概要
埼玉県南部の都市。人口は約60万人。政令指定都市を除いた市としては千葉県船橋市に次いで全国2位の人口規模を誇る。さいたま市、蕨市、戸田市、越谷市、草加市と東京都の北区、足立区と接する。
現在は典型的な近郊住宅都市で、55階建てのタワーマンションエルザタワーは県内一の高さを誇る。
2011年に鳩ヶ谷市を編入した(なお元は川口市から一度独立した自治体であり、出戻りした形になる)。
産業
鋳物の町、キューポラの町として有名で、1962年の吉永小百合主演の映画『キューポラのある街』で全国に名を知られた。かつてはベーゴマの多くが川口で生産され、1964年の東京五輪の聖火台は川口の鋳物工場製である。しかし、設備の老朽化と周辺の住宅地化に伴い市街地の鋳物工場は次々と姿を消し、林立するキューポラはマンションに姿を変えた。現在の川口の鋳物工場は電気炉への転換によりキューポラを持っておらず、主要生産品は自動車部品とマンホールの蓋。
市内
元SMAPの森且行が活躍、仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズではさいたまスーパーアリーナの次に有名な川口オートレース場もある。
サッポロビール工場跡地に建てられたアリオ川口、埼玉高速鉄道川口元郷駅前にはミエルかわぐち(旧・ダイエー川口店)郊外にはイオンモールなどもあり商業施設も充実している。川口駅前にはそごうがあったが、2021年2月末に閉店したため、市内からは百貨店が消滅した。
西川口はかつて物騒な風俗街として有名だったが、摘発されて治安が改善し、現在は中国人が多く移住するようになった。プチ中華街という感じになっており、ガチ中華と呼ばれる本場そのままの中華料理店が多いので秘かに注目されている。
また、蕨駅が最寄りの「芝園団地」も川口市にあり、中国人がかなり多く住んでいたりする。
更に80年代半ばからクルド人がイランやトルコから来日し住む様になり、隣の蕨市と共に日本でもクルド人が一番多く暮らす地域となっている。
多くは宗教的理由などから難民申請を申請(許可は下りていない)しているが、2023年の春ごろから、クルド系の住民の犯罪などでと地元住民とのあつれきが話題になっている。しかしこの件はSNSによるデマも多く、かなり誇張された内容が広まっているためネット上の噂を鵜吞みにしてはいけない。
交通
鉄道
高速道路
など