し、ディエンドに合わせて一斉に必殺技を放つことができる。
対となるディケイドは、ライダーの最強フォームを一体のみ召喚、もしくは各ライダーと共闘していた場合それぞれを最強フォームに変身させられることを考えると、非常に対照的と言える。
- 強化ディメンションシュート
「アタックライド 劇場版」で召喚されたライダーたちの必殺技と同時に放った。
出現するカードが金色に変化している。
- ディメンションバスター
ガンバライドオリジナル必殺技。
ディメンションシュートが分裂し、三列に並べられたカードを潜り抜けて敵に襲いかかる。
カード配置はディメンションシュートのような緑色の螺旋状ではなく、色を含めてディメンションキックのような配置になっている。
必殺技(召喚ライダー)
召喚ライダー | 必殺技 | 備考 |
---|---|---|
仮面ライダーG4 | ギガント | 召喚されたライダーの中で、唯一原典と同様の必殺技を放った。 |
仮面ライダーリュウガ | ドラゴンライダーキック | ドラグブラッカーも突撃する。 |
仮面ライダーオーガ | オーガ・ストラッシュ | 伸びた刃で圧殺せず、黄金の衝撃波を放つ。 |
仮面ライダーグレイブ | グラビティスラッシュ | 黄金の衝撃波を放つ。 |
仮面ライダー歌舞鬼 | 音撃打 業火絢爛 | 初登場。翡翠色の音撃鼓型エネルギー波を放つ。 |
仮面ライダーコーカサス | ハイパーライダーキック | 初登場。 |
仮面ライダーアーク | ライダーキック(正式名称不明) | 初登場。 |
仮面ライダースカル | ライダーキック | 仮面ライダージョーカーに似たキックを放つ。唯一の平成2期ライダー。「スカル、マキシマムドライブ!」の音声も発動された。 |
外部作品への出演
映像作品への登場は初出作に限られており、残念ながらディエンドが客演する映像作品でこの姿になった事はない。
ガンバライド
第11弾から参戦。
宣伝を兼ねて『仮面ライダーバトル ガンバライドスクープ&コミックBOOK 2010年8月号』(小学館)の付録カードとしても登場。
必殺技はライダー召喚は行わず、全て単独で行われている。
なお、メモリアルフィニッシュといった原作再現技が続々と実装された『ガンバライジング』には他ライダーのモデルを作る必要性がある為か、終ぞ実装されなかった。
他にも『ライダージェネレーション』シリーズや『クライマックス』ヒーローシリーズ、『バトライド・ウォー』シリーズなどディエンドCFが参戦しないゲーム作品は数多い。
バトルラッシュ
『アタックライド 劇場版』を必殺技に提げて参戦。
原作通りにライダーをG4~スカルまで全員召喚して必殺技を放つ。
バトルスピリッツ
コラボブースター『仮面ライダー 伝説の始まり』で登場(CB04-054)。
6色全ての属性を備えるスピリットでシンボルは青…ではなく赤。
コスト4以上のスピリットに煌臨でき、自分の手札にあるコスト6以下の系統「仮面」持ちのスピリットをノーコストで好きなだけ召喚できる効果を持つ。
さて、この効果が原作通りに発揮されているのかというと…対応しているのはスカル(CB04-034)だけでリュウガ(CB15-023)、オーガ(CB12-016)はコストが高いので効果の対象外と原作を完全再現できているとは言い難い(上記に挙げたライダー以外のライダーは現状、バトスピに参戦していない)。
立体化
『S.H.Figuarts』、『ソフビヒーロー仮面ライダーW、究極の変身!!編』で立体化。
なお、『装動』はディケイド側がほぼ全形態を立体化したのに対して、ディエンドは『装動 仮面ライダージオウ RIDE PLUS2』にて通常形態が立体化されて以降、CFの装動化の機会がないまま現在に至る。
余談
- ディケイドのケータッチの出自などは謎に包まれている(「なぜ、ネガの世界にあったか」など)が、ディエンドのケータッチも出自などが謎に包まれている(「なぜ、電王の世界にあったのか」、「なぜ、時間警察が保管していたのか」、「なぜ、黒崎レイジはディエンドのパワーアップアイテムだと分かっていたのか」など)。
- スーツはそれぞれ、頭部と肩は通常形態のディエンド、アンダースーツはディケイドのコンプリートフォームの物を改造し、新造した胴体部分に劇場版限定ライダーのライダーカードを貼り付けた物となっている。
- 『仮面ライダーオフィシャルパーフェクトファイル』(デアゴスティーニ)143号の表紙を飾っているのはこのライダーである。
- ディエンド版ケータッチはDX・CSM版共に2024年現在も未発売。
関連タグ
仮面ライダーディケイド 超電王トリロジー 仮面ライダーディエンド
仮面ライダーオーガ 仮面ライダーグレイブ 仮面ライダー歌舞鬼
仮面ライダーコーカサス 仮面ライダーアーク 仮面ライダースカル
ゴーカイシルバー ゴールドモード:三代目遺影フォーム(実際死んだ人もいる)。
劇場版限定フォーム
激情態/最強コンプリートフォーム/アルティメットゴウラム/サイクロンサイクロン/ジョーカージョーカー → コンプリートフォーム(ディエンド) → サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム