「あなたたちのこと、私が全て、この記録に纏めます…」
概要
魔法少女の存在を周知させるために活動を続ける魔法少女。
幼い頃からの親友である「アルちゃん」というマンドラゴラのぬいぐるみと一緒に、情報を集めて手記をまとめている。
かつては極度のあがり症でぬいぐるみを介して話していた。
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 不明 |
学校 | 春方此花学園 |
年齢/学年 | 不明/不明 |
肩書き | - |
願い事 | キュゥべえを未来永劫、自動浄化システムに干渉できなくする力が欲しい |
固有魔法 | 情報を集めて拡散する |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 水滴/緑/ティアラ |
武器 | アルちゃん |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 高尾奏音 |
人物像
魔法少女を記し、人々に伝えようとしている少女。別の地域から父の仕事の都合で引っ越してきた。
魔法少女達を取材しているが、郁美が亡くなったときは自分も取材される立場なら良い気分じゃないと言ったり、魔法少女の治療や作戦会議中には割って入らない良識は持ち合わせている。また魔法少女に関しては公平に纏めたいと思っているため、神浜マギアユニオンばかりでなくプロミストブラッドなどにも接触するが、中立の立場が知られているためか特に警戒される様子はない。
柊ねむが世間に魔法少女の事を広めるため、最後に作った風の伝道師のウワサ(かごめは「リィちゃん」と呼ぶ)に憑依されている。これにより自身への危険を回避でき、自分が見える範囲内で会話を拾ってくれている。風の伝道師のウワサには相手に好印象を持たれる作用もあり、この点も複数勢力への取材に当たって大いに役立った。
他人と話すのが得意でなく、マンドラゴラのぬいぐるみ「アルちゃん」を持ち歩いて腹話術で会話している。このアルちゃんはかつての友人ひばりからのプレゼントであり、腹話術もその友人から教わった(自身の魔法少女ストーリーより)。
メインストーリー第2部におけるキーキャラクターである。
魔法少女として
第11章にてようやくキュゥべえと契約。マンドラゴラを意識した衣装になる。
アルちゃんを独立して動かせるようになり、アルちゃんを使ってキュゥべえを排除したり情報の共有や拡散ができるようになった。
第2部OPムービーでは本編より先行してこの姿で登場している。2021年12月5日の「f4ファンフェスティバル Part3」では、蒼樹うめによるキャラクター設定画が公開され、実際に魔法少女衣装という設定であることが判明した。
ゲーム上の性能
木属性特有の状態異常型。更に木属性の攻撃力を上げたりこちらの異常も解除できる。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×0 | ×1 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 24,735 | 6,607 | 6,872 |
★5 | Lv.100 | 30,916 | 8,257 | 8,589 |
コネクト「今度は私が助ける番だよ!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& 必ず幻惑 & 状態異常解除 |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]& 必ず幻惑 & 状態異常解除 |
マギア「アルベロ・ファンタジア」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ]& 必ず毒(敵全/3T)& 木属性攻撃力UP & HP自動回復(味全/3T)& 状態異常解除(味全) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ]& 必ず毒(敵全/3T)& 木属性攻撃力UP & HP自動回復(味全/3T)& 状態異常解除(味全) |
ドッペル「播種のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅸ]& 必ず毒(敵全/3T)& 木属性攻撃力UP(味全/5T) & HP自動回復(味全/3T)& 状態異常解除(味全) |
専用メモリア「今日から友だち」
震える小さな手で渡されたのはマンドラゴラのぬいぐるみ
サプライズな贈り物に、胸がドキン!と音を立てる
「あの時、ひばりちゃんは知ってたんだよね
私が一番好きな本のことを」
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 佐鳥かごめ |
イラストレーター | 都筑?己 |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.40 | 1252 | 0 | 1152 |
「アクセルドロー」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | Acceleドロー | 5 |
限界突破 | 同上 | 4 |
活躍
期間限定イベント
『新たな息吹より』
メインストーリーに先駆けて登場。終盤にていろはたちを見つける。
時期は序章と第1章の間と思われる。
メインストーリー
第2部『集結の百禍編』
序章『はじまりの記し』
鏡の魔女の結界に迷い込み、「ワタシハ、魔ホウ少女ヲ滅ボスコトヲ、誓イマ、ス」という誓約書に無理やり署名させられるが、環いろはに助けられる。
それをきっかけに魔法少女と魔女の戦いを知り、魔法少女の救済をキュゥべえに願おうとするも、魔法少女を知る謎の人物から止められ、代わりに魔法少女の記録をまとめるよう勧められる。
第1章『前書きは靴音と一緒に』
魔法少女の声に誘われて北養区の電波望遠鏡へ向かう。そこでは大乱戦が行われた後であり、その後キュゥべえと対話しようとする面々についていく形で望遠鏡内部に潜入。
そして対話が終わった後にねむに見つかった。そしてねむにかごめ自身がウワサに憑依されていると説明を受ける。これまで聞こえてきた魔法少女の声はウワサが伝えていたものだった。
その後魔法少女たちを記録すべく行動を開始する。
第2章『微笑みと火花』
いろはたちによるスタンプラリーを利用したキモチ探索作戦に同行した。
だがいろはたちだけを見ているわけにもいかず、今度は結菜達プロミストブラッドを追いかけ始める。結菜を付けていた際に妙な魔力を探知した彼女に発見される。取材されてくれと頼み、結菜から勝手に付いてきて纏めろと承諾される。その後の戦闘では時雨とはぐむに遭遇した。
その次は時女一族へ取材に向かった。静香にとっては魔法少女以外の友達第1号である。
さなとすなおと共にゴロゴロコラボカフェに行った帰りにらんかたちの襲撃を受ける那由他とみかげの反応を探知した。
第3章『内なる常夜の夜明け』
ういがプロミストブラッドに拉致される事件が発生し、自分の中立の立場に悩むが観鳥令から励まされる。
いろはたちがうい奪還の為に二木市に向かう中、彼女は神浜市に残ってキモチ争奪戦を見続けた。魔法少女の事を広める方法に関してリィちゃんから良い方法としてマギウスの二人に協力を頼む事を促され、二人に協力を要請した。
第4章『彼方の群青』
万年桜にて灯花とねむと魔法少女の存在を広める相談をしていた。
第5章『揺れて恋歌に霞む理想』
自分に憑いたウワサを強化することをねむに申し出る。
強化は成功し、不完全だった風の伝道師は完成した姿を現した。
その後時女一族とネオマギウスの戦いの場にやってくる。会館へ向かおうとする際に神楽燦から認識改ざんの影響を受ける危険性があると止められる。ネオマギウス側も彼女の存在は知っており、燦から彼女の理想を聞くことになる。
第7章『トワイライト・レムナント』
ユニオンとプロミストブラッドの最後の戦いを記録するため、ピュエラケアと共に二木を訪れる。
暴走した結菜から魔法少女を守るべく身代わりとして重傷を負ったが、リィちゃんが憑依しているのといろはやプロミストブラッドの魔法少女達の応急処置もあって一命を取り留める。
その際にキュゥべえに契約を迫られるも周りの魔法少女に止められて断る。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
入院中の彼女に代わり、魔法少女への取材はピュエラケアが行う事に。
同じ病室にいて退院間近のうららからは、ラビの「かごめを危険に巻き込みたくない」との考えを伝える形で、「もう魔法少女とは距離を置け」と忠告される。
その後灯花に呼び出されて灯花とねむの自爆を目撃するが、彼女からは魔法少女への取材を止めず、手記に魔法少女達の魔力を込め続けるように言われた。
第9章『光差す正機迷宮』
うららから、太助が魔法少女の救済を諦めた事から魔法少女の活動を纏めるのは無意味だと言われる。
それでも彼女は時女一族に取材し、静香がネオマギウスに加担している事を知ると「時女一族は世間から隔離された人と世間で生きる人の間で埋まらない溝がある」と考え、リィちゃんにちはるとすなおにキモチの石による交信を提案させ、静香を救った事で自身の行動に意味があったと立ち直った。
しかしひめなによる電波望遠鏡の計画が実行されると、みふゆの固有魔法によって他の一般人同様に飲食ができなくなってしまった。
第10章『疾走ドラスティックラバー』
ユニオンとネオマギウスの決戦を見届けた後、再びキュゥべえから契約を迫られるが、今はその時ではないと断る。
「私が願いを叶えるときは魔法少女の笑顔を作れるとき」だと決めているとのこと。
第11章『喜びと悲しみの終幕流転』
各グループのリーダーたちと一緒に、いろはが自動浄化システムを取り戻す場面に立ち会う。
途中キュゥべえや恨みを抱えて魔女化した魔法少女の妨害を受けるが、最後にいろはが自動浄化システムにたどり着くと
キュゥべえを未来永劫、自動浄化システムに干渉できなくする力
を願って魔法少女になり、神浜中のキュゥべえを排除していろはを手伝った。
第12章『結ぶ永久の彩り』
自動浄化システムの展開をしようとした矢先、みことの人格が戻って完全体と化した鏡の魔女によって阻まれてしまう。この状況にかごめはかつてミラーズの中で手下に魔法少女を滅ぼす誓約書にサインさせられたことを思い出す。
鏡の魔女の目論見を阻止すべくいろは達は行動、かごめもいろはからキモチの石を借り受けつつ、アルちゃんを分裂させて各地へ飛ばし、情報収集をさせながらいろはをサポートする。
しかし油断したスキにういが鏡の魔女に殺害され、いろはは絶望するがかごめは彼女を説得する。そして自動浄化システムに戻り、ピュエラケアの活躍で手に入れた魔女の鏡を通じて、これまでの記録をアルちゃんの葉っぱにまとめて過去のいろは達に伝えようとするが失敗する
……かと思われた矢先、葉っぱが光り出し、さらにいろはの巻き戻しの力が発動して葉っぱは過去へ届けられた。これによって未来を知ったいろはは小さなキュゥべえの死を阻止、うい・小さなキュゥべえと融合する。
その後鏡の魔女との決戦では、かごめに憑いていたリィちゃんが時空を超えて魔法少女を呼び寄せ加勢した。
スタッフロールでは手記を出版する予定を決めながら世界中の魔法少女への取材を実現すべく進路を考えている旨が明らかになった。
魔法少女ストーリー
佐鳥かごめ
この話でのかごめはまだ魔法少女ではない。
1話「あのころの追憶」
取材メモを纏めつつ、見返していたその時、昔の頃を思い出す。小さいころから引っ込み思案で友達がいなかったが、ひばりと仲良くなれた時の事を。
あれは小学校に上がりたての頃、同じくクラスに馴染めないひばりを見て声をかけようとしたが上手く声をかけられずに逃げ出す日々。
愛読書である「マンドラゴラの冒険」を読んでいると、いつもその本を読んでるからとひばりが腹話術で声をかけてきた。
ひばりもマンドラゴラの冒険を愛読しており、彼女はぬいぐるみ(後のアルちゃん)をかごめに渡すと同時に友達になろうと誘い、かごめはこれを受け止める。
以来何をするにもひばりと一緒で、貰ったマンドラゴラの人形にアルラウネを由来にアルちゃんと名付け、コミュニケーションもぬいぐるみを通せば上手くいくようになった。
だが中学に上がったある日、父の転勤でかごめは引っ越すこととなったので、ひばりはアルちゃんにおまじないをかけた。
今の自分が居るのはひばりのお陰だと思っていたその時、神浜に行く予定ができたとひばりから連絡が来て、かごめは引越し以来の再会に心躍らせる。
そしてひばりと再会し、神浜を案内しているとネオマギウスのひめな、時雨、ミユリと出会い、買い物に誘われるがかごめはひばりの用事を優先する。
「ひばりちゃんはちっとも変わってない…あの頃の優しいままだ」
2話「ハプニングは突然に」
外国人に話かけられて戸惑う静香を助けるとひばりから褒められ、目的のゲームセンターが見つからなくて困っている二人の前に今度はリヴィアが現れ、正しい道を教えてくれた。
これまでのかごめの知り合いを見てひばりからは好感触。
ゲーセンに着き、ひばりは早速目的のクレーンゲームの景品を一発で入手。ここでは樹里、アオ、結菜と遭遇し、景品を取れない樹里は予想に反してひばりに取ってもらった。
少々ハプニングはあったが、ひばりはかごめに色んな友達がいる事に安心する一方で姿を消してしまう。
結菜達は魔女の気配を感じたため、アオと樹里に魔女を任せかごめと結菜でひばりを保護しに行くが、道中ひばりから自殺を仄めかすメッセージを受信してしまう。
他にも多くの人が魔女に操られており、屋上から飛び降りようとしていた。
「みんなを…ひばりちゃんを…絶対に助け出さなくちゃ…!」
3話「ずっとこの先も」
魔女に操られた人はかなり多く、結菜が食い止めてる間かごめは今日出会った子をはじめ、近くの魔法少女に援軍を要請。魔法少女は手を貸してくれたが、魔女に操られてる人は他の複数の場所にもおり、かごめの所に着けないばかりか更に人が集まり、焼身自殺を図ろうとする。
絶体絶命のその時、静香&すなお&ちはるが駆けつけた事で阻止され、魔女も倒された。
今回戦った魔法少女のアフターケアを考えてか、かごめは更にリヴィアにも連絡を入れていた。
リヴィアのトレーラーハウスにてひばりの無事を確認。ひばりはかごめが神浜の友達に囲まれてる姿を見て嬉しい一方、何の成長もしてない自分にコンプレックスを抱き、その隙を魔女につけ込まれた。
その心の内を知ったかごめは、今度は自分がひばりを助けると思いっきり宣言。ここでひばりは引越し直前にかけた「マンドラゴラのように大声で意見する」「たくさん友達ができる」おまじないが叶った事を明かす。
更にひばりは次会う時は成長した姿を見せる事をかごめに誓うのだった。
「この先おばあちゃんになっても…私たちはずっと友だちだよ」
期間限定イベント
風見野市の魔法少女を取材するため、ういから杏子を紹介される。以降はハコの魔女撃退の糸口を掴むべく神浜市に居る魔法少女と連絡を取り合う。
退院の日、アルちゃんの口を借りた15世紀のフランスに住むトルテという人物からタルト達の事も纏めてとお願いされる。
しかし図書館でも電脳空間でも記録が見つからず、突如人々の記憶を集めた「想いの箱舟」に飛ばされ、トルテと共にタルトについてを調べるようになる。
最終的にトルテが魔法少女となった事でタルトの偉業は守られ、さなにこれまでの魔法少女の取材記録に名前を付けるよう促されると…
…ところで、かごめさんの魔法少女の取材記録…だいぶ溜まってきましたけど
名前とか、つけないんですか?
「マギアレコード」という名前にしようと思ってます
これまで取材した魔法少女達の夏の思い出を読み返していくも、自身は神浜に来て仲間との思い出が無い事に憂いを抱く。
しかしアルちゃんから取材で沢山の魔法少女と関わってきたから昔より成長していると励まされ、自ら行動を起こす。
ふとメッセージアプリを見てみると沢山の魔法少女の名が連なっており、かごめを誘うメッセージが送られているのを見て自分は取材を優先するあまり壁を作っていた事に気づき、いろは達をみたまが主催するイベントに誘った。
メインストーリー関連の取材記録の纏め方に悩む中、灯花が作ったプログラムのAIの登場人物から、今までの出来事を聴く。
このイベントでは、左手中指にソウルジェムの指輪をしておりイベント終盤で魔法少女に変身した。
新米魔法少女として日々魔女退治に励む中、突然相棒のアルちゃんが暴走してひと悶着を引き起こす。
自動浄化システムの異常を知り、万年桜のウワサを訪れたところ同じ事情のやちよと出会い、ねむから異常について説明されるとアルちゃんを使って他のグループの魔法少女を呼び集める。
だが他の魔法少女の活動を見て自分だけ楽をしてるのではないかと思い悩むなか、ねむからみことの本の記録の解析を頼まれた。
みことはアリナやいろはにしか心を開かないので、かごめは自身の能力で本の中身を覗き見るが、拒絶される。それでもみことからはいろはに何もしてない事と、過去と未来の魔法少女も救うといういろはの約束が果たされるまで彼女に力を貸している事を教えられる。
更に次からはいろはの中にいる本当のみことと仲良くなれば態度を軟化させる事と皆の側にみことが何度も見た魔女の気配についても伝えられた。
かごめの百怪波瀾 ~炎夏の宴~
百鬼夜行Ver.となって活躍した。
余談
- 名前が判明する前からすでにイラストが投稿されており「記録ちゃん」と呼ばれていた。
- 魔法少女たちの記録を集めた結果、多くの因果を束ねる存在となりキュゥべえから何度も契約を迫られた。しかし太助や周りの魔法少女に止められたこと、そして何よりも彼女自身が優柔不断だったため終盤まで契約しなかった。
- 特に「魔法少女のことを広めたい」という願いは、湯国市の出来事を知ってから慎重になり、ラストシーンでは太助の手助けをもらいながら魔法少女の存在を少しずつ広めていくことになった。
- リヴィアがかごめを守っていたのは「多くの因果を背負うかごめ1人が魔女化すれば、キュゥべえのノルマが達成されてこれ以上魔法少女が生まれなくなる」という打算だった。
- 2023年12月5日~2024年1月31日の間まで公開されるTV神浜スペシャルチャンネル2023によると、彼女を所持している人数は限定ユニットを含め82,195人。